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第24話 異世界初のショッピング!
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「ま、まさかあれは神獣様……!?」「神々しい……! なんという美しさだ……!」「死ぬ前に御姿を拝見できてよかった……!」「うおー! 神獣様カッケー!」「まさか伝説をこの目で見れる日が来ようとは……」「すっごいもふもふ……! 触り心地ヤバそう……!」
「レイスだ……」「美人なレイスがいる……」「テイムされてるのかな? それともネクロマンサー?」
「サルとは思えないカッコよさ」「ゴリラだ」「奇抜なチンパンジー……」
「あのキツネ可愛い~!」「なでなでさせてもらえないかなぁ」
王都に入ったところ、俺たちは街中の人たちからガン見されることになった。
特に神獣の零華が注目されている。
『ガキんちょたちよ! 特別に我をもふもふさせてやろう! シャンプーとトリートメントで実現した最高の毛並みを堪能するがいい!』
「ありがと、神獣さまー!」「ナニコレ!? すっごくもふもふ!」「えへへ、気持ちい~!」「ふにゃ~」
零華は自慢のもふもふであっという間に子供たちの心をつかんでしまった。
意外と面倒見がいいんだな、零華は。
幼稚園の先生とか似合いそう。
道行く子供たちにもふもふサービスをしながら、俺たちは街を進む。
ふむふむ、意外と近代的な街並みだな。
地球でいうところの十九世紀ヨーロッパに近い雰囲気だ。
シロナに案内してもらって進んでいると、ほどなくして冒険者ギルドの建物が見えてきた。
まずは魔物素材を売却して資金調達だ。
「頼もー!」
「ああん? 見ねぇ顔だなようこそいらっしゃいました!」
「変わり身早っ!」
扉を勢い良く開けると冒険者たちが睨んできたが、後ろにいる零華を見るなりすぐに態度が低くなった。
神獣パワーすげぇな。
「神獣を手なずけたやつが王都に来てるって連絡あったがマジだったとはな……。ほら、ボケっとしてないで受付するんだ」
「あ、そうですね! こちら冒険者ギルドです! 本日はいかがなされましたか?」
「魔物素材を売却しに来た。ほれ」
俺は【アイテムボックス】から魔物素材を取り出す。
ギルドの床にSランク魔物の素材がたくさん現れた。
「なっ、ななななんちゅう量の魔物素材! しかも全部レア度が桁違いじゃないですか! どうやってこんなにたくさん集めたんですか!?」
「魔境に住んでるとどんどん溜まってくんだよ。在庫処理してくれ」
「魔境に住んでる!?」
受付嬢さんが驚く。
ギャラリーの冒険者たちはしーんと静まり返っていた。
なんかあれだ、寂しいな。
異世界モノで冒険者ギルドって言ったらアレだろ。
「インチキだ! とか言われてテンプレみてぇに絡まれたかったな……。残念」
「いや、神獣手なずけてるやつに絡める勇者はいねぇよ」
至極もっともなツッコミをされてしまった。
それもそうか。
換金はできたから気を取り直そう。
「え゛っ!? シロナ!? 死んだはずじゃ……」
「久しぶりですね、ドロシー」
「ぎゃあー! 会いたかったですぅぅぅぅ……!」
俺が換金している裏で感動の再会が起きていた。
シロナの姿を見た受付嬢さんが再会の喜びに涙を流す。
「おい! あのレイスよく見たらAランク冒険者のシロナさんじゃねぇか!」「マジで!?」「死んだって聞いてたけど本当だったのか……」「炎滅の魔女シロナさん!?」
「二つ名で呼ぶのはやめてください! 厨二すぎて恥ずかしいんですってば!」
シロナは悶えながら受付嬢さんに冒険者カードを差し出した。
「私は今日をもって冒険者を引退します! これで恥ずかしい二つ名とはおさらばじゃー!」
「そ、そんな! まさかもう成仏して消えちゃうんですか!? せっかく再会できたばかりだってのに……!」
「まだあと八十年はぬくぬく余生を満喫するつもりですよ」
「思ったより長生きするつもりだった。いや、もう死んでますけど!」
「私はなぎさのご飯を食べないと生きていけない身体になっちゃいましたからねぇ。とりあえずなぎさが寿命を迎えるまではご飯をたかり続けるつもりです。だからこれからも会えますよ!」
「それは嬉しいけど…………なんかなぎさのご飯を食べないと生きていけない身体になったの言い方が恋人みたいでしたよ」
「ふぁっ!? 別にそんなつもりないです! ただ単になぎさのご飯がどれくらいおいしいか比喩表現したらこんな言い方になっちゃっただけですよハハハ」
『顔真っ赤だしすんごい早口になってるぞ、シロナ』
「きゅいきゅい~」
なんかよくわからんけどシロナが零華とコンちゃんにからかわれていた。
換金手続きでよく聞いてなかったから、後でどんなこと話してたのか聞こっと。
……うし! 換金手続き完了!
