34 / 340
第2章 体育祭編
第34話「発見!不審者!」
しおりを挟む
第5グラウンド付近
守里: さぁ風紀委員はどこだ…
不審者を捕まえるため、第5グラウンドに来た守里は、風紀委員を探す。
守里: あ、いた!
風紀委員の腕章をつけた人を見つける。
守里: 生徒会の者です。現在の状況は?
風委1: あ、生徒会の人?ですね。今は応援に来た体育委員と協力して、不審者の捜索に当たっていますが、未だ発見出来ていません。
守里: 他の場所は?
風委1: 不審者と接触してすぐに、第4、第5グラウンドを風紀委員で囲んだので、それ以外の場所には出ていないと思うんですが…
第4グラウンドと第5グラウンドは、他のグラウンドから少し離れており、高い塀に囲まれているため、他のグラウンドへ続く数箇所の道を塞げば、第4と第5グラウンドを完全に封鎖することができる。
守里: 了解です。今は、第4と第5グラウンドを中心に捜索しているって感じですね。
風委1: はい。
守里: じゃあ、引き続き頑張りましょう。僕も手伝いますので。
風委1: 早く捕まえましょう。
守里: では、僕は一旦、第4グラウンドの方に向かいます。
風委1: 分かりました!
そう言って守里は、第4グラウンドの方に向かう。
守里: さぁ、どこにいるのか…
怪しい人を探しつつ、走る。
守里: あ、そういえば、不審者達の特徴を聞くの忘れたな。
そう思っていると…
櫻宮: 守里、新しい情報が入った。
守里: 櫻宮さん!
インカムから櫻宮の声が聞こえる。
櫻宮: 不審者達の特徴よ。
タイムリーだな笑
守里: はい。
櫻宮: 特徴は~~
守里は櫻宮から不審者達の特徴を聞く。
守里: ありがとうございます!
櫻宮: 早く捕まえてね。
守里: はい!では失礼します!!
櫻宮: はいはーい!
守里はインカムを切る。
守里: よし。
櫻宮との会話を終えたところで、第4グラウンドに到着する。
第5グラウンドに、あんだけの風紀委員と体育委員がいて見つからないってことは、第4の方にいると思うんだよな。
服装はやっぱり変わってるかな…
となると、靴と体格ぐらいしかあてにならないか。
にしても、風紀委員が取り逃がすとは…
あと不審者達の目的は、なんなんだろう…
そう考えながら、あたりを見回す守里。
すると…
??: あら、守里君じゃない。何やってるの?
後ろから名前を呼ばれ、すぐに振り向く。
守里: え、奈々未さん!
奈々未: 生徒会の仕事中じゃないの?
これは、ホントのことを言ってもいいんだろうか…
一応、生徒にも保護者にも秘密でってことになってるからな。
隠すか。
守里: いえ、今は休憩中です。
奈々未: あら、そうなの?
守里: はい!それで奈々未さんは、どうしてこんな所に?
奈々未: いや、結真と蓮花がさ、第3グラウンドに先に行っちゃったから、私も行こうって思って向かってたところなの。
守里: そうだったんですね。それでは、みんなの応援よろしくお願いします。
守里は再び捜索を開始するために、奈々未と別れようとする。
奈々未: まぁまぁ、そんな焦らなくてもいいじゃない。
守里: で、でも…
この辺にいる不審者を早く見つけないと…
奈々未: …そういえば知ってる?第4グラウンドの北側に、校外への抜け道があること。
守里: へ?
奈々未: 外に協力者がいれば、そこから外に出られるんだよ。まぁ、そのことを知ってるのは私達の代の生徒会と一部の生徒だけだから、現役の子達は誰も知らないと思うんだけど。
守里: …
奈々未: ほら、早く行きなさい!
守里: は、はい!ありがとうございます!!
奈々未: いやいや、良いのよ~
やっぱりこの人には敵わないな笑
奈々未: 君のことは、なんでもお見通しなんだからね笑
うん、敵わない。
守里は奈々未に言われた通りに、第4グラウンドの北側へ走る。
守里: 櫻宮さん!
インカムで櫻宮と連絡を取る。
櫻宮: どうしたの?守里。
守里: 不審者達は、第4グラウンドの北側の塀に向かった可能性が高いです!
櫻宮: え、なんで?
