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第4章 白仮面編
第91話「若様部隊の出動」
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月曜日
三高前
若月: よし、行くぞ。
梅澤: …
美月: はい。
珠美: はい!!若様部隊出発!!!
若月: え?なんだそれ。若様部隊?
珠美: 若月先輩率いる部隊ですよ!!団員は、梅澤先輩と美月先輩と私です!!
美月: めちゃくちゃカッコいいじゃん笑
守里: 僕達は?
珠美: 女子だけの方がカッコいいかと思って。なんなら、先輩も優太と部隊作ったらどうです?!
守里: いや、2人で部隊は…ねぇ、優太君。
新里: 僕は、守里先輩の部隊になら、入りますよ。
守里: え?マジで言ってる?
新里: はい!
若月: 笑、ちなみに守里は部隊に入りそうな面子はいるのか?
守里: …ま、まぁ…
守里の頭に後輩の顔が浮かぶ。
良介君なら入るって言ってくれそうだよな…
守里: って、作りませんからね!
若月: そうか笑
守里: 若月さんは、そういうことで良いんですか?
若月: 笑、面白そうだからOKだよ。
珠美: 公認貰えたぜ!!嬉しみ極み!!
美月: 香蓮も良いよね?
梅澤: まぁ、若月さんの部下ってことなら、これまでと変わらないし、別に良い。
珠美: では、改めて部隊長、どうぞ!!
若月: え?わ、分かった…ゴホン…若様部隊!!それと守里と優太!!三高に突撃!!!
珠美: はい!!!!
守里: いや、突撃って…ただ話に行くだけですよ。
梅澤: でも、校舎からめちゃくちゃガン飛ばされてるぞ。
校舎の窓や、屋上からおびただしい数の視線が注がれている。
美月: これって、全部香蓮への視線なんじゃない?
梅澤: まぁ、それもあるだろうが、多分これは…
守里: 若月さんだろうね。
美月: え?
梅澤: 若月さんは、私みたいな奴らの中では有名だからな。
守里: うちの生徒に絡んでた奴らをたくさん、ボコボコにしてきたおかげで笑
若月: うちの生徒に絡んでたのが悪いよ。
美月: そ、そうなんですね。
新里: ちょっと怖くなってきました。入るのが。
珠美: 優太、大丈夫だって。若様部隊がいるんだから!!
守里: それは若月さんと香蓮がいるからだろ笑
珠美: はい!!!私は頭脳担当ですので!!
守里: 珠美、この前の中間、順位どんくらいだった?
珠美: ど真ん中です!!
守里: う~ん…頭脳担当にしては、ちょっと…
珠美: そんなの関係ないです!!珠美は頭脳担当なんです!!
美月: じゃあ、私は?
珠美: 威圧担当です!!
美月: 威圧?
珠美: はい!!美月先輩は、その大きな目で睨みつけて、相手を威圧する担当です!!
若月: 笑、それは適任かもな笑
梅澤: 美月の睨みつけは、私より効果あるだろうし笑
美月: え?そんな?
梅澤: あぁ笑
珠美: 美月先輩が睨みつけたら、みんなビビります!!
美月: …守里、どう?
守里: 確かに、美月のその大きな目で、見つめられたら、固まっちゃうかもね。照れちゃって。
美月: 照れる?
守里: うん。
美月: 守里も?
守里: まぁ、そうだね。
美月: 笑、そっか~なら、私も活用してこ!!
珠美: じゃあ!!美月先輩!よろしくお願いします!!
美月: はーい。
若月: よし、そろそろ本当に行くぞ。
守里: そうですね。
美月: はい!
珠美: レッツゴー!!
新里: ちょっと、梅澤先輩の後ろに隠れてても良いですかね?
梅澤: あ?…別に構わねぇよ。
新里: ありがとうございます!
美月: キョロキョロ
守里: 大丈夫だよ、美月。僕が守るから。
美月: うん。頼りにしてる。
そうして、守里達は三高の敷地に入り、昇降口の前に立っていた、三高の先生と挨拶を交わす。
先生: 君達が、今日うちに来る予定の伊衛能高校の風紀委員さん達ですか?
