ただ守りたい…〜大事な人を守るには、金と権力と腕っ節…あと諦めない心が必要です〜

ドラると

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第4章 白仮面編

第104話「店長vs梅澤」

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カフェBINGO!


風紀委員の見回りの途中で、カフェにやって来た守里達3人。


ガチャ



美月: どうも~


奈々未: いらっしゃい、美月。守里君とうらぬ…梅澤ちゃんも。


守里: 朝ぶりです。


梅澤: う、梅澤ちゃんだなんて…


奈々未: なんか様子がおかしいけど。


美月: 香蓮は奈々未さんのファンらしいです。


奈々未: へぇ、それは嬉しいな笑


守里: 握手でもしてあげてください。


奈々未: 分かった笑



奈々未が梅澤に手を伸ばす。



梅澤: ありがとうございます!!



固い握手をする2人。



守里: まさか奈々未さんにファンがいるとは。


奈々未: どういうこと?守里君。


守里: い、いえ…



やべ、口が滑った。



奈々未: まぁ良いわ。梅澤ちゃん、これからも2人と仲良くしてね。


梅澤: はい!もちろんです。


奈々未: 笑、可愛い。梅ちゃんって呼んでも良い?


梅澤: ど、どうぞ!!


奈々未: よし、梅ちゃん。店長も待ってるわよ。


梅澤: 分かりました!!今回も勝ちます!!


店長: ほう…せいぜい頑張ると良いよ。



キッチンの方から店長が出てくる。



守里: 店長、こっちに来ても良いんですか?


店長: うん。だってお客さんいないし。


守里: そうですか笑


奈々未: じゃあ、早速用意するから、みんな適当な席に座っといて。


美月: はーい。


守里: 分かりました。


梅澤: ふぅ…


店長: さぁ…やりますか。


奈々未: 注文決まったら呼んでね。


守里: はい。


美月: 私達は何にする?


守里: さすがに時間かかるかもだから、ゆっくりポテトでも食べない?


美月: 良いね。


守里: 飲み物はなんにする?


美月: 私は、コーラ。ポテトとの相性抜群だから。


守里: 笑、僕もそうする。



そして、2人も注文し、しばらくして…



奈々未: 守里君よろしく!!


守里: はい!



奈々未に呼ばれ、守里はキッチンに向かう。



梅澤: とうとうか。


美月: 食べれなくなったら、遠慮せずに言ってね。私も手伝うから。


梅澤: 心配しなくても、完食するよ。


美月: 笑、頑張って。


守里: 重っ!!


奈々未: やっぱ、やりすぎよね笑


守里: パフェにしては、重すぎです。



ドスン



美月: デカっ…これなに?パフェに分類されるの?


梅澤: …


奈々未: 多分…


店長: 極バナナパフェ。


守里: これバナナパフェなんですか?


店長: うん。僕の最高傑作。


梅澤: 確かに…表面には大量のチョコレート菓子が乗っているが、下には大量のカットバナナがある。それにこのクリームは…


店長: やはり目の付け所が良い…それは、濃厚なバナナクリームだ。


梅澤: やはり…では、早速…



スプーンを手に取り、自分の口へとパフェを運ぶ梅澤。



パクッ


店長: …


梅澤: 美味しい…


店長: それは良かった。では完食できるよう頑張りたまえ。


梅澤: 笑、もちろんです。


守里: なんか店長、この時だけ雰囲気変わりますよね。


奈々未: だね。


美月: 美味しそう…


奈々未: じゃあ、美月も食べてみる?


美月: え?


奈々未: 小さいヤツを、他のと一緒に持ってくるよ。



そう言って、奈々未はキッチンに向かう。



守里: 多分、これの余りを持ってくるんじゃないかな。


美月: そういうことか。


奈々未: はい。ポテトとコーラ2つ、あとバナナパフェね。このパフェは無料で良いわよ。


美月: 良いんですか?


奈々未: うん。


守里: ありがとうございます。


美月: ありがとうございます!!


奈々未: 笑、じゃ、早めにね~


守里: 分かってます笑


美月: 早く食べよ。




15分後…



守里: さすが香蓮。


美月: 食べ終わったね。


梅澤: あぁ~美味しかった。



梅澤は直径30cmの器に山盛りにあったパフェを完食した。



奈々未: 今回も梅ちゃんの勝ちね。


店長: 次こそは…


守里: いや、店長。完食してくれた方がお店的にも良いはずなのに、なんで食べきれないような物を作ろうとするんですか。


店長: …なんとなく。


梅澤: 今回のも、すごく美味しかったです。次回も期待しています。


店長: 笑、楽しみにしといてくれ。


奈々未: まぁ良いんじゃない?普段はお客さんが来なくて、寂しそうにしてたんだから。


守里: そうですね。


美月: お客さんを増やす作戦を考えましょうよ笑


奈々未: 一応、考えてはいるのよ。なんなら、今週末に1つ試そうと思ってることがあるし。


美月: なんですか?