守里: 今は時間が無いですから、とにかく風紀委員に連絡をお願いします!
櫻宮: …分かった。すぐに風紀委員を向かわせるから。
守里: あと、そこの塀の校外側にも、人を向かわせて下さい!
櫻宮: OK!
守里: お願いします。
よし、これで大丈夫だ。
そして、第4グラウンドの北側の塀まで来る。
守里: ん、あれは…
守里は、塀の手前に植えられた木々の間に、人影を見つける。
守里: うん、4人いる。
奈々未さんの言った通りだったな。
けど…
僕1人で、4人を捕まえることは出来ない。
それに、外側に何人協力者がいるかも分からない。
でも、このまま助けが来るのを待ってても、逃がしてしまう可能性があるか…
よし…
守里は、4人がいる場所から少し離れた木の裏に隠れる。
全員、マスクは外してる…
ここからなら、顔が確認できるけど、イカつい奴しかいないな…
多分だけど、アイツらがいる所から外に出られる。
そして、外にいる仲間が、何かしらの行動を起こすのを待っているって感じか…
それなら、アイツらと塀の間に割り込んでおけば、外には出られないはず。
おそらく、助けが来るまであと2分…
お、良いやつ発見。
守里は、足元に落ちていた大きめの木の枝を拾う。
じゃあ行くぞ!!
ブンッ!
手に持っていた木の枝を、不審者達の背後に投げる。
カランカラン
ナイスコントロール!
不審者1: ん?なんだ!
不2: おい、確認しろ!
不3: もう誰か嗅ぎつけてきたのか!
不4: 俺が見てくる。
やけに慎重だな…慣れてるのか…
でもいける!
守里は、不審者達が木の枝に気を取られている間に、不審者達と塀の間に駆け込む。
守里: ふぅ…
不1: っ!!
不2: なんだてめぇは!!!
不3: どこから現れやがった!!
守里: やっと見つけたよ。
塀の方に背を向け、不審者達と睨み合う守里。
守里: お前らの目的はなんなんだ。
不1: チッ
不2: どうする。
不3: どうするも何も、こいつをやるしかないだろ。
不4: これも、お前の仕業か…
不4が、守里が投げた木の枝を拾ってくる。
守里: そうだよ。まんまと引っかかってくれたね。マヌケで助かったよ。
不3: なんだと?
不2: 調子に乗りやがって。
不4: ぶっ殺してやる!!
不1: 全員落ち着け。こいつの挑発に乗ってどうする。
不2: …それもそうだな。
不3: でも、どうするよ。
不1: こいつをやることは変わらん。速攻でやるぞ。
不4: 分かった。
こいつら、やるな。
これはちょっと気張っとかないと、ヤバそうだ。
不1: いけ。
不2: おう!オラッ!!
不2が守里に殴りかかる。
パシッ
守里は不2の拳を掴む。
不3: フン!!
不3が不2の外側に回り込み、守里の脇腹に蹴りを入れようとするが…
守里: 危ね。
掴んだ不2の拳を横に振り、不3と自分の間に、不2の体を入れ込む。
不3の蹴りが不2にあたる。
不2: 痛って!
不3: こいつ…
不4: …
不4が守里の右側から蹴り込む。
守里: グッ!
守里はそれを避けることができず、腹に食らう。
不4: ?
守里: 痛いな~
そして、不2が掴まれてない方の手で、守里の顔面を殴る。
ボコッ
守里: ふぅ…
不2: こいつ効いてねぇのか。
不1: …
不3: 知らねぇ、とにかく殴り続けるだけだ!!
不2、3、4が守里を殴り続ける。
守里: はぁ…
さすがに、ここ最近の奴らとは違う…
不2: こいつマジで…
不3: おかしいだろ…
不4: 1歩も動いてねぇ…
不1: …
守里: フッ、大したことねぇな笑
不1: しょうがねぇ、俺がやる。
そう言って不1が前に出る。
守里: まだ、お仲間からの連絡は来ないのか?
不1: wなんのことだ。
守里: お前らは何がしたいんだ。
不1: さぁな…まぁここに用があったことは確かだw
守里: そりゃそうだろうな。
不1: …そろそろ死ね!
不1が守里に近づいたところで…
ボコッ
不2: グハッ
ドンッ
不3: ガハッ
ボスッ
不4: ブホッ
守里: やっと来ましたか…
不1: クソっ!