大量のお金ゲットだぜ!
ギルドを出た俺たちは商業エリアに向かう。
異世界初のショッピングといきますか!
『まずは食料品だろ!』
「王都は海に面しているだけあって海産物の品ぞろえが豊富ですよ」
行先は魚市場に決定!
「海鮮丼! 天ぷら刺身にカルパッチョ!」
「きゅーきゅーきゅー!」
ほー! 地球にもいるような魚から見たことない魚まで新鮮なのがたくさんあるなぁ~。
店主のおっちゃんにいろいろ話を聞いていいなと思ったやつやうまそうな見た目のやつを片っ端から買ってくか!
「これはキルシャーク鯛といってな、淡白な白身が刺身にうってつけな魚だ。サメを簡単に殺しちまうほど強い魚だが、身は意外と固くないからその子ぎつねでも食べやすいと思いやすぜ!」
「ほほーう、買った!」
店主のおっちゃんと会話していたら、零華がショッキングピンクの斑点が特徴的な怪魚を指さした。
『これうまそう!』
「感性大丈夫? 毒ありそうな見た目してますけど」
「おー、零華もそう思うか! こいつうまそうだよな!」
「そういえばこの二人似た者同士なんだった」
「この魚に目をつけるとはお目が高ぇ。この魚にゃ強力な幻覚作用のあるうま味成分が大量に含まれてるから、解毒魔法を使いながら食べるのがおススメでっせ! ちなみに超うまい」
「よし買った!」
コンちゃんは解毒魔法を使うことができるからな。
こんなん購入一択だ。
買わない理由がない。
こうして市場で大量の魚介類を購入した俺たちは武器屋にやって来た!
異世界の武器とかロマンしかねぇだろ!
『我これ買う! 人化した我がバスターソード持ってたらギャップすごくない?』
「俺は衝撃を与えただけで爆発して壊れる剣をたくさん買うぜ! ネタ武器最高!」
「貴方たちに武器は必要ないでしょ」
『わかってないなぁ~シロナは』
「こういうのはロマンなんだよ。ロマン最高!」
『ロマン最高~!』
「はぁ……。どうせいつまで経ってもわかりませんよ私たちには。ね、コンちゃん」
「きゅーい」
ロマンはいいのになぁ。
俺と零華はロマンの素晴らしさを共有できないことを少し残念に思いながらも、それぞれが気に入った武器を購入する。
武器屋を後にした俺たちは、ちらりと除いた露店で面白いものを見つけた。
見た目はやせ細ったカブだが、明らかにファンタジーの存在だ。
「こちらはマンドラゴラでございます。大変美味ですが、なかなか見つからない希少な品でございますのでお値段は少々お高めになっております」
鳴き声を聞くと死ぬことで有名なマンドラゴラは、かすれた声で弱弱しく「ア……ア……アア……」と発していた。
うーん、特に体に異変を感じたりはしないなぁ。
店主も平気そうだし、この世界のマンドラゴラは大したことないのだろうか。
「マンドラゴラは病弱で他の魔物にすぐ食べられてしまうような、大した力を何も持っていないただおいしいだけの魔物です」
「めっちゃボロクソ言うやん。……ん? まてよ……?」
マンドラゴラは植物の魔物。
病弱……めっちゃうまい……。
現代農業技術でマンドラゴラ育てたらとんでもなくうまい最強マンドラゴラが爆誕するんじゃね!?