美月: っ!!
若月: はい。私達の訪問を受け入れて下さり、ありがとうございます。
先生: いえ、能高の校長先生は、私の恩師でして。その先生の頼みなら快く受け入れますよ。
若月: そうなんですね。
先生: ここで立ち話もなんですし、応接室にどうぞ。
若月: はい。
応接室
先生: それで、ご用件はなんでしょうか。能高の先生にも聞いてみたのですが、教えて下さらなかったもので。
三高の先生と若月は、少し豪華なソファに向かい合って座り、話をする。
若月: すみません。私の方から、言わないでくれと頼んだんです。
先生: そうだったんですか。でもどうして、そのようなことを?
若月: こちらにも事情がありまして、逃げられるわけにはいきませんでしたから。
先生: 逃げる…ですか…
若月: はい。そして私達がここに来た目的は、三高のある生徒に聞きたいことがあったからなんです。
先生: うちの生徒にですか…まさか、また何かご迷惑を?
若月: いえ、これまでと同じようなものだったら、わざわざ訪問には来ませんよ笑
先生: そ、そうですよね…
うわ~今の若月さんの笑顔は怖い。
三高の先生も、めちゃくちゃ引いてる…
先生: …その、話を聞きたい生徒というのは…
若月: 江口誠という人物なんですが…第三高校に在籍していますよね?
先生: 江口誠君ですか…すみません…恥ずかしながら、全ての生徒を把握できているわけではなくてですね…
若月: では、他の先生方に聞いてもらっても?
先生: もちろんです…目立つ生徒なら覚えているんですけど…
ということは、江口誠は目立つ生徒ではない…
この三高で目立たないということは、特にヤンチャってわけでもないのか…
どういう人物なんだろう、分からないな。
先生: 他の先生方に伺って来ますので…
そう言って、三高の先生は立ち上がる。
若月: 守里ボソッ
ん?なんだろ。
守里: はい…
守里が若月に近づく。
先生: ?
若月: トイレに行くふりをして、あの先生が江口に情報を伝えたりしないか見張れボソッ
守里: 了解ですボソッ
若月: あの、すみません。この子が御手洗に行きたいと…
守里: すみません…
先生: あぁ、全然大丈夫ですよ。では、ついてきてください。
守里: はい、ありがとうございます。
先生: いえ。
そうして、三高の先生と守里が応接室を出て行く。
美月: 守里に何を指示したんですか?
若月: あの先生が、江口に私達が来たことを知らせないか見張るよう頼んだんだ。
新里: なるほど。
珠美: っていうか、今授業中なんですよね?
若月: らしいな。
ガヤガヤ
珠美: にしては、うるさいような…
美月: 確かに…
梅澤: まぁ、こんなもんだろ。まともに授業受けてる奴は、半分もいねぇだろうから。
新里: 他はずっと喋ってるか、外で遊んでるって感じですかね。
若月: だろうな。ここら辺にある3つの高校の中で、1番荒れてるから。
美月: 能高に転校してきてから、よく分かりますよ…
若月: そうか…美月は元々ここの生徒だったな。
美月: はい…
新里: え?そうだったんですか?
珠美: ここの学校生活はどんな感じなんですか?!
若月: おい…
美月: …大丈夫です、若月先輩。いつまでも、抱え込んでるわけにもいきませんから。
梅澤: ?
若月: …
美月: 全く、楽しくなかったよ。というか、ほとんど覚えてない。
珠美: 覚えてない…ですか?
美月: いや、もちろん少しは、覚えてるよ。
美月は自信が抱えていたトラウマを引き出す。
美月: いじめられてたこととかね。
梅澤: !!
新里: ?!!
珠美: そ、そうですか…ごめんなさい。
美月: 笑、謝らなくて良いよ。守里のおかげで乗り越えられたって、自分では思ってるから。
若月: …それは、良かった。
美月: だから、ここには嫌な思い出しかないかな…なんなら、あの先生も見たことはあったし…
珠美: そうなんですか…
美月: うん…私を迷惑そうな目で見てたのを覚えてる…
梅澤: …いじめられてた美月を迷惑に思っていた、と?
