49 / 318
第3章 美月編
第49話「誘拐」
しおりを挟む
放課後
カフェBINGO!
守里: 店長、抹茶パフェと三色団子お願いします!
店長: はーい。
奈々未: 珠美ちゃん、これよろしく。
珠美: 了解です!!!
昼休みに、生徒会から根川の情報をもらった守里は、その後、特に動くことなく、学校を終えバイトに来ていた。
守里: 奈々未さん、今日は珍しくお客さんが来ますね。
奈々未: そうね、ちょっとは知られるようになったのかしら?
守里: かもしれないです笑
奈々未: 嬉しいのか嬉しくないのか分からないわ笑
守里: 確かに…
店長: いや、嬉しいことだからね。はい、森崎君。抹茶パフェと三色団子。よろしく。
守里: はい。
守里はテーブルに持っていく。
守里: ご注文の抹茶パフェと三色団子です。ごゆっくりどうぞ。
珠美: 店長!!どら焼きと緑茶お願いします!!
店長: は~い。
ガチャ
奈々未: いらっしゃいませ。何名様ですか?
「2人です。」
奈々未: お好きな席へどうぞ。
店長: 中村さん、よろしく!
珠美: はーい!!
守里: 珠美転けんなよ。
珠美: もう!先輩!!珠美はそんなドジしないです!!
店長: とか言いながら、一昨日転んでたけどね笑。何も壊さなかったけど。
守里: やっぱりですか。
店長: そういえば、その日は珍しく、橘さんが転びかけたみたいなんだ。
守里: え?笑
店長: 森崎君、顔が笑ってるよ。
守里: おっとっと危ない。それで、本当ですか?
店長: うん、実際に見たわけじゃないんだけど、橘さんが「転びそうになって」って言ってたんだ。
守里: へぇ…
奈々未さんをイジれそうな情報ゲット!!
守里: ありがとうございます!!店長。
店長: いえ…い…え…いや、なんでもない。
守里: 店長?
奈々未: 守里君。
守里: え?
奈々未: そんなので私をイジろうとするなんて、ひどいな~
守里: ま、まさか、そんなことするわけ、ないじゃないですか!!
奈々未: …ふーん。それで、最近の悩みは解決できそうなの?
守里: え?
奈々未: 笑、何?バレてないとでも思ってたの?
嘘でしょ…
結真姉さん、日向子達に続いて、奈々未さんにも気づかれてたの…
奈々未: そうだよ。
僕って顔とか態度に出やすいのかな…
奈々未: うん。凄い分かりやすい笑
そっか…
守里: ってか、ナチュラルに心を読むのやめてください!!
奈々未: だから、読んでないって。で、質問の答えは?
守里: はぁ…解決できそうかと言われると、分からないですが、確実に解決に近づいてはいると思います。それに絶対に解決させますから。
奈々未: そう。それなら良いのよ。頑張ってね。
守里: ?…はい。
そして時間が経ち…
17時頃
店長: 森崎君、お皿洗っといて~
守里: 分かりました。
奈々未: 一旦落ち着いたわね。珠美ちゃん、お店の前の掃除に行ってくれる?
珠美: はい!!!
ガチャ
奈々未に言われて、鼻歌を歌いながら、店の前の道を箒で掃く珠美。
珠美: フフフフフンフフーン笑フフフフフンフフーン笑フフフンフンフフーンってあれ?
人通りのある中、1人、立ち止まり、じっと携帯を眺めている人物を見つける。
珠美: あれって、美月先輩じゃ?
美月: …
昨日、秀人に言われた集合場所まで来た美月は、秀人が来るのを待っていた。
美月: (もう17時は回ってるんだけどな…)
珠美: 何やってるんだろう、話しかけてみようかな?
と、珠美が美月に近づこうとしたところで…
ブルルルル
黒い車が、美月の目の前に止まる。
すると車のドアが開き…
美月: え?
秀人: やぁ美月ちゃん、ごめんね。
美月: キャッ…ムー
秀人の後ろから出てきた男に美月は口を塞がれ、車の中に無理やり連れ込まれる。
珠美: え?
秀人: ちょっと大人しくしといてね。出発しろ。
秀人も車に乗り込み、その車が動き出す。
珠美: え…ど、ど、どういうこと?
あまりの速さに、珠美は何が起こったのか、いまいち把握出来ていなかった。
珠美: 今のって、美月先輩もしかして連れ去られた?ってヤバいじゃん!!!
状況を理解した珠美は、掃除道具を放り出し、大急ぎで店内に戻る。
ガチャ!!
奈々未: ちょっと珠美ちゃんどうしたの?
珠美: 守里先輩!!!!大ピンチかもしれません!!!
奈々未: え?
守里: どうしたの?珠美。
珠美: 美月先輩が!!!
守里: っ!!!美月がどうした!!
奈々未: 2人とも!お客さんいるんだから、とにかく裏に行きなさい!!
守里: そ、そうですね。失礼します。珠美も早く!!
珠美: は、はい!!
珠美を連れて更衣室に入った守里。
守里: それで美月がどうしたんだ。珠美。
珠美: そ、それが、美月先輩が連れ去られたみたいなんです!
守里: はぁ?ちょっ、もっと詳しく話してくれ!
そうして珠美は、美月が連れ去られた状況を守里に詳しく話す。
珠美: って感じです。
守里: クソ!遅かったか!!それで珠美!車のナンバーは分かるか?!
珠美: はい!ナンバーはーーーーです!!
守里: 分かった!!ありがとな!珠美!!
すぐさま更衣室を出る。
守里: すいません、店長!!抜けます!!
店長: はーい。
奈々未: 守里君!
守里: ?
奈々未: しっかり。
守里: はい!
そして守里は、カフェを出て、携帯を取り出す。
ブーブー
ピ
守里 T: 森田さん!!
森田 T: 坊ちゃん、どうされましたか?
守里 T: 緊急事態です。美月が攫われました!
森田 T: っ!マジっすか!!
守里 T: はい!今、バイトの後輩が、美月が黒い車で攫われたところを見たそうです!
森田 T: その車のナンバーは?
守里 T: ーーーーです!!
森田 T: すぐに捜索させます!坊ちゃんはバイトを出たところですよね?!
守里 T: はい!
森田 T: なら、そこに行くんで、合流しましょう!
守里 T: 了解です!
ピ
さすがに想定が甘かったか…
根川雄斗の情報を得た時点で、こういう状況になる可能性を考えるべきだった。
もし、秀人1人で美月を脅すことを計画したんじゃなく、雄斗の助言があった、もしくは、雄斗自身が指示を出していた場合、ただ付き合う為だけに脅しを使うわけが無い。
それに既に体育祭、つまり秀人が計画を開始した時から、2週間が経ってる。
もう状況が大きく動いてもおかしくない。
ってことは、多分、秀人の目的は、美月を誘拐した上で美月に何かすることだったんだ。
なら、美月に危害が加えられる前に、美月を助けないと!
守里が、焦りつつも、自身のやるべき事を、再確認したところで…
ブルルルル
森田: 坊ちゃん!乗ってください!!
守里: 森田さん!!
ガチャ
守里: それで、状況は。
矢口: 今のところ見つかってないっす。捜索しているんですが、上手いこと避けられてるみたいっす。
守里: そうですか…
森田: 見つかった瞬間、すぐに向かいますから。
守里: お願いします。
森田: 今の内に、情報の共有と整理をしましょうか。
そうして、守里達は情報を共有し始める。
矢口: なるほどっすね。確かに有り得そうです。
森田: 根川雄斗は、敵組織の中でもよく暴れてる方ですからね。
守里: 2人も知ってた感じですか。
森田: はい、たまにうちの奴らと接触してます。
矢口: あいつは逃げ足が早くて、中々捕まらないんすよ。それに中位ですから。
守里: 中位?