物は試しだ。
やるだけやってみよう!
「マンドラゴラ買った!」
「ご購入ありがとうございます!」
うまいマンドラゴラが食べられるといいな~。
のんきなことを考えていたこの時の俺は、まさかあんなことになるなんて思ってもいなかった。
「レイスだ……」「美人なレイスがいる……」「テイムされてるのかな? それともネクロマンサー?」
「サルとは思えないカッコよさ」「ゴリラだ」「奇抜なチンパンジー……」
「あのキツネ可愛い~!」「なでなでさせてもらえないかなぁ」
王都に入ったところ、俺たちは街中の人たちからガン見されることになった。
特に神獣の零華が注目されている。
『ガキんちょたちよ! 特別に我をもふもふさせてやろう! シャンプーとトリートメントで実現した最高の毛並みを堪能するがいい!』
「ありがと、神獣さまー!」「ナニコレ!? すっごくもふもふ!」「えへへ、気持ちい~!」「ふにゃ~」
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意外と面倒見がいいんだな、零華は。
幼稚園の先生とか似合いそう。
道行く子供たちにもふもふサービスをしながら、俺たちは街を進む。
ふむふむ、意外と近代的な街並みだな。
地球でいうところの十九世紀ヨーロッパに近い雰囲気だ。
シロナに案内してもらって進んでいると、ほどなくして冒険者ギルドの建物が見えてきた。
まずは魔物素材を売却して資金調達だ。
「頼もー!」
「ああん? 見ねぇ顔だなようこそいらっしゃいました!」
「変わり身早っ!」
扉を勢い良く開けると冒険者たちが睨んできたが、後ろにいる零華を見るなりすぐに態度が低くなった。
神獣パワーすげぇな。
「神獣を手なずけたやつが王都に来てるって連絡あったがマジだったとはな……。ほら、ボケっとしてないで受付するんだ」
「あ、そうですね! こちら冒険者ギルドです! 本日はいかがなされましたか?」
「魔物素材を売却しに来た。ほれ」
俺は【アイテムボックス】から魔物素材を取り出す。
ギルドの床にSランク魔物の素材がたくさん現れた。
「なっ、ななななんちゅう量の魔物素材! しかも全部レア度が桁違いじゃないですか! どうやってこんなにたくさん集めたんですか!?」
「魔境に住んでるとどんどん溜まってくんだよ。在庫処理してくれ」
「魔境に住んでる!?」
受付嬢さんが驚く。
ギャラリーの冒険者たちはしーんと静まり返っていた。
なんかあれだ、寂しいな。
異世界モノで冒険者ギルドって言ったらアレだろ。
「インチキだ! とか言われてテンプレみてぇに絡まれたかったな……。残念」
「いや、神獣手なずけてるやつに絡める勇者はいねぇよ」
至極もっともなツッコミをされてしまった。
それもそうか。
換金はできたから気を取り直そう。
「え゛っ!? シロナ!? 死んだはずじゃ……」
「久しぶりですね、ドロシー」
「ぎゃあー! 会いたかったですぅぅぅぅ……!」
俺が換金している裏で感動の再会が起きていた。
シロナの姿を見た受付嬢さんが再会の喜びに涙を流す。
「おい! あのレイスよく見たらAランク冒険者のシロナさんじゃねぇか!」「マジで!?」「死んだって聞いてたけど本当だったのか……」「炎滅の魔女シロナさん!?」
「二つ名で呼ぶのはやめてください! 厨二すぎて恥ずかしいんですってば!」
シロナは悶えながら受付嬢さんに冒険者カードを差し出した。
「私は今日をもって冒険者を引退します! これで恥ずかしい二つ名とはおさらばじゃー!」
「そ、そんな! まさかもう成仏して消えちゃうんですか!? せっかく再会できたばかりだってのに……!」
「まだあと八十年はぬくぬく余生を満喫するつもりですよ」
「思ったより長生きするつもりだった。いや、もう死んでますけど!」
「私はなぎさのご飯を食べないと生きていけない身体になっちゃいましたからねぇ。とりあえずなぎさが寿命を迎えるまではご飯をたかり続けるつもりです。だからこれからも会えますよ!」
「それは嬉しいけど…………なんかなぎさのご飯を食べないと生きていけない身体になったの言い方が恋人みたいでしたよ」
「ふぁっ!? 別にそんなつもりないです! ただ単になぎさのご飯がどれくらいおいしいか比喩表現したらこんな言い方になっちゃっただけですよハハハ」
『顔真っ赤だしすんごい早口になってるぞ、シロナ』
「きゅいきゅい~」
なんかよくわからんけどシロナが零華とコンちゃんにからかわれていた。
換金手続きでよく聞いてなかったから、後でどんなこと話してたのか聞こっと。
……うし! 換金手続き完了!
