ただ守りたい…〜大事な人を守るには、金と権力と腕っ節…あと諦めない心が必要です〜

ドラると

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第1章 出会い編

第19話「妹達とのお買い物」

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翌日


今日は前々から約束していた、家族でお買い物の日である。



結真: みんな行くよ~準備できた?


美月: うん。


桜: できたよ。


守里: もちろん!


蓮花: ちょっと待って~


結真: ほら、蓮花早く!


蓮花: 分かったから~


守里: 蓮花ちゃんには困ったもんだな~


結真: 寝坊した人が何言ってんの?


守里: ウグッ



痛いとこをつかれた。



美月: まぁいいじゃん、守里君は間に合ったんだから。


守里: だ、だよね~


桜: 準備するスピード凄かった。


結真: 私達女の子には、色々と準備することがあるから。


美月: 時間かかるんだよ~


蓮花: だから蓮花が遅れるのも仕方がないの!


結真: それは違う!


守里: うん、男の僕でもそれははっきりと分かるよ。


結真: 蓮花が二度寝したからでしょ!


蓮花: だって、ソファが気持ちよかったんだもん!


美月: 確かにあのソファは寝心地いいよね。


桜: 蓮花、ヨダレ垂らして寝てたもんね笑


守里: 可愛かったな~


蓮花: エヘヘ笑


結真: いいから、早く準備しなさーい!!!


◇◇◇


ギフトモール


守里達は結真の運転する車でギフトモールに来た。



結真: よし、じゃあ別れて、それぞれ必要なものを買っていこ。


守里: うん。


蓮花: じゃあ、蓮花はお兄ちゃんと一緒!!


桜: さくも、お、お兄ちゃんとがいい…



妹2人と一緒か。



結真: 分かった。なら美月は私と一緒ね。


美月: はーい。


蓮花: 早く行こ!!!


守里: はいはい笑



蓮花が守里の手を引っ張る。



結真: 笑、また後でね。


蓮花: バイバイ!!



そうして守里達は歩いていった。



結真: 随分と蓮花は守里に懐いたわね笑


美月: だね笑


結真: あの様子だと、守里は大変になりそう。


美月: 蓮花はおねだり上手だから。


結真: また、蓮花の部屋に物が増えそうだ笑


美月: 次会ったら、守里君の腕にはたくさん袋がかかってるんだろうな~


結真: そうね、守里優しいから、荷物全部持ってそうだし。


美月: 桜の分もあるからね。


結真: 桜も積極的に行けたらいいんだけどな~


美月: あの子は引っ込み思案だから。


結真: それに照れ屋さんでもあるからね。そこが可愛いんだけど。


美月: 積極的な蓮花と消極的な桜か…そこにしっかり者の守里君。バランス良いよね。


結真: 確かに。


美月: 今もワイワイしてるんだろうな笑


結真: じゃあ、私達も楽しく行こ!!


美月: うん!




その頃、守里達は…



守里: 2人共、まず何買いに行く?


蓮花: うーんとね、蓮花、お洋服買いに行きたい!!


守里: 桜ちゃんはどうしたい?


桜: さくもお洋服買う。


守里: 分かった。それなら2階だね。


蓮花: Let's Go!!!!



元気よく蓮花が歩き出す。



守里: 待ってよ、蓮花ちゃん。


蓮花: 早く行きたいんだもーん!


守里: 全く…桜ちゃん行こ!


桜: うん。


2人は蓮花について行く。




蓮花: ここ良さげじゃない?



そう言って、蓮花はエスカレーターの近くにあったお店を指す。



守里: ならここで服を見ようか、2人とも自由に見てきて良いよ。僕は、そこら辺のベンチで待ってるから。


蓮花: はーい!


桜: うん。



2人は店の中に入っていった。


いやはや、可愛い妹達と買い物できるのは嬉しいけど、大変だな。

日向子と飛香が言うには、女の子は買い物にも時間かかるらしいし。


にしてもギフトモールか…


父さんに呼ばれた時も、集合場所がここだったんだよな。

あの時は怖かった笑

森田さんと矢口さんに、リムジンで連れられてね笑


防衛団に、敵勢力か~

今のところなんも無いけど。


最近の暴力事件とかもそれ関係なのかな?