美月: 何かあったら、先生は対処しないといけないからね。それがめんどくさいから、私には早く不登校になるなり、学校に来て欲しくなかったんじゃないかな。
梅澤: クソ…アイツ…
新里: …
珠美: …
若月: …
美月: ほんの最近まではね、私もそれがトラウマで、ずっと壁に閉じこもってたんだ。
美月は病院の一室での、守里との会話を思い出す。
美月: そんな私を、守里が救ってくれた。守里の言葉があったから、こうして元気に生きることができてるし、若月先輩や香蓮、珠美ちゃん、新里君とも仲良くできてるの。
梅澤: …
美月: 正直、まだ、私をいじめてた奴らに会うのは怖いよ…でも、守里の、私を守るって言葉を聞いて、私はここまで来れたんだ。
珠美: 守里先輩…
美月: でね、私決めたの。これからは、私が守里を手助けするって。
美月は前を向き、若月達と目を合わせる。
若月: 笑、頑張れよ。守里は結構無茶なことするからな。
美月: はい!!覚悟の内です。
珠美: た、珠美だって、守里先輩を助けるんですから!!
美月: 笑、そう?それなら、どっちが守里を助けれるか勝負ね!!
珠美: もちろんです!!
若月: いや、何も勝負する必要はないだろ笑
新里: そんな過去が美月先輩にはあったんですね…
美月: なんか、ごめんね。急に話しちゃって。
新里: いえ…あ、でも守里先輩を助けるということでは、僕も負けませんよ。
美月: え?
新里: なんか、同じようなキャラの人がいる気がしますし。絶対にその人には負けません!!
珠美: お~~!!優太!!その意気だ!!
若月: おいおい、優太まで…とにかく今は、江口に話を聞くことに集中だぞ。
美月: はい!
新里: これも、守里先輩を助けることに入りますからね!!
珠美: 頑張るぞ~
梅澤: …
こうして、ただ1人を除き、士気が高まるのだった。
to be continued
三高前
若月: よし、行くぞ。
梅澤: …
美月: はい。
珠美: はい!!若様部隊出発!!!
若月: え?なんだそれ。若様部隊?
珠美: 若月先輩率いる部隊ですよ!!団員は、梅澤先輩と美月先輩と私です!!
美月: めちゃくちゃカッコいいじゃん笑
守里: 僕達は?
珠美: 女子だけの方がカッコいいかと思って。なんなら、先輩も優太と部隊作ったらどうです?!
守里: いや、2人で部隊は…ねぇ、優太君。
新里: 僕は、守里先輩の部隊になら、入りますよ。
守里: え?マジで言ってる?
新里: はい!
若月: 笑、ちなみに守里は部隊に入りそうな面子はいるのか?
守里: …ま、まぁ…
守里の頭に後輩の顔が浮かぶ。
良介君なら入るって言ってくれそうだよな…
守里: って、作りませんからね!
若月: そうか笑
守里: 若月さんは、そういうことで良いんですか?
若月: 笑、面白そうだからOKだよ。
珠美: 公認貰えたぜ!!嬉しみ極み!!
美月: 香蓮も良いよね?
梅澤: まぁ、若月さんの部下ってことなら、これまでと変わらないし、別に良い。
珠美: では、改めて部隊長、どうぞ!!
若月: え?わ、分かった…ゴホン…若様部隊!!それと守里と優太!!三高に突撃!!!
珠美: はい!!!!
守里: いや、突撃って…ただ話に行くだけですよ。
梅澤: でも、校舎からめちゃくちゃガン飛ばされてるぞ。
校舎の窓や、屋上からおびただしい数の視線が注がれている。
美月: これって、全部香蓮への視線なんじゃない?
梅澤: まぁ、それもあるだろうが、多分これは…
守里: 若月さんだろうね。
美月: え?
