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第3章 美月編
第44話「秀人の誘い」
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翌日
放課後
若月: じゃあ、今日も頑張って。
守里 美月: はい!
守里と美月は風紀委員の仕事に向かう。
そして、何事もなく、見回りルートの最後辺りまで来た2人。
守里: ふぅ…今日も異常なしかな。
美月: そうだね。
守里: でも、その分、僕らの仕事がなくなるから、何とも言えないよ笑
美月: 確かに。でもそれだけ…平和ってことだから、良いじゃん。
守里: まぁね。ところで、その昨日話してた美月の友達ってクラスの人なの?
守里は美月に聞く。
美月: うん。そうだよ。体育祭の時に仲良くなったんだ。
守里: へぇ…
うーん、やっぱりあれ以降、特に変わった様子はないんだよな。
でも、この友達ができたっていうのが嘘っぽい。
守里は体育祭の日、美月に異常を感じ、夜に拒絶されてから、諦めず美月を探り続けていた。
だが、この2週間、特に成果は得られなかった。
教室でも誰とも話してる様子はないし、体育祭の時に友達になったって言ってるけど、ほとんどの時間、僕と一緒にいたはず…
僕と一緒じゃなかったのは、それぞれが競技中の時、でもその間に友達ができたってことは、流石にないか…
それなら、休憩中…
美月が休憩中だった時に、友達ができた、いや何かがあったと考えるべきだ。
守里は、体育祭と、その日の夜の美月の様子から、美月が誰にも言えないような何かを抱えていることに、確信を覚えていた。
守里: 今度、その友達、紹介してよ。
美月: …え、なんで?
守里: いや、なんとなく。
美月: 向こうが良いって言ったらね笑
守里: 期待しとく笑
と、守里と美月が仕事をしつつ、話していると…
??: あ、やっと来た、美月ちゃん。
路地裏から男が、守里達の前に出てくる。
守里: ん?知り合い?美月さん。
美月: …
守里: っ!
守里が美月の方を見ると、美月が目を大きく開き固まっていた。
??: あぁ、これはこれは、森崎君じゃないか。
守里: えーっと、ごめんなさい。君が誰だか分からないんだけど…
??: まぁそうだよね。一応同じ学校の同級生なんだよ。
守里: あ、そうなの?
??: 根川秀人といいます。
守里: 根川君か…森崎守里です。よろしく…
秀人: うん、よろしくね。
守里: それで、美月さんに何か用?
秀人: いや、美月ちゃんに伝えたいことがあってね。
守里: …へぇ…
秀人: で、森崎君には、一旦離れていて貰いたいんだけど。
それを聞き、守里は再び美月を見る。
美月: …
美月は俯き黙っていた。
根川君を見てから、美月の様子がおかしくなった。
ということは、コイツが美月の異常の原因の一端になっていると考えていいな。
それなら、今ここで、コイツと美月を2人きりにするのは不味いか…
守里: それは、僕がいると話せないような内容なの?
秀人: そりゃあもちろんだよ。だってデートの予定の話なんだから。デュフフ
守里: …デート?
秀人: あれ?美月ちゃんから、何も聞いてなかった?
ここで秀人はチラッと美月を見る。
秀人: 僕と美月ちゃんは付き合ってるんだよ。
守里: っ!!
コイツと美月が付き合っているだと…
秀人: 分かってくれたかな?森崎君。だから、離れていてくれない?
守里: …僕達は仕事中なんだ。妨害はやめてくれ。
これで引き下がってくれないかな?
秀人: チッ、うるせぇな。黙って言うこと聞いとけよ。どうなっても知らねぇぞ。
どうなってもって、どういうことなんだ…
状況が完全に把握出来ていない以上、下手には動けない…
ここは引き下がるしかないか…
守里: …分かった。
守里は、美月と秀人から距離をとるが、美月から目は離さない。
秀人: いや~ここで待ち伏せといて正解だったよ。
美月: …なんでここに…
秀人: 美月ちゃんが風紀委員なのは分かってるからね。見回りのルートさえ把握しとけば、待ち伏せは簡単だって。まぁ邪魔なのはいるけど。
そう言って、秀人は守里を見る。
美月: それでなんの用なの?