それなら、一般の人に被害が出ないようにして欲しいよね。


と、考えていると、携帯が振動した。



守里: お、蓮花ちゃんから連絡きてる。


「お店に来て!」


守里: なんだろ…まぁとりあえず行くか。



そうして守里は、桜と蓮花が入った店に行く。



守里: えーっと、2人はどこにいるのかな~


蓮花: あ!お兄ちゃん来た!!こっち来て!!



そう言って蓮花が手招きをする。


そこへ向かうと、蓮花と桜が大量の洋服を持っていた。



守里: どうしたの?


蓮花: あのね!蓮花達のお洋服を選んで欲しいの。


守里: たちってことは、桜ちゃんも?


桜: うん…ダメかな?



上目遣いで桜が守里を見る。


はぁ…蓮花もそうだけど、僕の妹達はなんて可愛いのだろうか。



守里: も、もちろんいいけど、本当に僕でいいの?僕センスないから、結真姉さん達を呼んだ方が…


蓮花: お兄ちゃんに選んで欲しいの!!


桜: ウンウン!


守里: 本当に?


蓮花: だから大丈夫だって言ってるじゃん!!


桜: ウンウンウン!!



桜がめちゃくちゃ頷く。


これはお願いを聞かないとだな笑



守里: 笑、分かったよ。僕が責任をもって選ぶね。


蓮花: やった!!じゃあ、桜お姉ちゃん!試着室行こ!!


桜: うん!!



そう言って、2人は試着室へと入る。


その後、桜、蓮花のファッションショーが始まった。




しばらく経って…



守里: あー疲れた~


蓮花: フフン、新しいお洋服いっぱい!!


桜: お兄ちゃん重くない?


守里: 全然大丈夫だよ…大丈夫…



お店を出た守里は結真達が予想してた通り、大量の紙袋を腕にかけていた。


これがお兄ちゃんの宿命なのか…


守里は桜と蓮花のファッションショーを見て、結局服を選びきれなかった。

その結果、桜と蓮花は、どの服を買うか迷うことになり、その様子を見て守里は…


お兄ちゃんの意地を発揮し、自分のお金で、最初に桜と蓮花が持っていた服のほとんどを、買うことになった。


はぁ…

お財布がすっからかん…


と守里が心の中で落ち込んでいると…



蓮花: 本当にありがとうね。お兄ちゃん大好き!!


桜: ありがとう!お兄ちゃん!



天使達の声が心に響き…



守里: どういたしまして、お兄ちゃんとして当然だよ!!



守里のメンタルが復活した。


またバイトで稼げばいいんだ。

こんなに可愛い笑顔を見れるんだから。



蓮花: 次どこ行く?


守里: なんか服以外に欲しいものないの?


蓮花: 蓮花はもうないかな。



笑、蓮花ちゃんは服だけだったのね…



桜: ん~さくは文房具が見たい。あとゴニョゴニョ


守里: 文房具と、えっと…


蓮花: 桜お姉ちゃん、最後なんて言ったの?


桜: あのみたらし団子を…


守里: あ~みたらし団子ね。笑、ほんとに桜ちゃんはみたらし団子が好きだね。


桜: ///


守里: OK、文房具見たあと、みたらし団子買いに行こっか。


桜: うん。


蓮花: じゃあ行こう!!


守里: 文房具店は3階だから、上がらないとだね。



そうして、文房具店へと向かった。




守里: 桜ちゃん欲しいのあった~?



守里達が文房具店に来て、かれこれ30分が経過していた。



桜: うーん、これとこれどっちに…


蓮花: 桜お姉ちゃん、優柔不断だから、選ぶのに時間かかっちゃうんだよ。


守里: へぇー桜ちゃんがね…


蓮花: 昔からそうなの。


守里: そうなんだ。


蓮花: でも、多分この一言を言えば…


守里: ん?


蓮花: 桜お姉ちゃん!早くしないとみたらし団子食べれないよ!!!


そう蓮花が言うと…


桜: !!!



桜は即座に文房具を選び、会計へと向かった。



蓮花: これが効果的なんだよ笑


守里: あは、あはははは…



桜ちゃんはみたらし団子に取り憑かれてるのかな…


そして…



桜: お兄ちゃん!!みたらし団子行こ!!



キラキラとした目で、桜ちゃんが見てくる。



守里: う、うん。行こうか…



桜から放たれるオーラに若干ビビりながらも、守里達はフードコートに向かった。




to be continued
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