梅澤: 若月さんは、私みたいな奴らの中では有名だからな。
守里: うちの生徒に絡んでた奴らをたくさん、ボコボコにしてきたおかげで笑
若月: うちの生徒に絡んでたのが悪いよ。
美月: そ、そうなんですね。
新里: ちょっと怖くなってきました。入るのが。
珠美: 優太、大丈夫だって。若様部隊がいるんだから!!
守里: それは若月さんと香蓮がいるからだろ笑
珠美: はい!!!私は頭脳担当ですので!!
守里: 珠美、この前の中間、順位どんくらいだった?
珠美: ど真ん中です!!
守里: う~ん…頭脳担当にしては、ちょっと…
珠美: そんなの関係ないです!!珠美は頭脳担当なんです!!
美月: じゃあ、私は?
珠美: 威圧担当です!!
美月: 威圧?
珠美: はい!!美月先輩は、その大きな目で睨みつけて、相手を威圧する担当です!!
若月: 笑、それは適任かもな笑
梅澤: 美月の睨みつけは、私より効果あるだろうし笑
美月: え?そんな?
梅澤: あぁ笑
珠美: 美月先輩が睨みつけたら、みんなビビります!!
美月: …守里、どう?
守里: 確かに、美月のその大きな目で、見つめられたら、固まっちゃうかもね。照れちゃって。
美月: 照れる?
守里: うん。
美月: 守里も?
守里: まぁ、そうだね。
美月: 笑、そっか~なら、私も活用してこ!!
珠美: じゃあ!!美月先輩!よろしくお願いします!!
美月: はーい。
若月: よし、そろそろ本当に行くぞ。
守里: そうですね。
美月: はい!
珠美: レッツゴー!!
新里: ちょっと、梅澤先輩の後ろに隠れてても良いですかね?
梅澤: あ?…別に構わねぇよ。
新里: ありがとうございます!
美月: キョロキョロ
守里: 大丈夫だよ、美月。僕が守るから。
美月: うん。頼りにしてる。
そうして、守里達は三高の敷地に入り、昇降口の前に立っていた、三高の先生と挨拶を交わす。
先生: 君達が、今日うちに来る予定の伊衛能高校の風紀委員さん達ですか?
美月: っ!!
若月: はい。私達の訪問を受け入れて下さり、ありがとうございます。
先生: いえ、能高の校長先生は、私の恩師でして。その先生の頼みなら快く受け入れますよ。
若月: そうなんですね。
先生: ここで立ち話もなんですし、応接室にどうぞ。
若月: はい。
応接室
先生: それで、ご用件はなんでしょうか。能高の先生にも聞いてみたのですが、教えて下さらなかったもので。
三高の先生と若月は、少し豪華なソファに向かい合って座り、話をする。
若月: すみません。私の方から、言わないでくれと頼んだんです。
先生: そうだったんですか。でもどうして、そのようなことを?
若月: こちらにも事情がありまして、逃げられるわけにはいきませんでしたから。
先生: 逃げる…ですか…
若月: はい。そして私達がここに来た目的は、三高のある生徒に聞きたいことがあったからなんです。
先生: うちの生徒にですか…まさか、また何かご迷惑を?
若月: いえ、これまでと同じようなものだったら、わざわざ訪問には来ませんよ笑
先生: そ、そうですよね…
うわ~今の若月さんの笑顔は怖い。
三高の先生も、めちゃくちゃ引いてる…
先生: …その、話を聞きたい生徒というのは…
若月: 江口誠という人物なんですが…第三高校に在籍していますよね?
先生: 江口誠君ですか…すみません…恥ずかしながら、全ての生徒を把握できているわけではなくてですね…
若月: では、他の先生方に聞いてもらっても?
先生: もちろんです…目立つ生徒なら覚えているんですけど…
ということは、江口誠は目立つ生徒ではない…
この三高で目立たないということは、特にヤンチャってわけでもないのか…
どういう人物なんだろう、分からないな。
先生: 他の先生方に伺って来ますので…
そう言って、三高の先生は立ち上がる。
若月: 守里ボソッ
ん?なんだろ。
守里: はい…
守里が若月に近づく。
先生: ?
若月: トイレに行くふりをして、あの先生が江口に情報を伝えたりしないか見張れボソッ
守里: 了解ですボソッ
若月: あの、すみません。この子が御手洗に行きたいと…
守里: すみません…
先生: あぁ、全然大丈夫ですよ。では、ついてきてください。
守里: はい、ありがとうございます。
先生: いえ。
そうして、三高の先生と守里が応接室を出て行く。
美月: 守里に何を指示したんですか?
若月: あの先生が、江口に私達が来たことを知らせないか見張るよう頼んだんだ。
新里: なるほど。
珠美: っていうか、今授業中なんですよね?
若月: らしいな。
ガヤガヤ
珠美: にしては、うるさいような…
美月: 確かに…
梅澤: まぁ、こんなもんだろ。まともに授業受けてる奴は、半分もいねぇだろうから。
新里: 他はずっと喋ってるか、外で遊んでるって感じですかね。
若月: だろうな。ここら辺にある3つの高校の中で、1番荒れてるから。
美月: 能高に転校してきてから、よく分かりますよ…
若月: そうか…美月は元々ここの生徒だったな。
美月: はい…
新里: え?そうだったんですか?
珠美: ここの学校生活はどんな感じなんですか?!
若月: おい…
美月: …大丈夫です、若月先輩。いつまでも、抱え込んでるわけにもいきませんから。
梅澤: ?
若月: …
美月: 全く、楽しくなかったよ。というか、ほとんど覚えてない。
珠美: 覚えてない…ですか?
美月: いや、もちろん少しは、覚えてるよ。
美月は自信が抱えていたトラウマを引き出す。
美月: いじめられてたこととかね。
梅澤: !!
新里: ?!!
珠美: そ、そうですか…ごめんなさい。
美月: 笑、謝らなくて良いよ。守里のおかげで乗り越えられたって、自分では思ってるから。
若月: …それは、良かった。
美月: だから、ここには嫌な思い出しかないかな…なんなら、あの先生も見たことはあったし…
珠美: そうなんですか…
美月: うん…私を迷惑そうな目で見てたのを覚えてる…
梅澤: …いじめられてた美月を迷惑に思っていた、と?
美月: 何かあったら、先生は対処しないといけないからね。それがめんどくさいから、私には早く不登校になるなり、学校に来て欲しくなかったんじゃないかな。
梅澤: クソ…アイツ…
新里: …
珠美: …
若月: …
美月: ほんの最近まではね、私もそれがトラウマで、ずっと壁に閉じこもってたんだ。
美月は病院の一室での、守里との会話を思い出す。
美月: そんな私を、守里が救ってくれた。守里の言葉があったから、こうして元気に生きることができてるし、若月先輩や香蓮、珠美ちゃん、新里君とも仲良くできてるの。
梅澤: …
美月: 正直、まだ、私をいじめてた奴らに会うのは怖いよ…でも、守里の、私を守るって言葉を聞いて、私はここまで来れたんだ。
珠美: 守里先輩…
美月: でね、私決めたの。これからは、私が守里を手助けするって。
美月は前を向き、若月達と目を合わせる。
若月: 笑、頑張れよ。守里は結構無茶なことするからな。
美月: はい!!覚悟の内です。
珠美: た、珠美だって、守里先輩を助けるんですから!!
美月: 笑、そう?それなら、どっちが守里を助けれるか勝負ね!!
珠美: もちろんです!!
若月: いや、何も勝負する必要はないだろ笑
新里: そんな過去が美月先輩にはあったんですね…
美月: なんか、ごめんね。急に話しちゃって。
新里: いえ…あ、でも守里先輩を助けるということでは、僕も負けませんよ。
美月: え?
新里: なんか、同じようなキャラの人がいる気がしますし。絶対にその人には負けません!!
珠美: お~~!!優太!!その意気だ!!
若月: おいおい、優太まで…とにかく今は、江口に話を聞くことに集中だぞ。
美月: はい!
新里: これも、守里先輩を助けることに入りますからね!!
珠美: 頑張るぞ~
梅澤: …
こうして、ただ1人を除き、士気が高まるのだった。
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