??: あぁ待たせたな。
守里: 若月さん。
若月: よく耐えた!!守里。
不1: チッ!今代の風紀委員長か!
若月: そうだよ。
守里: 後は頼みます。
若月: おう!先輩に任せとけ。
その後は一瞬だった。
不1: グフッ
ドサ
若月: ふぅ…
守里: にしても、若月さんが来たんですね。
若月: まぁね、麗華から直接頼まれたんだ。
守里: 櫻宮さんにですか…
若月: 麗華も警戒してたみたい。
守里: でもそれで正解でした。正直、葵波さんや、愛衣さん、若月さんとかじゃないとキツそうでしたから。
若月: だね。守里もボロボロだし。
守里: こいつら結構強かったです。
若月: 相変わらずだな笑
守里: よし、早く連れていきましょう。
若月: そうだね。
そして、若月が呼んだ風紀委員達が、不審者達を連れていった。
守里: これで一件落着か…生徒会室に戻らないと。
若月: 大変だな笑
守里: まぁ仕事ですから。
若月: ってか、その前に麗華に報告してやりな。
守里: あ、そうですね。
守里はインカムで櫻宮と連絡をとる。
守里: 櫻宮さん。
櫻宮: ん?守里、何?
守里: 無事、不審者4人を捕まえました。
櫻宮: お~それは良かった。
守里: 若月さんを向かわせてくれて、ありがとうございました!助かりました。
櫻宮: いやいや、私も嫌な予感がしてたからね。
守里: では生徒会室に戻ります。
櫻宮: いや、大変だっただろうし、30分ぐらい休憩していいよ。
守里: え、でも…
櫻宮: いいから、いいから。
守里: …分かりました。では、30分後に戻りますね。
櫻宮: はーい。
守里はインカムを切った。
若月: どうした、休憩になったか?
守里: はい、30分休めと言われました。
若月: だろうな笑、まぁゆっくり観戦でもしとけよ。
守里: はい、では失礼します。
若月: うん。私は一旦、生徒会室に寄ってから、風紀委員室に戻るよ。
そう言って若月は去っていった。
守里: じゃあどうするかな…まぁ第4グラウンドの方に行ってみるか。
そう言って守里は歩き始めた。
to be continued
守里: さぁ風紀委員はどこだ…
不審者を捕まえるため、第5グラウンドに来た守里は、風紀委員を探す。
守里: あ、いた!
風紀委員の腕章をつけた人を見つける。
守里: 生徒会の者です。現在の状況は?
風委1: あ、生徒会の人?ですね。今は応援に来た体育委員と協力して、不審者の捜索に当たっていますが、未だ発見出来ていません。
守里: 他の場所は?
風委1: 不審者と接触してすぐに、第4、第5グラウンドを風紀委員で囲んだので、それ以外の場所には出ていないと思うんですが…
第4グラウンドと第5グラウンドは、他のグラウンドから少し離れており、高い塀に囲まれているため、他のグラウンドへ続く数箇所の道を塞げば、第4と第5グラウンドを完全に封鎖することができる。
守里: 了解です。今は、第4と第5グラウンドを中心に捜索しているって感じですね。
風委1: はい。
守里: じゃあ、引き続き頑張りましょう。僕も手伝いますので。
風委1: 早く捕まえましょう。
守里: では、僕は一旦、第4グラウンドの方に向かいます。
風委1: 分かりました!
そう言って守里は、第4グラウンドの方に向かう。
守里: さぁ、どこにいるのか…
怪しい人を探しつつ、走る。
守里: あ、そういえば、不審者達の特徴を聞くの忘れたな。
そう思っていると…
櫻宮: 守里、新しい情報が入った。
守里: 櫻宮さん!
インカムから櫻宮の声が聞こえる。
櫻宮: 不審者達の特徴よ。
タイムリーだな笑
守里: はい。
櫻宮: 特徴は~~
守里は櫻宮から不審者達の特徴を聞く。
守里: ありがとうございます!
櫻宮: 早く捕まえてね。
守里: はい!では失礼します!!
櫻宮: はいはーい!