秀人: さっきも言ったでしょ、次のデートについてだよ。
美月: …
秀人: 明日の17時に、昨日のデートで解散した所に来てもらっていい?
美月: …あのカフェの近く?
秀人: そうそう。
美月: …何するの?
秀人: んーそれは来てからのお楽しみかな。デュフフフフフ
美月: …
秀人: 来ないと分かってるね。
美月: っ!!ブルブル
秀人: じゃ、よろしくね。バイバイ美月ちゃん。あ、森崎君!!もういいよ!!
そう言って、秀人は去っていった。
守里: 美月、どんな話だったの?
守里は美月に駆け寄る。
そして、美月が震えていることに気づく。
守里: 美月!大丈夫?!
美月: …だ、大丈夫、大丈夫だから…
守里: アイツに何か言われたの?!
美月: …大丈夫だから、ね、もう行こう?…
美月が守里の目を見て言う。
美月: (お願いだから、もう触れてこないで…)
守里: …
美月: 私は大丈夫だから…
美月の強い願いを感じる守里。
守里: じゃあ、最後に1つ良い?
美月: …うん。
守里: 僕の助けが必要?
美月: …
美月は黙り、考える。
美月: (守里君はずっと私のことを気にかけてくれてる。優しいな…でも守里君に話すわけにも、助けを求めるわけにもいかない…根川君にそれがバレて、またあの地獄が始まってしまうかもしれないから。)
そして美月は、これまでの守里の優しさ、強さ、そして弱さを思い浮かべる。
美月: (それに、こんな守里君を巻き込みたくない…)
美月は答えを出す。
美月: 要らない。
守里の目をまっすぐ見て、美月は答える。
守里: …そうか、分かったよ。
美月: これで話は良いよね。なら見回りを早く終わらせよ?
守里: そうだね。
そして2人は見回りを終わらせ、学校へと戻った。
風紀委員室
ガラガラ
守里 美月: 失礼します。
若月: ん?戻ったか。
守里: お疲れ様です、若月さん。
美月: お疲れ様です。
若月: おう。それで、報告は?
守里: はい、異常なしでした。
若月: そうか、ありがとう。他に何か気になった事とかはないか?
守里: そう…ですね…
美月: 特にありません。
守里: …僕も特にありません。
若月: …分かった。じゃあ今日はもう解散で良いぞ。珠美と優太の方はもう終わってるからな。
守里: 早かったんですね。
若月: いや、今日は守里達の方が遅かったからじゃないか?
守里: え、そうですか?
若月: あぁ。
守里: ちょっと寄り道しちゃったからですかね笑
若月: おいおい笑、ここで言うなよ。
守里: あ、すいません笑
若月: まぁ、ちゃんと仕事をやってくれれば、何も言うつもりはないから。
守里: 若月さんも1、2年の頃は、そういうのやってたんですか?
若月: 笑、私がそんなことをするわけないだろう。
守里: そうですよね。
若月: 葵波とか愛衣はやってたっぽいがな。
守里: あの2人はまぁ…
若月: 仕事はできるから問題は無いんだけど。
守里: 若月さんは、2人をかなり信用してますよね。
若月: そりゃあね。1年の時から一緒に仕事やってたし、アイツらから大事なことも学んだし。
守里: へぇ、大事なことってなんです?
若月: 力を抜くことかな。前まではずっと意識を張って、全てのことに全力で取り組んでいたんだ。
守里: 若月さんは真面目ですもんね。
若月: よく言われるよ。でも、葵波と愛衣を見て、力の抜き時を見極めて、力を抜くようになってから、楽になったし、重要な時に、より力を出せるようになったからな。
守里: 若月さんは変わることができたんですね、葵波さんと愛衣さんのおかげで。
若月: そうだ。だから、あの2人には感謝しているし、信用もしているんだ。
守里: なるほどです。それになにより、強いですもんね。
若月: あぁ、腕っ節は学校でもトップクラスだし、ここら辺では敵無しだっただろうな。
守里: 「だった」ですか…
若月: 今は正直、分からん。
守里: いや、この辺りのチンピラには負けないでしょ。
若月: それがな、最近変わってきてるんだよ。
守里: え?
若月: 4月にも喚起した通り、この辺…伊衛能で暴力事件が発生しているだろ?
守里: みたいですね。まだその事件を目撃はしていませんが。
若月: 笑、巻き込まれる方が困るよ。それで、どうやらその事件は、1つの暴力団というか組織によるものだということが分かったんだ。
守里: へぇ…
そんな組織があるのか…
でも、父さんが言うには、防衛団がそんなヤツらが伊衛能に現れないようにしているはず…
って言うことは、その組織は、防衛団と敵対しているという組織のことか。
でも、じゃあなんで、そんな情報を若月さんが知っているんだ?
守里: 若月さんはどこからその情報を?
若月: 警察からだ。
守里: 警察ですか。
若月: うちの風紀委員は、ここら一帯の治安の維持の一役を買ってるからな。それで警察から情報を貰えたんだ。
守里: そういうことですか…
防衛団は警察と協力関係にある。
ということは、防衛団が警察にこの情報を流したと考えるべき…
何か状況が動いたのか?
まぁいい…今は自分に近いところからだ。
守里: ありがとうございました。色々と話してくださって。
若月: いや、良いんだよ笑
守里: ではここら辺で失礼しますね。
若月: ああ、また今度な。美月も。
美月: はい、失礼します。
ガラガラ
守里: よし、帰ろうか。
美月: うん。
守里: じゃあ、いつも通り、先に帰っといて。
美月: 分かった。またね。
守里: またね。
そうして2人は帰宅した。
to be continued
放課後
若月: じゃあ、今日も頑張って。
守里 美月: はい!
守里と美月は風紀委員の仕事に向かう。
そして、何事もなく、見回りルートの最後辺りまで来た2人。
守里: ふぅ…今日も異常なしかな。
美月: そうだね。
守里: でも、その分、僕らの仕事がなくなるから、何とも言えないよ笑
美月: 確かに。でもそれだけ…平和ってことだから、良いじゃん。
守里: まぁね。ところで、その昨日話してた美月の友達ってクラスの人なの?
守里は美月に聞く。
美月: うん。そうだよ。体育祭の時に仲良くなったんだ。
守里: へぇ…
うーん、やっぱりあれ以降、特に変わった様子はないんだよな。
でも、この友達ができたっていうのが嘘っぽい。
守里は体育祭の日、美月に異常を感じ、夜に拒絶されてから、諦めず美月を探り続けていた。
だが、この2週間、特に成果は得られなかった。
教室でも誰とも話してる様子はないし、体育祭の時に友達になったって言ってるけど、ほとんどの時間、僕と一緒にいたはず…
僕と一緒じゃなかったのは、それぞれが競技中の時、でもその間に友達ができたってことは、流石にないか…
それなら、休憩中…
美月が休憩中だった時に、友達ができた、いや何かがあったと考えるべきだ。
守里は、体育祭と、その日の夜の美月の様子から、美月が誰にも言えないような何かを抱えていることに、確信を覚えていた。
守里: 今度、その友達、紹介してよ。
美月: …え、なんで?
守里: いや、なんとなく。
美月: 向こうが良いって言ったらね笑
守里: 期待しとく笑
と、守里と美月が仕事をしつつ、話していると…
??: あ、やっと来た、美月ちゃん。
路地裏から男が、守里達の前に出てくる。
守里: ん?知り合い?美月さん。
美月: …
守里: っ!