守里: ここのポスターを作るんだ。


美月: へぇ、それはアリかも…


奈々未: 珠美ちゃんに頑張ってもらわなきゃ。


守里: 絵は描かせたらダメですよ。文字とレイアウトだけやらせましょう。


奈々未: なんで?


守里: 珠美は画伯ですから。


奈々未: え?


守里: まぁ、描かせてみたら分かります。


奈々未: そう。なら最初に描かせてみようかな。


守里: そうしましょう。


美月: って、早く見回り終わらせないと、また若月先輩に怒られる!


梅澤: 確かに!


守里: ってことで、そろそろ失礼しますね。


奈々未: うん。


店長: 次が出来たら、すぐに連絡するから。


梅澤: 分かりました。待ってます。


店長: 森崎君、メッセンジャー役頼んだよ。


守里: 笑、了解です。



そうして、3人はお会計を済ませて、カフェを出る。



守里: よし、急ごう。


美月: 珠美ちゃんと優太君のペアよりも早く行かないと。


梅澤: そうすれば、若月さんには怒られないで済むか。


守里: だね。でも見回りを疎かにしたらダメだから、周りをしっかり見つつ、早歩きで行こう。


美月: OK。


梅澤: 分かった。



こうして、守里達は見回りを早めに終わらせて、風紀委員室に戻った。


◇◇◇


風紀委員室


ガラガラ



守里 美月 梅澤: 失礼します。


若月: おつかれ~


珠美: あ、先輩!!


守里: 同じタイミングだったか。


美月: まぁギリギリ大丈夫じゃない?


若月: 何が大丈夫なんだ?笑


美月: い、いや、なんでも…


新里: 先輩方お疲れ様です。


守里: 優太君もお疲れ様。


新里: って、守里先輩も梅澤先輩もその怪我どうしたんですか?!


若月: 2人とも、私と同じように白仮面達とやり合ってきたんだよ笑


新里: あんなに行かないって言ってたのに?


守里: どうしても行きたくてね。


梅澤: 中途半端は嫌だったからな。


新里: でも、解決してきたんですよね。流石です!!!


守里: 笑、ありがとう。


梅澤: チッ///…


美月: あ、香蓮照れてる!!


若月: 褒められるのに弱いからな、梅は笑


梅澤: うるさいです!!


守里: 笑、ってあれ、若月さん。その頬どうしたんですか?



若月の頬が赤くなっているのに、守里が気づく。



美月: 赤くなってますね。


若月: さっき、麗華にやられたんだ。


守里: 若月さんも怒られたんですね笑


若月: お前らが見回りに行った後に、ここに来て、めちゃくちゃ怒られたよ笑


珠美: 若月先輩は、櫻宮先輩に弱いですもんね!!


若月: あぁ笑


守里: 白仮面との戦いでは無傷だったのに、櫻宮さん相手には無傷じゃ済みませんでしたか笑


梅澤: 白仮面よりも、櫻宮さんの方が強いってわけか笑


若月: 笑、かもな。


新里: さすが生徒会長ですね。


若月: それで、見回りの報告は?


守里: 特に異常はなかったです。


美月: 同じくです。


梅澤: 私も。


若月: そうか。なら帰っていいぞ。ゆっくり休め笑


守里: はい。若月さんも、その頬を早く治して下さいね笑


若月: 分かってる笑


美月: では、失礼します。


梅澤: 失礼します。


珠美: 珠美達も!!失礼します!!


新里: 失礼します。


守里: 若月さん、また。


若月: おう。じゃあな。



ガラガラ



守里: よし、帰るか。


美月: だね。


新里: あ、守里先輩待って下さい。


守里: ん?なに?


新里: 連絡先交換して下さい!!


守里: え?


新里: なんかライバルができた気がするので、負けたくないんです!!


守里: う、うん。もちろんいいけど…



守里は戸惑いながらも、新里と連絡先を交換する。



新里: ありがとうございます!!


守里: 笑、なんか困ったことあったら、相談してもらって良いからね。


新里: はい!!


美月: 良い先輩後輩関係だ笑


珠美: そんなの、珠美達もですよ!!!ね、梅澤先輩!!


梅澤: は?!私?


珠美: はい!!


美月: 笑、そうだよ。なんたって、若様部隊の隊員なんだから。


梅澤: お、おう…


珠美: ってことで、グループ作りません?


美月: それ良いね!!早速やろう。ほら香蓮も携帯出して。


梅澤: え、え…



女子3人の方も、お互いに連絡先を交換し、グループを作った。



美月: よし、これでOK。


珠美: よろしくお願いします!!!


美月: うん。


珠美: 梅澤先輩もよろしくお願いします!!


梅澤: あぁ。


新里: やっぱ、若様部隊ってカッコいいですよね~


守里: え、そう?


新里: はい!守里先輩もそういうの作りません?


守里: いや…


新里: なら、こっちで勝手に親衛隊を作っときます!!


守里: え~



よし、良介君と、優太君は合わせないようにしよう…




to be continued

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