守里はインカムを切る。
守里: よし。
櫻宮との会話を終えたところで、第4グラウンドに到着する。
第5グラウンドに、あんだけの風紀委員と体育委員がいて見つからないってことは、第4の方にいると思うんだよな。
服装はやっぱり変わってるかな…
となると、靴と体格ぐらいしかあてにならないか。
にしても、風紀委員が取り逃がすとは…
あと不審者達の目的は、なんなんだろう…
そう考えながら、あたりを見回す守里。
すると…
??: あら、守里君じゃない。何やってるの?
後ろから名前を呼ばれ、すぐに振り向く。
守里: え、奈々未さん!
奈々未: 生徒会の仕事中じゃないの?
これは、ホントのことを言ってもいいんだろうか…
一応、生徒にも保護者にも秘密でってことになってるからな。
隠すか。
守里: いえ、今は休憩中です。
奈々未: あら、そうなの?
守里: はい!それで奈々未さんは、どうしてこんな所に?
奈々未: いや、結真と蓮花がさ、第3グラウンドに先に行っちゃったから、私も行こうって思って向かってたところなの。
守里: そうだったんですね。それでは、みんなの応援よろしくお願いします。
守里は再び捜索を開始するために、奈々未と別れようとする。
奈々未: まぁまぁ、そんな焦らなくてもいいじゃない。
守里: で、でも…
この辺にいる不審者を早く見つけないと…
奈々未: …そういえば知ってる?第4グラウンドの北側に、校外への抜け道があること。
守里: へ?
奈々未: 外に協力者がいれば、そこから外に出られるんだよ。まぁ、そのことを知ってるのは私達の代の生徒会と一部の生徒だけだから、現役の子達は誰も知らないと思うんだけど。
守里: …
奈々未: ほら、早く行きなさい!
守里: は、はい!ありがとうございます!!
奈々未: いやいや、良いのよ~
やっぱりこの人には敵わないな笑
奈々未: 君のことは、なんでもお見通しなんだからね笑
うん、敵わない。
守里は奈々未に言われた通りに、第4グラウンドの北側へ走る。
守里: 櫻宮さん!
インカムで櫻宮と連絡を取る。
櫻宮: どうしたの?守里。
守里: 不審者達は、第4グラウンドの北側の塀に向かった可能性が高いです!
櫻宮: え、なんで?
守里: 今は時間が無いですから、とにかく風紀委員に連絡をお願いします!
櫻宮: …分かった。すぐに風紀委員を向かわせるから。
守里: あと、そこの塀の校外側にも、人を向かわせて下さい!
櫻宮: OK!
守里: お願いします。
よし、これで大丈夫だ。
そして、第4グラウンドの北側の塀まで来る。
守里: ん、あれは…
守里は、塀の手前に植えられた木々の間に、人影を見つける。
守里: うん、4人いる。
奈々未さんの言った通りだったな。
けど…
僕1人で、4人を捕まえることは出来ない。
それに、外側に何人協力者がいるかも分からない。
でも、このまま助けが来るのを待ってても、逃がしてしまう可能性があるか…
よし…
守里は、4人がいる場所から少し離れた木の裏に隠れる。
全員、マスクは外してる…
ここからなら、顔が確認できるけど、イカつい奴しかいないな…
多分だけど、アイツらがいる所から外に出られる。
そして、外にいる仲間が、何かしらの行動を起こすのを待っているって感じか…
それなら、アイツらと塀の間に割り込んでおけば、外には出られないはず。
おそらく、助けが来るまであと2分…
お、良いやつ発見。
守里は、足元に落ちていた大きめの木の枝を拾う。
じゃあ行くぞ!!
ブンッ!
手に持っていた木の枝を、不審者達の背後に投げる。
カランカラン
ナイスコントロール!
不審者1: ん?なんだ!
不2: おい、確認しろ!
不3: もう誰か嗅ぎつけてきたのか!
不4: 俺が見てくる。
やけに慎重だな…慣れてるのか…
でもいける!
守里は、不審者達が木の枝に気を取られている間に、不審者達と塀の間に駆け込む。
守里: ふぅ…
不1: っ!!
不2: なんだてめぇは!!!
不3: どこから現れやがった!!
守里: やっと見つけたよ。
塀の方に背を向け、不審者達と睨み合う守里。
守里: お前らの目的はなんなんだ。
不1: チッ
不2: どうする。
不3: どうするも何も、こいつをやるしかないだろ。
不4: これも、お前の仕業か…
不4が、守里が投げた木の枝を拾ってくる。
守里: そうだよ。まんまと引っかかってくれたね。マヌケで助かったよ。
不3: なんだと?
不2: 調子に乗りやがって。
不4: ぶっ殺してやる!!
不1: 全員落ち着け。こいつの挑発に乗ってどうする。
不2: …それもそうだな。
不3: でも、どうするよ。
不1: こいつをやることは変わらん。速攻でやるぞ。
不4: 分かった。
こいつら、やるな。
これはちょっと気張っとかないと、ヤバそうだ。
不1: いけ。
不2: おう!オラッ!!
不2が守里に殴りかかる。
パシッ
守里は不2の拳を掴む。
不3: フン!!
不3が不2の外側に回り込み、守里の脇腹に蹴りを入れようとするが…
守里: 危ね。
掴んだ不2の拳を横に振り、不3と自分の間に、不2の体を入れ込む。
不3の蹴りが不2にあたる。
不2: 痛って!
不3: こいつ…
不4: …
不4が守里の右側から蹴り込む。
守里: グッ!
守里はそれを避けることができず、腹に食らう。
不4: ?
守里: 痛いな~
そして、不2が掴まれてない方の手で、守里の顔面を殴る。
ボコッ
守里: ふぅ…
不2: こいつ効いてねぇのか。
不1: …
不3: 知らねぇ、とにかく殴り続けるだけだ!!
不2、3、4が守里を殴り続ける。
守里: はぁ…
さすがに、ここ最近の奴らとは違う…
不2: こいつマジで…
不3: おかしいだろ…
不4: 1歩も動いてねぇ…
不1: …
守里: フッ、大したことねぇな笑
不1: しょうがねぇ、俺がやる。
そう言って不1が前に出る。
守里: まだ、お仲間からの連絡は来ないのか?
不1: wなんのことだ。
守里: お前らは何がしたいんだ。
不1: さぁな…まぁここに用があったことは確かだw
守里: そりゃそうだろうな。
不1: …そろそろ死ね!
不1が守里に近づいたところで…
ボコッ
不2: グハッ
ドンッ
不3: ガハッ
ボスッ
不4: ブホッ
守里: やっと来ましたか…
不1: クソっ!
??: あぁ待たせたな。
守里: 若月さん。
若月: よく耐えた!!守里。
不1: チッ!今代の風紀委員長か!
若月: そうだよ。
守里: 後は頼みます。
若月: おう!先輩に任せとけ。
その後は一瞬だった。
不1: グフッ
ドサ
若月: ふぅ…
守里: にしても、若月さんが来たんですね。
若月: まぁね、麗華から直接頼まれたんだ。
守里: 櫻宮さんにですか…
若月: 麗華も警戒してたみたい。
守里: でもそれで正解でした。正直、葵波さんや、愛衣さん、若月さんとかじゃないとキツそうでしたから。
若月: だね。守里もボロボロだし。
守里: こいつら結構強かったです。
若月: 相変わらずだな笑
守里: よし、早く連れていきましょう。
若月: そうだね。
そして、若月が呼んだ風紀委員達が、不審者達を連れていった。
守里: これで一件落着か…生徒会室に戻らないと。
若月: 大変だな笑
守里: まぁ仕事ですから。
若月: ってか、その前に麗華に報告してやりな。
守里: あ、そうですね。
守里はインカムで櫻宮と連絡をとる。
守里: 櫻宮さん。
櫻宮: ん?守里、何?
守里: 無事、不審者4人を捕まえました。
櫻宮: お~それは良かった。
守里: 若月さんを向かわせてくれて、ありがとうございました!助かりました。
櫻宮: いやいや、私も嫌な予感がしてたからね。
守里: では生徒会室に戻ります。
櫻宮: いや、大変だっただろうし、30分ぐらい休憩していいよ。
守里: え、でも…
櫻宮: いいから、いいから。
守里: …分かりました。では、30分後に戻りますね。
櫻宮: はーい。
守里はインカムを切った。
若月: どうした、休憩になったか?
守里: はい、30分休めと言われました。
若月: だろうな笑、まぁゆっくり観戦でもしとけよ。
守里: はい、では失礼します。
若月: うん。私は一旦、生徒会室に寄ってから、風紀委員室に戻るよ。
そう言って若月は去っていった。
守里: じゃあどうするかな…まぁ第4グラウンドの方に行ってみるか。
そう言って守里は歩き始めた。
to be continued
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる