上 下
26 / 336
第2章 体育祭編

第26話「掛け持ち仕事の最終確認」

しおりを挟む
遅れている櫻宮、七星、鹿川を、生徒会室で待つ守里達。



中谷: なぁちゃん遅くない?


灰崎: 確かに、駅前からなら、もう着いててもおかしくないですね。


倉田: また、油を売ってるんでしょうか…



七星達に電話をかけてから、既に30分が経っていた。



中谷: 仕方ない…また電話かけるか…



と中谷が言った時…


ガチャ!!



七星: おっはよ!!!


櫻宮: おはよう!!


鹿川: おっはようございまーす!!!!!



3人が同時に入ってきた。



灰崎: 皆さんおはようございます。ニコッ


倉田: おはようございます。一緒に来られたんですね。


中谷: はぁ…揃いも揃って。


守里: おはようございます。


美月: お、おはようございます。


櫻宮: いやー遅れてごめんね。昨日寝れなくってさ!


鹿川: そうそう、私もです!ワクワクして寝られませんでした!!!



理由が小さい子のそれじゃん。



中谷: そんなことだろうとは思ったけど、会長と書記がなにやってんだよ。


櫻宮: まぁまぁ、落ち着いて!


中谷: はぁ…若月呼ぶよ。


櫻宮: !!ごめんごめん、それだけは勘弁!!!!


守里: 笑、相変わらず若月さんには弱いんですね笑


七星: そうや、ずっと変わらずやねん。


灰崎: それで、副会長は、なんでこんなに遅かったんですか?ニコッ


七星: !こっこわいで、灰崎君。


灰崎: なんでですか?ニコッ


七星: その、なんや、電話のあと、学校向かおうとしたんやけど…なな好みの鳩見つけてな!もうたまらんくなって!ずっと見てたんや!!


鹿川: それで、その鳩を見てた副会長を、私が見つけたんです!!


七星: そう!それで、まゆちゃんと一緒に学校行ってたら、麗華も合流して、今って感じなんやで!!


灰崎: はぁ…ほんとに…


七星: そんな、怒らんでや、灰崎君!


鹿川: そうだよ~そんなんじゃモテないぞ!灰崎君!!


灰崎: …


七星: …


鹿川: …


倉田: はぁ…もういいから、早く仕事始めましょう。


中谷: さっ切り替えて行こうか。麗華よろしく。


櫻宮: …うん。じゃあ、それぞれの役割を確認する。


「はい!」


櫻宮: まず、桃子と奏雄が、委員会からの通常の報告の処理、そして謙心、真佑、守里、美月は緊急の報告の処理。七星は私と一緒に、全体の取り纏め。それと、なにか問題が起きた場合は、全員で解決に当たるよ。


「はい!」


櫻宮: 全員が自分の仕事に責任を持つように!


「はい!」


櫻宮: よし、生徒会はこれから、機器の確認と、各委員会との最終打ち合わせをするからね。各々担当のところに行ってきて。守里と美月は風紀委員室に行ってきて。もうそろそろ時間でしょ。


守里 美月: はい!


櫻宮: みんな頑張ってこー!!


「おー!」


七星: じゃあ、ななはザキさんのとこ行ってくるな~


灰崎: 僕は体育委員のところに。


鹿川: 私は厚生委員のところに行ってきますね!


櫻宮: うん、いってらっしゃい!



3人は生徒会室を出て行った。



中谷: さぁ桃ちゃん、整備始めるよ。


倉田: はい!


櫻宮: ほら、早く2人も行ってきな!


守里: 了解です!では失礼します。


美月: 失礼します。



ガチャ



守里: 櫻宮さん達、楽しそうでよかった。


美月: やっぱりイメージと違うな~


守里: 笑、普段はあんな感じだからね。


美月: 親しみやすいかも。


守里: なんか悩み事とかあったら、話してみたら?


美月: うん、そうするよ。


守里: まぁとにかく、今日をなんとか乗り切らないと。


美月: 頑張ろう。


守里: うん。早速、風紀委員室に行くか。


美月: そうだね。




風紀委員室


ガラガラ



守里 美月: 失礼します。


若月: おはよう、守里、美月。


守里: おはようございます、若月さん。


美月: おはようございます。


若月: 生徒会は騒がしかったろ笑、おつかれ!


守里: 笑、そうですね笑


若月: 奏雄と、謙心、桃子以外はまともじゃないからな笑


守里: その3人のおかげで、助かりました。


若月: よし、生徒会の仕事もあって、大変だと思うが、風紀委員の仕事も頼むぞ。


美月: はい!


守里: もちろんです。


若月: じゃあ、席に着いてくれ。



守里と美月が席に着いて、いつものあの子の席以外が埋まる。



若月: はぁ…相変わらず、あいつは遅いようだな。まぁ遅刻してるわけじゃないんだが…



と話していると…


ガラガラ



珠美: 失礼します!!


若月: 笑、毎度だな、珠美。早く席に着いて。


珠美: はい!


若月: 全員揃ったな。もうみんな、自分の仕事は完璧に頭に入ってると思うから、私から特に言うことはないんだが、ペアの相手と、見回り場所が近いペアと最終確認をやってくれ。


「はい。」


守里: 僕達は第3グラウンド中心の見回りだね。


美月: 生徒会室と第3グラウンドは近いから良かった。


守里: そこら辺も若月さんが考えてくれたんじゃないかな。あと、同じ第3グラウンド担当のペアも。


美月: 中村さんのペアだよね。


守里: うん。それに、その他にも二組いるから、他の場所よりも多い。


美月: 私達が抜けても大丈夫ってことか。


守里: じゃあ、そのペア達と話そう。


美月: そうだね。



2人はそのペア達の元へ向かう。



守里: 珠美、今日はよろしく。


珠美: はい!よろしくお願いします。


後輩: 守里先輩よろしくお願いします。


守里: あ、僕の名前知ってんるだ。


後輩: はい!中村さんから話を聞いてるので。


守里: そっか、珠美のペアは相当大変だと思うけど、頑張ってね。


後輩: はい!頑張ります!


守里: 笑、君の名前は?


後輩: 僕は"新里優太しんざと ゆうた"といいます!


守里: 優太くんね、よろしく。


新里: はい!!


守里: よし、第3グラウンド担当の人こっちに来てもらっていいですか!



と、守里が呼びかけ、残りの二組が集まった。



守里: えっと、まずなんだけど、僕と美月さんのペアは生徒会の方の仕事もあるので、色々と迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いします。


美月: よろしくお願いします。


風紀委員1: おう!もちろんだ。でもそっちの方が大変だろうからな笑、頑張れよ。


風委2: そうそう、午後からは私達のことは気にしないで、生徒会の仕事に集中してね。


守里: ありがとう。


風委1: それで、俺達と1年のペアが第3グラウンドの北と西側で、守里と遅刻常連さんのペアが南と東側だよな。


守里: うん笑



遅刻常連ってのは、珠美のあだ名かな笑



風委3: はい、そうです。


風委2: 午後は私達が東側を手伝うからね。


珠美: はい!よろしくお願いします!!



特に珠美も気にしてないようだし、自業自得の部分もあるから、まぁいっか笑



風委4: 南側は私達が手伝います。


新里: ありがとうございます。


風委1: 笑、助け合っていこうぜ!


守里: 午前中は僕達も全力で仕事をするので!


風委1: あぁ、みんなで頑張ろう!!


風委2: じゃあ、みんな競技で抜ける時間を言っていって。




数分後…



風委2: これなら、問題なさそうね。


風委1: ってか、守里は例の謎競技に全部出るんだな笑


守里: そうなんだよ。怖くて怖くて…


風委2: 白城さんも健康ランドに出るんだね。


美月: はい…


風委1: うん、まぁなんというか、頑張れよ。


珠美: 先輩!頑張ってください!


新里: 守里先輩の活躍を見届けます!!


守里: 笑、そっか、なら頑張らないとだな。


風委2: よし、今日1日、力を合わせて頑張っていきましょう!


「おー!!」



と話し合いが終わり…



若月: じゃあこれからインカムを配るから、無くしたり、壊したりしないようにな。


「はい!」



全員がインカムを受け取り…



若月: もう良い時間だから、各自、自分のクラスに戻ってくれ。では解散。


守里: 美月さん行こ。


美月: うん。



そうして2人は教室に向かった。




to be continued

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

推しの幼なじみになったら、いつの間にか巻き込まれていた

凪ルナ
恋愛
 3歳の時、幼稚園で机に頭をぶつけて前世の記憶を思い出した私は、それと同時に幼なじみの心配そうな顔を見て、幼なじみは攻略対象者(しかも前世の推し)でここが乙女ゲームの世界(私はモブだ)だということに気づく。  そして、私の幼なじみ(推し)と乙女ゲームで幼なじみ設定だったこれまた推し(サブキャラ)と出会う。彼らは腐女子にはたまらない二人で、もう二人がくっつけばいいんじゃないかな!?と思うような二人だった。かく言う私も腐女子じゃないけどそう思った。  乙女ゲームに巻き込まれたくない。私はひっそりと傍観していたいんだ!  しかし、容赦なく私を乙女ゲームに巻き込もうとする幼なじみの推し達。  「え?なんで私に構おうとするかな!?頼むからヒロインとイチャイチャして!それか、腐女子サービスで二人でイチャイチャしてよ!だから、私に構わないでくださいー!」  これは、そんな私と私の推し達の物語である。 ───── 小説家になろう様、ノベリズム様にも同作品名で投稿しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...