ただ守りたい…〜大事な人を守るには、金と権力と腕っ節…あと諦めない心が必要です〜

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閑章1

第69話「蓮花's フレンド」

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翌日


蓮花の友達が来るとのことで、挨拶をしようと。守里達は朝からリビングに集まっていた。



守里: 蓮花達、そろそろ来るよね。


結真: うん。


美月: どんな子なんだろうな~


結真: 蓮花の話だと、大人しい子と元気な子らしいけど。


桜: 大雑把だよね。


守里: うん、確かに笑



ガチャ



結真: あ、来たかな。



守里達は、玄関に向かう。



蓮花: ただいま。


結真: おかえり、蓮花。


蓮花: 友達連れてきたよ。入って来て!!


??1: お邪魔します。


??2: おっじゃまっしまーーーす!!



なんか、日向子味を感じる…



結真: こんにちは。


??1: こんにちは、"望月彩芽もちづき あやめ"です。


??2: "水谷玲衣みずたに れい"です!!!!


美月: 蓮花の姉の白城美月です。


桜: 白城桜です。


結真: 白城結真です。よろしくね。


望月: はい。よろしくお願いします。


水谷: お願いします!!!



水谷さん、やっぱり日向子と雰囲気が似てる…



蓮花: ほら、お兄ちゃんも!


守里: 兄の森崎守里です。


望月: 蓮花がよく話してくれる、お兄さんですね。


水谷: いつも、楽しそうに話すんです!!


蓮花: ちょっと、2人とも。


守里: 笑、そっか。


結真: いつまでも玄関で話してるのもなんだし、中に入ろうか。


蓮花: そうだね。


美月: じゃあ、私達は部屋に行ってるから。


桜: 楽しんで。


結真: 何かあったら、呼んでよ。


蓮花: はーい!!


守里: お昼は、僕が作るんでしょ?


蓮花: うん。


望月: あのお兄さんの料理が食べられるんですね。


守里: え、蓮花どんな話をしてるの。


水谷: 学校で、お兄さんの料理がおいしいって自慢してくるんです!!!


蓮花: だって、事実だもん!


守里: 嬉しいよ笑。お昼前には降りてくるから。


蓮花: よろしく!!


守里: 2人もゆっくりしていってね。


望月: はい。


水谷: はーーい!!!



そうして、守里達は自分の部屋に行き、リビングに蓮花と望月、水谷の3人が残った。



水谷: やっぱ、蓮花の家族って美人さんばっかりだね!!


望月: うん、びっくりした。


蓮花: そうかな~


水谷: 結真さんは、ほんと女神って感じだよね。


望月: 後光さしてた。


蓮花: 結真お姉ちゃんは、大学でも人気みたい。昨日、お姉ちゃんの友達に聞いたんだ。


望月: やっぱりそうなんだ。


水谷: 美月さんも目がおっきくて、綺麗だったな~


望月: 石化しそうだった…


蓮花: 怒ると怖いんだよ。あの目で睨みつけてくるからさ。


水谷: 確かに怖そう。


望月: 蓮花はよく怒られるの?


蓮花: たまにかな笑


水谷: 桜さんは、和風美人。


望月: うん。名前の通り桜みたいな人だった。


蓮花: 桜お姉ちゃんは、花より団子だけど笑


望月: どういうこと?


蓮花: みたらし団子が大好きなんだ。昨日も20本ぐらい食べてた。


水谷: へぇ、見た目によらず大食いなんだね。


望月: あとは、お兄さんも蓮花の話通り、カッコよかった。


蓮花: でしょ!!!


水谷: 背もおっきいし、イケメンだね!!


望月: それに料理上手で、優しいだなんて。


蓮花: ほんと最高のお兄ちゃんなんだよ!!


水谷: 羨ましいな~玲衣のお兄ちゃんになって欲しい!!!


蓮花: ダメだよ!!!お兄ちゃんは蓮花のなんだから!!!


望月: 笑、本当にお兄さんの事が好きなんだね。


蓮花: うん!!!


水谷: お兄さんの料理楽しみだな~


蓮花: 笑、楽しみにしといて。じゃあ、ゲームしよ!!!


望月: うん。


水谷: 何する?


蓮花: やっぱ、ファミリー格闘ゲーム?


水谷: 良いね!!


望月: あーし、ブロックの世界もやりたい。


蓮花: じゃあ、格闘ゲームの後やろ。


望月: は~い。



そうして、3人は仲良くゲームを始めた。




守里の部屋



守里: …



ベッドの上でゴロゴロしている守里。


うーん、なんか久々に、こうして自分の部屋でダラダラしてる。

最近は、リビングでみんなと話したり、ゲームしてたりすることが多いからな。


…暇だ。

何しよう。


あ、漫画でも読むか。


守里は本棚の方に向かう。


どれ読もうかな…

よし、これだ。


選んだ漫画の第一巻を手に取る。


僕は、あの博多弁の許嫁の子を密かに応援してたから、結末にはちょっと思うところがあったけど…

まぁハーレム系ラブコメなら、しょうがないことだよね。


そして、再びベッドの上に寝転がり、手に取った漫画を読み始める。




30分後


コンコン



守里: zzzzz



守里は、漫画を隣に置いて、スヤスヤと眠っていた。


ガチャ



??: やっぱ、寝てるのか。よし…


◇◇◇


1時間後…


ピピピピピ



守里: …ん…



守里はアラームの音で目が覚める。



守里: 寝ちゃってた…お昼ご飯作りに行かないと…



そう言って、ベッドの横に手を置き、起き上がろうとしたところで…



守里: !?



なんか隣にある…


守里は自分の背後を、手で確認する。



??: …ん…あれ?起きたの…守里。


守里: え…


??: ちょっと、あんまし触んないでよ笑



守里は飛び起き、ベッドの上を確認する。



??: そんなに、慌ててどうしたの?笑


守里: 美月?!!なにやってんの?!!!!



守里の隣で寝ていたのは、美月だった。



美月: 何って、寝てただけだけど笑


守里: なんで、僕の部屋に!


美月: いや~暇でさ、守里どうしてるかなって思って、部屋に来たの笑


守里: それでも、同じベッドで寝る?


美月: いいじゃん、家族でしょ笑。それに守里は私にとって、大切な人なんだからさ笑


守里: ま、まぁ確かに…



家族なら、問題ないのか?

僕はそういう兄妹の距離感が、まだ分からないからな…


明日、春時とかに聞いてみるか。



美月: 守里のベッド気持ちよかったな~


守里: そう?


美月: うん。ふかふかだし、守里の匂いもするし、最高。


守里: え?


美月: あ……守里、お昼ご飯作りに行かないとじゃないの?


守里: !!そうだった。早く行かないと。


美月: じゃあ、私も一緒に行くよ。


守里: うん。



2人は、リビングに降りていった。


ガチャ



蓮花: あ、お兄ちゃん。


美月: 私もいるけど…


蓮花: 笑、分かってるよ。


守里: 早速、僕はお昼ご飯準備するから、遊んでてね。


蓮花: はーい。


望月: なんか、すみません。


守里: 笑、大丈夫だよ。蓮花がなんか迷惑かけてない?


蓮花: もう、お兄ちゃん!!それどういうこと?!


望月: 笑、迷惑はかけられてないですよ。むしろ楽しくいさせてもらってます。


守里: そうか、なら良かった。


水谷: 玲衣も楽しいです!!!


守里: 笑、良かった、良かった。


美月: 玲衣ちゃんって、日向子に似てるよね。


守里: うん。会った時から、そう思ってた。


水谷: 日向子…さんですか?


守里: 僕の幼なじみなんだ。そいつが、水谷さんにそっくりなんだよ。あ、顔が似てるわけじゃなくてね。雰囲気が似てるなって。


水谷: そうなんですか!!


蓮花: 確かに、言われてみれば、似てるかも!!


望月: ぜひ会ってみたいです。


守里: そう?笑、向こうも喜んで会いたいって言うと思う。


美月: だね。


守里: よし、僕は取り掛かろうかな。美月はどうする?


美月: え?


守里: 蓮花達と遊んでてもいいけど…


美月: え、えーっと…


蓮花: お姉ちゃんは、お兄ちゃんを手伝ってあげたら?


美月: …


守里: 笑、無理しなくていいよ。蓮花達とゲームしてな。蓮花もそれでいいよね?


蓮花: うん!彩芽と玲衣も良い?


望月: もちろんです。


水谷: 良いですよ!!!


守里: ってことで、早めに作るから、待っててね。


美月: う、うん…(まだ、バレるわけにはいかない…)



多分、美月は料理ができないんだろうな笑


そうして、守里はキッチンへ向かった。



to be continued



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