森田: あぁ、敵組織はどうやら、下位、中位、上位で構成員が分かれてるみたいなんです。
守里: へぇ…
矢口: 基準は喧嘩の強さだったり、賢さだったり様々みたいっすよ。
守里: ってことは、根川雄斗は中々に厄介ってことですか。
森田: そうです。
矢口: にしても、まだ分からないことがあるっす。
守里: 美月への脅迫内容と、根川秀人、雄斗の目的ですね。
森田: まぁ、あとは、美月さんが連れ去られた場所ですけど……っ!見つけたみたいです!!
守里: え?!
森田: 今、連絡が来ました!例の、美月さんを連れ去った黒い車を見つけたそうです!
守里: 場所は!
森田: 町外れにある工場群跡地です!
守里: 美月は発見したんですか?!
森田: いえ、車は乗り捨ててあったらしく、今、団員が捜索しています。
守里: 相手にバレないようにしないとですね。
矢口: はい。じゃあ俺達も行くっすよ!!
守里: 大急ぎでお願いします!!
矢口: もちろんっす!
こうして守里達は、美月達のいる場所へと向かった。
◇◇◇
工場群跡地
バタン
守里: ここですか。
森田: まだ美月さんは、発見できてないみたいです。
矢口: 結構広いっすからね。
守里: じゃあ、僕達も探しましょう。
森田: ですね。北側と東側はもう団員が向かってるんで、西側に行きましょう。
守里: 分かりました。
守里は焦りたくなる気持ちを抑え、慎重に捜索を開始した。
to be continued
カフェBINGO!
守里: 店長、抹茶パフェと三色団子お願いします!
店長: はーい。
奈々未: 珠美ちゃん、これよろしく。
珠美: 了解です!!!
昼休みに、生徒会から根川の情報をもらった守里は、その後、特に動くことなく、学校を終えバイトに来ていた。
守里: 奈々未さん、今日は珍しくお客さんが来ますね。
奈々未: そうね、ちょっとは知られるようになったのかしら?
守里: かもしれないです笑
奈々未: 嬉しいのか嬉しくないのか分からないわ笑
守里: 確かに…
店長: いや、嬉しいことだからね。はい、森崎君。抹茶パフェと三色団子。よろしく。
守里: はい。
守里はテーブルに持っていく。
守里: ご注文の抹茶パフェと三色団子です。ごゆっくりどうぞ。
珠美: 店長!!どら焼きと緑茶お願いします!!
店長: は~い。
ガチャ
奈々未: いらっしゃいませ。何名様ですか?
「2人です。」
奈々未: お好きな席へどうぞ。
店長: 中村さん、よろしく!
珠美: はーい!!
守里: 珠美転けんなよ。
珠美: もう!先輩!!珠美はそんなドジしないです!!
店長: とか言いながら、一昨日転んでたけどね笑。何も壊さなかったけど。
守里: やっぱりですか。
店長: そういえば、その日は珍しく、橘さんが転びかけたみたいなんだ。
守里: え?笑
店長: 森崎君、顔が笑ってるよ。
守里: おっとっと危ない。それで、本当ですか?
店長: うん、実際に見たわけじゃないんだけど、橘さんが「転びそうになって」って言ってたんだ。
守里: へぇ…
奈々未さんをイジれそうな情報ゲット!!
守里: ありがとうございます!!店長。
店長: いえ…い…え…いや、なんでもない。
守里: 店長?
奈々未: 守里君。
守里: え?
奈々未: そんなので私をイジろうとするなんて、ひどいな~
守里: ま、まさか、そんなことするわけ、ないじゃないですか!!
奈々未: …ふーん。それで、最近の悩みは解決できそうなの?
守里: え?
奈々未: 笑、何?バレてないとでも思ってたの?