大量のお金ゲットだぜ!
ギルドを出た俺たちは商業エリアに向かう。
異世界初のショッピングといきますか!
『まずは食料品だろ!』
「王都は海に面しているだけあって海産物の品ぞろえが豊富ですよ」
行先は魚市場に決定!
「海鮮丼! 天ぷら刺身にカルパッチョ!」
「きゅーきゅーきゅー!」
ほー! 地球にもいるような魚から見たことない魚まで新鮮なのがたくさんあるなぁ~。
店主のおっちゃんにいろいろ話を聞いていいなと思ったやつやうまそうな見た目のやつを片っ端から買ってくか!
「これはキルシャーク鯛といってな、淡白な白身が刺身にうってつけな魚だ。サメを簡単に殺しちまうほど強い魚だが、身は意外と固くないからその子ぎつねでも食べやすいと思いやすぜ!」
「ほほーう、買った!」
店主のおっちゃんと会話していたら、零華がショッキングピンクの斑点が特徴的な怪魚を指さした。
『これうまそう!』
「感性大丈夫? 毒ありそうな見た目してますけど」
「おー、零華もそう思うか! こいつうまそうだよな!」
「そういえばこの二人似た者同士なんだった」
「この魚に目をつけるとはお目が高ぇ。この魚にゃ強力な幻覚作用のあるうま味成分が大量に含まれてるから、解毒魔法を使いながら食べるのがおススメでっせ! ちなみに超うまい」
「よし買った!」
コンちゃんは解毒魔法を使うことができるからな。
こんなん購入一択だ。
買わない理由がない。
こうして市場で大量の魚介類を購入した俺たちは武器屋にやって来た!
異世界の武器とかロマンしかねぇだろ!
『我これ買う! 人化した我がバスターソード持ってたらギャップすごくない?』
「俺は衝撃を与えただけで爆発して壊れる剣をたくさん買うぜ! ネタ武器最高!」
「貴方たちに武器は必要ないでしょ」
『わかってないなぁ~シロナは』
「こういうのはロマンなんだよ。ロマン最高!」
『ロマン最高~!』
「はぁ……。どうせいつまで経ってもわかりませんよ私たちには。ね、コンちゃん」
「きゅーい」
ロマンはいいのになぁ。
俺と零華はロマンの素晴らしさを共有できないことを少し残念に思いながらも、それぞれが気に入った武器を購入する。
武器屋を後にした俺たちは、ちらりと除いた露店で面白いものを見つけた。
見た目はやせ細ったカブだが、明らかにファンタジーの存在だ。
「こちらはマンドラゴラでございます。大変美味ですが、なかなか見つからない希少な品でございますのでお値段は少々お高めになっております」
鳴き声を聞くと死ぬことで有名なマンドラゴラは、かすれた声で弱弱しく「ア……ア……アア……」と発していた。
うーん、特に体に異変を感じたりはしないなぁ。
店主も平気そうだし、この世界のマンドラゴラは大したことないのだろうか。
「マンドラゴラは病弱で他の魔物にすぐ食べられてしまうような、大した力を何も持っていないただおいしいだけの魔物です」
「めっちゃボロクソ言うやん。……ん? まてよ……?」
マンドラゴラは植物の魔物。
病弱……めっちゃうまい……。
現代農業技術でマンドラゴラ育てたらとんでもなくうまい最強マンドラゴラが爆誕するんじゃね!?
物は試しだ。
やるだけやってみよう!
「マンドラゴラ買った!」
「ご購入ありがとうございます!」
うまいマンドラゴラが食べられるといいな~。
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