守里が美月の方を見ると、美月が目を大きく開き固まっていた。
??: あぁ、これはこれは、森崎君じゃないか。
守里: えーっと、ごめんなさい。君が誰だか分からないんだけど…
??: まぁそうだよね。一応同じ学校の同級生なんだよ。
守里: あ、そうなの?
??: 根川秀人といいます。
守里: 根川君か…森崎守里です。よろしく…
秀人: うん、よろしくね。
守里: それで、美月さんに何か用?
秀人: いや、美月ちゃんに伝えたいことがあってね。
守里: …へぇ…
秀人: で、森崎君には、一旦離れていて貰いたいんだけど。
それを聞き、守里は再び美月を見る。
美月: …
美月は俯き黙っていた。
根川君を見てから、美月の様子がおかしくなった。
ということは、コイツが美月の異常の原因の一端になっていると考えていいな。
それなら、今ここで、コイツと美月を2人きりにするのは不味いか…
守里: それは、僕がいると話せないような内容なの?
秀人: そりゃあもちろんだよ。だってデートの予定の話なんだから。デュフフ
守里: …デート?
秀人: あれ?美月ちゃんから、何も聞いてなかった?
ここで秀人はチラッと美月を見る。
秀人: 僕と美月ちゃんは付き合ってるんだよ。
守里: っ!!
コイツと美月が付き合っているだと…
秀人: 分かってくれたかな?森崎君。だから、離れていてくれない?
守里: …僕達は仕事中なんだ。妨害はやめてくれ。
これで引き下がってくれないかな?
秀人: チッ、うるせぇな。黙って言うこと聞いとけよ。どうなっても知らねぇぞ。
どうなってもって、どういうことなんだ…
状況が完全に把握出来ていない以上、下手には動けない…
ここは引き下がるしかないか…
守里: …分かった。
守里は、美月と秀人から距離をとるが、美月から目は離さない。
秀人: いや~ここで待ち伏せといて正解だったよ。
美月: …なんでここに…
秀人: 美月ちゃんが風紀委員なのは分かってるからね。見回りのルートさえ把握しとけば、待ち伏せは簡単だって。まぁ邪魔なのはいるけど。
そう言って、秀人は守里を見る。
美月: それでなんの用なの?
秀人: さっきも言ったでしょ、次のデートについてだよ。
美月: …
秀人: 明日の17時に、昨日のデートで解散した所に来てもらっていい?
美月: …あのカフェの近く?
秀人: そうそう。
美月: …何するの?
秀人: んーそれは来てからのお楽しみかな。デュフフフフフ
美月: …
秀人: 来ないと分かってるね。
美月: っ!!ブルブル
秀人: じゃ、よろしくね。バイバイ美月ちゃん。あ、森崎君!!もういいよ!!
そう言って、秀人は去っていった。
守里: 美月、どんな話だったの?
守里は美月に駆け寄る。
そして、美月が震えていることに気づく。
守里: 美月!大丈夫?!
美月: …だ、大丈夫、大丈夫だから…
守里: アイツに何か言われたの?!
美月: …大丈夫だから、ね、もう行こう?…
美月が守里の目を見て言う。
美月: (お願いだから、もう触れてこないで…)
守里: …
美月: 私は大丈夫だから…
美月の強い願いを感じる守里。
守里: じゃあ、最後に1つ良い?
美月: …うん。
守里: 僕の助けが必要?
美月: …
美月は黙り、考える。
美月: (守里君はずっと私のことを気にかけてくれてる。優しいな…でも守里君に話すわけにも、助けを求めるわけにもいかない…根川君にそれがバレて、またあの地獄が始まってしまうかもしれないから。)
そして美月は、これまでの守里の優しさ、強さ、そして弱さを思い浮かべる。
美月: (それに、こんな守里君を巻き込みたくない…)
美月は答えを出す。
美月: 要らない。
守里の目をまっすぐ見て、美月は答える。
守里: …そうか、分かったよ。
美月: これで話は良いよね。なら見回りを早く終わらせよ?
守里: そうだね。
そして2人は見回りを終わらせ、学校へと戻った。
風紀委員室
ガラガラ
守里 美月: 失礼します。
若月: ん?戻ったか。
守里: お疲れ様です、若月さん。
美月: お疲れ様です。
若月: おう。それで、報告は?
守里: はい、異常なしでした。
若月: そうか、ありがとう。他に何か気になった事とかはないか?
守里: そう…ですね…
美月: 特にありません。
守里: …僕も特にありません。
若月: …分かった。じゃあ今日はもう解散で良いぞ。珠美と優太の方はもう終わってるからな。
守里: 早かったんですね。
若月: いや、今日は守里達の方が遅かったからじゃないか?
守里: え、そうですか?
若月: あぁ。
守里: ちょっと寄り道しちゃったからですかね笑
若月: おいおい笑、ここで言うなよ。
守里: あ、すいません笑
若月: まぁ、ちゃんと仕事をやってくれれば、何も言うつもりはないから。
守里: 若月さんも1、2年の頃は、そういうのやってたんですか?
若月: 笑、私がそんなことをするわけないだろう。
守里: そうですよね。
若月: 葵波とか愛衣はやってたっぽいがな。
守里: あの2人はまぁ…
若月: 仕事はできるから問題は無いんだけど。
守里: 若月さんは、2人をかなり信用してますよね。
若月: そりゃあね。1年の時から一緒に仕事やってたし、アイツらから大事なことも学んだし。
守里: へぇ、大事なことってなんです?
若月: 力を抜くことかな。前まではずっと意識を張って、全てのことに全力で取り組んでいたんだ。
守里: 若月さんは真面目ですもんね。
若月: よく言われるよ。でも、葵波と愛衣を見て、力の抜き時を見極めて、力を抜くようになってから、楽になったし、重要な時に、より力を出せるようになったからな。
守里: 若月さんは変わることができたんですね、葵波さんと愛衣さんのおかげで。
若月: そうだ。だから、あの2人には感謝しているし、信用もしているんだ。
守里: なるほどです。それになにより、強いですもんね。
若月: あぁ、腕っ節は学校でもトップクラスだし、ここら辺では敵無しだっただろうな。
守里: 「だった」ですか…
若月: 今は正直、分からん。
守里: いや、この辺りのチンピラには負けないでしょ。
若月: それがな、最近変わってきてるんだよ。
守里: え?
若月: 4月にも喚起した通り、この辺…伊衛能で暴力事件が発生しているだろ?
守里: みたいですね。まだその事件を目撃はしていませんが。
若月: 笑、巻き込まれる方が困るよ。それで、どうやらその事件は、1つの暴力団というか組織によるものだということが分かったんだ。
守里: へぇ…
そんな組織があるのか…
でも、父さんが言うには、防衛団がそんなヤツらが伊衛能に現れないようにしているはず…
って言うことは、その組織は、防衛団と敵対しているという組織のことか。
でも、じゃあなんで、そんな情報を若月さんが知っているんだ?
守里: 若月さんはどこからその情報を?
若月: 警察からだ。
守里: 警察ですか。
若月: うちの風紀委員は、ここら一帯の治安の維持の一役を買ってるからな。それで警察から情報を貰えたんだ。
守里: そういうことですか…
防衛団は警察と協力関係にある。
ということは、防衛団が警察にこの情報を流したと考えるべき…
何か状況が動いたのか?
まぁいい…今は自分に近いところからだ。
守里: ありがとうございました。色々と話してくださって。
若月: いや、良いんだよ笑
守里: ではここら辺で失礼しますね。
若月: ああ、また今度な。美月も。
美月: はい、失礼します。
ガラガラ
守里: よし、帰ろうか。
美月: うん。
守里: じゃあ、いつも通り、先に帰っといて。
美月: 分かった。またね。
守里: またね。
そうして2人は帰宅した。
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