嘘でしょ…
結真姉さん、日向子達に続いて、奈々未さんにも気づかれてたの…
奈々未: そうだよ。
僕って顔とか態度に出やすいのかな…
奈々未: うん。凄い分かりやすい笑
そっか…
守里: ってか、ナチュラルに心を読むのやめてください!!
奈々未: だから、読んでないって。で、質問の答えは?
守里: はぁ…解決できそうかと言われると、分からないですが、確実に解決に近づいてはいると思います。それに絶対に解決させますから。
奈々未: そう。それなら良いのよ。頑張ってね。
守里: ?…はい。
そして時間が経ち…
17時頃
店長: 森崎君、お皿洗っといて~
守里: 分かりました。
奈々未: 一旦落ち着いたわね。珠美ちゃん、お店の前の掃除に行ってくれる?
珠美: はい!!!
ガチャ
奈々未に言われて、鼻歌を歌いながら、店の前の道を箒で掃く珠美。
珠美: フフフフフンフフーン笑フフフフフンフフーン笑フフフンフンフフーンってあれ?
人通りのある中、1人、立ち止まり、じっと携帯を眺めている人物を見つける。
珠美: あれって、美月先輩じゃ?
美月: …
昨日、秀人に言われた集合場所まで来た美月は、秀人が来るのを待っていた。
美月: (もう17時は回ってるんだけどな…)
珠美: 何やってるんだろう、話しかけてみようかな?
と、珠美が美月に近づこうとしたところで…
ブルルルル
黒い車が、美月の目の前に止まる。
すると車のドアが開き…
美月: え?
秀人: やぁ美月ちゃん、ごめんね。
美月: キャッ…ムー
秀人の後ろから出てきた男に美月は口を塞がれ、車の中に無理やり連れ込まれる。
珠美: え?
秀人: ちょっと大人しくしといてね。出発しろ。
秀人も車に乗り込み、その車が動き出す。
珠美: え…ど、ど、どういうこと?
あまりの速さに、珠美は何が起こったのか、いまいち把握出来ていなかった。
珠美: 今のって、美月先輩もしかして連れ去られた?ってヤバいじゃん!!!
状況を理解した珠美は、掃除道具を放り出し、大急ぎで店内に戻る。
ガチャ!!
奈々未: ちょっと珠美ちゃんどうしたの?
珠美: 守里先輩!!!!大ピンチかもしれません!!!
奈々未: え?
守里: どうしたの?珠美。
珠美: 美月先輩が!!!
守里: っ!!!美月がどうした!!
奈々未: 2人とも!お客さんいるんだから、とにかく裏に行きなさい!!
守里: そ、そうですね。失礼します。珠美も早く!!
珠美: は、はい!!
珠美を連れて更衣室に入った守里。
守里: それで美月がどうしたんだ。珠美。
珠美: そ、それが、美月先輩が連れ去られたみたいなんです!
守里: はぁ?ちょっ、もっと詳しく話してくれ!
そうして珠美は、美月が連れ去られた状況を守里に詳しく話す。
珠美: って感じです。
守里: クソ!遅かったか!!それで珠美!車のナンバーは分かるか?!
珠美: はい!ナンバーはーーーーです!!
守里: 分かった!!ありがとな!珠美!!
すぐさま更衣室を出る。
守里: すいません、店長!!抜けます!!
店長: はーい。
奈々未: 守里君!
守里: ?
奈々未: しっかり。
守里: はい!
そして守里は、カフェを出て、携帯を取り出す。
ブーブー
ピ
守里 T: 森田さん!!
森田 T: 坊ちゃん、どうされましたか?
守里 T: 緊急事態です。美月が攫われました!
森田 T: っ!マジっすか!!
守里 T: はい!今、バイトの後輩が、美月が黒い車で攫われたところを見たそうです!
森田 T: その車のナンバーは?
守里 T: ーーーーです!!
森田 T: すぐに捜索させます!坊ちゃんはバイトを出たところですよね?!
守里 T: はい!
森田 T: なら、そこに行くんで、合流しましょう!
守里 T: 了解です!
ピ
さすがに想定が甘かったか…
根川雄斗の情報を得た時点で、こういう状況になる可能性を考えるべきだった。
もし、秀人1人で美月を脅すことを計画したんじゃなく、雄斗の助言があった、もしくは、雄斗自身が指示を出していた場合、ただ付き合う為だけに脅しを使うわけが無い。
それに既に体育祭、つまり秀人が計画を開始した時から、2週間が経ってる。
もう状況が大きく動いてもおかしくない。
ってことは、多分、秀人の目的は、美月を誘拐した上で美月に何かすることだったんだ。
なら、美月に危害が加えられる前に、美月を助けないと!
守里が、焦りつつも、自身のやるべき事を、再確認したところで…
ブルルルル
森田: 坊ちゃん!乗ってください!!
守里: 森田さん!!
ガチャ
守里: それで、状況は。
矢口: 今のところ見つかってないっす。捜索しているんですが、上手いこと避けられてるみたいっす。
守里: そうですか…
森田: 見つかった瞬間、すぐに向かいますから。
守里: お願いします。
森田: 今の内に、情報の共有と整理をしましょうか。
そうして、守里達は情報を共有し始める。
矢口: なるほどっすね。確かに有り得そうです。
森田: 根川雄斗は、敵組織の中でもよく暴れてる方ですからね。
守里: 2人も知ってた感じですか。
森田: はい、たまにうちの奴らと接触してます。
矢口: あいつは逃げ足が早くて、中々捕まらないんすよ。それに中位ですから。
守里: 中位?
森田: あぁ、敵組織はどうやら、下位、中位、上位で構成員が分かれてるみたいなんです。
守里: へぇ…
矢口: 基準は喧嘩の強さだったり、賢さだったり様々みたいっすよ。
守里: ってことは、根川雄斗は中々に厄介ってことですか。
森田: そうです。
矢口: にしても、まだ分からないことがあるっす。
守里: 美月への脅迫内容と、根川秀人、雄斗の目的ですね。
森田: まぁ、あとは、美月さんが連れ去られた場所ですけど……っ!見つけたみたいです!!
守里: え?!
森田: 今、連絡が来ました!例の、美月さんを連れ去った黒い車を見つけたそうです!
守里: 場所は!
森田: 町外れにある工場群跡地です!
守里: 美月は発見したんですか?!
森田: いえ、車は乗り捨ててあったらしく、今、団員が捜索しています。
守里: 相手にバレないようにしないとですね。
矢口: はい。じゃあ俺達も行くっすよ!!
守里: 大急ぎでお願いします!!
矢口: もちろんっす!
こうして守里達は、美月達のいる場所へと向かった。
◇◇◇
工場群跡地
バタン
守里: ここですか。
森田: まだ美月さんは、発見できてないみたいです。
矢口: 結構広いっすからね。
守里: じゃあ、僕達も探しましょう。
森田: ですね。北側と東側はもう団員が向かってるんで、西側に行きましょう。
守里: 分かりました。
守里は焦りたくなる気持ちを抑え、慎重に捜索を開始した。
to be continued
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
父が再婚してから酷い目に遭いましたが、最終的に皆罪人にして差し上げました
四季
恋愛
母親が亡くなり、父親に新しい妻が来てからというもの、私はいじめられ続けた。
だが、ただいじめられただけで終わる私ではない……!
お尻たたき収容所レポート
鞭尻
大衆娯楽
最低でも月に一度はお尻を叩かれないといけない「お尻たたき収容所」。
「お尻たたきのある生活」を望んで収容生となった紗良は、収容生活をレポートする記者としてお尻たたき願望と不安に揺れ動く日々を送る。
ぎりぎりあるかもしれない(?)日常系スパンキング小説です。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる