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第14話 邪竜バハムート、思ったよりヤバいやつだった
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『久しぶりに会いに来てやったぞ、フェンリルよ! 妾と勝負するのじゃ!!!』
邪竜バハムートが俺たちの前に現れた。
『おrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr』
零華が顔をしかめる。
嫌そうとかいうレベルじゃねぇな。
いったい邪竜バハムートに何をされたんだ。
『気をつけろ……! コイツはとんでもない危険人物だ……!』
「零華がそこまで言うほどの相手ですか……!」
『我、こう見えても千歳超えてるんだけどな。実は三百年ほど前からあいつにストーキングされてるんだ……』
「危険人物の方向性が別の意味で危険すぎる。三百年ストーカーて」
「年季の入ったストーカーだな」
「何そのパワーワード。人生で二度と聞くことはなさそうですね」
俺たちの言いぐさが気に入らなかったのか、邪竜は猛抗議してきた。
『ストーキングとは人聞きの悪いことを言うな! 妾とフェンリルはライバルではないか!』
『勝手にライバル宣言しないでくれんか? あと、我には零華という自慢の名前があるんだが』
『そもそも零華だって嫌そうにしてなかったじゃろ! いつも妾が見つけやすい場所にいたじゃないか!』
「ガチの犯罪者みたいな言い訳するな」
俺の中で邪竜バハムートは頭のおかしいアホ説が濃厚になってきた。
これが神獣マジかぁ……。
「おい、バハムート。とりあえずその巨体はどうにかならんの? さっきから風圧ヤバいんだが。農園の植物ちょっとダメになっちまったじゃねぇか」
『妾のことを太ってるみたいに言うな! レディなんやぞ!』
邪竜の体が光に包まれる。
数秒後、十歳くらいの外見をした黒髪ツインテの女の子が現れた。
少なくともレディではないな、うん。
「ちんまいな~、お前」
『仕方ないじゃろ! 妾はまだ五百歳ちょっとなんじゃし!』
「これがロリババアってやつか」
『誰がロリババアじゃー! 夜は九時過ぎにはもう寝るし朝は六時前に目が覚めて時々ゲートボールに参加しとるけど、妾はまだまだピチピチなんじゃぁ!』
「予想以上におばあちゃんだった」
『第一、妾は零華と戦いに来たんじゃ! お主はどういう立場から妾に物申しておる!』
そんな物申す系ユ〇チューバーみたいなことしてるつもりはないんだけどな。
邪竜バハムートに物申す! 「ストーカーは犯罪です!」
うーん、クソ動画になりそう。
「零華の今の飼い主はこの俺、星宮なぎさだ。勝負云々の話はまず俺を通してもらおうか」
「その感じは飼い主というよりマネージャーでは?」
『我、今なぎさプロダクションに所属してるんだよね。勝負したいなら、社長のなぎさに話を通した上で契約をしてコラボ料を払うのが筋であろう?』
「どさくさに紛れて金をせびるな。あと、零華が採用されたのは食欲を活かす会社ですよね? いつからアイドル事務所みたいになったんですか」
「実は倒産しちゃって……」
「あの無能人事なら納得ですね」
『こうして多額の借金を背負うことになった我たちはアイドル事務所として再スタートしたのだった。第二章、逆襲のなぎさプロダクション編、開幕』
『妾をほったらかして意味わからんストーリー展開しないで?』
邪竜が混ぜてほしそうな目でツッコんできた。
極端な構ってちゃんなのかな、この子。
寂しがり屋な女の子、邪竜バハムート……キャラ崩壊がひどいな。
「すまんすまん、邪竜ちゃん」
『邪竜ちゃんってなんじゃ! 妾のことはバハムート様と呼ぶがいい!』
「出会い頭なら呼んでましたよ、邪竜ちゃん。今は無理」
『チックショー、もういいわ!』
「小〇太夫みたいな言い方すな」
『ええい、零華の飼い主とか言ったな、なぎさ! なら、お主も妾のライバルじゃ!』
雑なライバル認定やめてくれませんかね。
俺も死ぬまでストーキングされちゃうのかな……。
『なぎさと零華にゲートボールでの対戦を申し込む!』
よりによってゲートボールかよ。
邪竜ちゃんのやつ自分が有利そうな条件で申し込んできやがった。
姑息なやつだ。
『そこの魔女。名前は?』
「シロナです」
『なぎさと零華チーム、妾とシロナチームで対戦するぞ!』
「あの、勝手に私を巻き込まないでもらえませんかね?」
『なんじゃ! お主と養子縁組してやろうか?』
「何その脅し方。……しょうがないですね。絶対に嫌なので参加します」
どうせならトリオ兄弟も参加させるか。
人数多いほうが楽しいだろ。
というわけで、配役はこのようになった。
なぎさチーム。
俺と零華とゴリマックス。
邪竜ちゃんチーム。
邪竜ちゃんとシロナとスタイリッシュ横島。
このチームでの対戦を、実況の龍之介。
解説のコンちゃんでお送りしていきます。
「ウッキッキ」
「きゅ~、こん!」
ゲートボールのルールはいたって簡単だ。
チェックポイントを三つ通してゴールさせるだけ。
早く上がるほどポイントが多く貰える。
こうして始まった第一回ゲートボール大会は、僅差でなぎさチームが勝利することになった。
意外とうまい初心者のシロナ。
鮮やかにロングショットゴールを決めた横島。
なぜか一番下手な邪竜ちゃん。
邪竜ちゃんチームも頑張っていたが、俺たちには届かなかった。
「実は俺、日本にいたころよくゲートボールに参加してたんだよな」
『前に畑がイノシシに荒らされて困っている農家がいてな。我がイノシシビュッフェして解決してやった時に、ゲートボールに誘われて嗜んでたんだよね。実は』
俺たちも経験者だったってわけだ。
ちなみに一番強かったのは初心者のゴリマックスな。
繊細さと丁寧さでゴリマックスの右に出る者はいねぇぜ!
「それでは優勝チームのゴリマックス氏にインタビューしたいと思います! ゴリマックスさん、優勝した感想はいかがでしょうか?」
「ウホホ、ウホウホウホ」
「なるほどー。優勝した要因についてはどのようにお考えなのでしょうか?」
「ウホホウ、ウホホウホウホホ。ウホホ、ウホホホホ、ウホーホホウホウホウホホ」
「ぐすっ……! 私……! 感動じてしまいまじた……ッ!」
「何言ってるかさっぱり分からないのですが」
ゴリマックスのインタビューは感動的なものになった。
次は邪竜ちゃんチームへのインタビューだ。
「シロナさん。今回は惜しくも敗北してしまいましたが、今のお気持ちはいかがでしょうか?」
「始める前は面倒なことに巻き込まれたと思っていましたが、実際にやってみると思ったより楽しかったですね。負けちゃったのはが悔しいです。今度はリベンジしてやりますよ!」
「ありがとうございました! 続いて、邪竜ちゃんは今のお気持ちいかがでしょうか?」
『くっ……! 殺せ……!』
「リアルにクッコロするやつ初めて見た。俺がクッコロしても需要あるかな」
「ないと思います。そもそも貴方は、クッコロしてる暇があったら道連れにしようとするタイプでしょ」
「よく分かってんな。負けた時は自爆攻撃しつつデバフまき散らしてぇ」
「害悪モンスターかな? クッコロするなら、たぶんコンちゃんのほうが需要ありますよ」
「コンちゃんにクッコロさせたやつがいたら、とりあえず地獄に落とすかな」
「とりあえずで取る選択肢じゃない」
『とりあえず我は幽体離脱して地獄まで会いに行くかな』
「悪霊より怖いだろそんなん。私が言うのもなんだけど」
『うわーん! 妾はナマコ以下のゴミカスドラゴンじゃぁ……!』
邪竜ちゃんが屈辱感のあまり泣き出す。
幼女の見た目で泣かれると罪悪感すごいな……。
中身はただのストーキングロリババアなのに。
「ウホ」
ゴリマックスがバナナを差し出した。
『妾を慰めるなぁ! みじめになるじゃろうがぁ!』
「ウーホホウーホホ」
ゴリマックスは気にすることなくバナナを渡す。
渋々食べた邪竜ちゃんはおいしさのあまり泣き止んだ。
「一般ゴリラにあやされる神獣なんて見たくなかった」
『覚えてやがれぇ! 次は負けないからな!!!』
邪竜ちゃんはバナナをおかわりすると、捨て台詞を吐きながら一目散に逃げていった。
……次があるのか。
もう来なくていいんだけどな。
邪竜バハムートが俺たちの前に現れた。
『おrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr』
零華が顔をしかめる。
嫌そうとかいうレベルじゃねぇな。
いったい邪竜バハムートに何をされたんだ。
『気をつけろ……! コイツはとんでもない危険人物だ……!』
「零華がそこまで言うほどの相手ですか……!」
『我、こう見えても千歳超えてるんだけどな。実は三百年ほど前からあいつにストーキングされてるんだ……』
「危険人物の方向性が別の意味で危険すぎる。三百年ストーカーて」
「年季の入ったストーカーだな」
「何そのパワーワード。人生で二度と聞くことはなさそうですね」
俺たちの言いぐさが気に入らなかったのか、邪竜は猛抗議してきた。
『ストーキングとは人聞きの悪いことを言うな! 妾とフェンリルはライバルではないか!』
『勝手にライバル宣言しないでくれんか? あと、我には零華という自慢の名前があるんだが』
『そもそも零華だって嫌そうにしてなかったじゃろ! いつも妾が見つけやすい場所にいたじゃないか!』
「ガチの犯罪者みたいな言い訳するな」
俺の中で邪竜バハムートは頭のおかしいアホ説が濃厚になってきた。
これが神獣マジかぁ……。
「おい、バハムート。とりあえずその巨体はどうにかならんの? さっきから風圧ヤバいんだが。農園の植物ちょっとダメになっちまったじゃねぇか」
『妾のことを太ってるみたいに言うな! レディなんやぞ!』
邪竜の体が光に包まれる。
数秒後、十歳くらいの外見をした黒髪ツインテの女の子が現れた。
少なくともレディではないな、うん。
「ちんまいな~、お前」
『仕方ないじゃろ! 妾はまだ五百歳ちょっとなんじゃし!』
「これがロリババアってやつか」
『誰がロリババアじゃー! 夜は九時過ぎにはもう寝るし朝は六時前に目が覚めて時々ゲートボールに参加しとるけど、妾はまだまだピチピチなんじゃぁ!』
「予想以上におばあちゃんだった」
『第一、妾は零華と戦いに来たんじゃ! お主はどういう立場から妾に物申しておる!』
そんな物申す系ユ〇チューバーみたいなことしてるつもりはないんだけどな。
邪竜バハムートに物申す! 「ストーカーは犯罪です!」
うーん、クソ動画になりそう。
「零華の今の飼い主はこの俺、星宮なぎさだ。勝負云々の話はまず俺を通してもらおうか」
「その感じは飼い主というよりマネージャーでは?」
『我、今なぎさプロダクションに所属してるんだよね。勝負したいなら、社長のなぎさに話を通した上で契約をしてコラボ料を払うのが筋であろう?』
「どさくさに紛れて金をせびるな。あと、零華が採用されたのは食欲を活かす会社ですよね? いつからアイドル事務所みたいになったんですか」
「実は倒産しちゃって……」
「あの無能人事なら納得ですね」
『こうして多額の借金を背負うことになった我たちはアイドル事務所として再スタートしたのだった。第二章、逆襲のなぎさプロダクション編、開幕』
『妾をほったらかして意味わからんストーリー展開しないで?』
邪竜が混ぜてほしそうな目でツッコんできた。
極端な構ってちゃんなのかな、この子。
寂しがり屋な女の子、邪竜バハムート……キャラ崩壊がひどいな。
「すまんすまん、邪竜ちゃん」
『邪竜ちゃんってなんじゃ! 妾のことはバハムート様と呼ぶがいい!』
「出会い頭なら呼んでましたよ、邪竜ちゃん。今は無理」
『チックショー、もういいわ!』
「小〇太夫みたいな言い方すな」
『ええい、零華の飼い主とか言ったな、なぎさ! なら、お主も妾のライバルじゃ!』
雑なライバル認定やめてくれませんかね。
俺も死ぬまでストーキングされちゃうのかな……。
『なぎさと零華にゲートボールでの対戦を申し込む!』
よりによってゲートボールかよ。
邪竜ちゃんのやつ自分が有利そうな条件で申し込んできやがった。
姑息なやつだ。
『そこの魔女。名前は?』
「シロナです」
『なぎさと零華チーム、妾とシロナチームで対戦するぞ!』
「あの、勝手に私を巻き込まないでもらえませんかね?」
『なんじゃ! お主と養子縁組してやろうか?』
「何その脅し方。……しょうがないですね。絶対に嫌なので参加します」
どうせならトリオ兄弟も参加させるか。
人数多いほうが楽しいだろ。
というわけで、配役はこのようになった。
なぎさチーム。
俺と零華とゴリマックス。
邪竜ちゃんチーム。
邪竜ちゃんとシロナとスタイリッシュ横島。
このチームでの対戦を、実況の龍之介。
解説のコンちゃんでお送りしていきます。
「ウッキッキ」
「きゅ~、こん!」
ゲートボールのルールはいたって簡単だ。
チェックポイントを三つ通してゴールさせるだけ。
早く上がるほどポイントが多く貰える。
こうして始まった第一回ゲートボール大会は、僅差でなぎさチームが勝利することになった。
意外とうまい初心者のシロナ。
鮮やかにロングショットゴールを決めた横島。
なぜか一番下手な邪竜ちゃん。
邪竜ちゃんチームも頑張っていたが、俺たちには届かなかった。
「実は俺、日本にいたころよくゲートボールに参加してたんだよな」
『前に畑がイノシシに荒らされて困っている農家がいてな。我がイノシシビュッフェして解決してやった時に、ゲートボールに誘われて嗜んでたんだよね。実は』
俺たちも経験者だったってわけだ。
ちなみに一番強かったのは初心者のゴリマックスな。
繊細さと丁寧さでゴリマックスの右に出る者はいねぇぜ!
「それでは優勝チームのゴリマックス氏にインタビューしたいと思います! ゴリマックスさん、優勝した感想はいかがでしょうか?」
「ウホホ、ウホウホウホ」
「なるほどー。優勝した要因についてはどのようにお考えなのでしょうか?」
「ウホホウ、ウホホウホウホホ。ウホホ、ウホホホホ、ウホーホホウホウホウホホ」
「ぐすっ……! 私……! 感動じてしまいまじた……ッ!」
「何言ってるかさっぱり分からないのですが」
ゴリマックスのインタビューは感動的なものになった。
次は邪竜ちゃんチームへのインタビューだ。
「シロナさん。今回は惜しくも敗北してしまいましたが、今のお気持ちはいかがでしょうか?」
「始める前は面倒なことに巻き込まれたと思っていましたが、実際にやってみると思ったより楽しかったですね。負けちゃったのはが悔しいです。今度はリベンジしてやりますよ!」
「ありがとうございました! 続いて、邪竜ちゃんは今のお気持ちいかがでしょうか?」
『くっ……! 殺せ……!』
「リアルにクッコロするやつ初めて見た。俺がクッコロしても需要あるかな」
「ないと思います。そもそも貴方は、クッコロしてる暇があったら道連れにしようとするタイプでしょ」
「よく分かってんな。負けた時は自爆攻撃しつつデバフまき散らしてぇ」
「害悪モンスターかな? クッコロするなら、たぶんコンちゃんのほうが需要ありますよ」
「コンちゃんにクッコロさせたやつがいたら、とりあえず地獄に落とすかな」
「とりあえずで取る選択肢じゃない」
『とりあえず我は幽体離脱して地獄まで会いに行くかな』
「悪霊より怖いだろそんなん。私が言うのもなんだけど」
『うわーん! 妾はナマコ以下のゴミカスドラゴンじゃぁ……!』
邪竜ちゃんが屈辱感のあまり泣き出す。
幼女の見た目で泣かれると罪悪感すごいな……。
中身はただのストーキングロリババアなのに。
「ウホ」
ゴリマックスがバナナを差し出した。
『妾を慰めるなぁ! みじめになるじゃろうがぁ!』
「ウーホホウーホホ」
ゴリマックスは気にすることなくバナナを渡す。
渋々食べた邪竜ちゃんはおいしさのあまり泣き止んだ。
「一般ゴリラにあやされる神獣なんて見たくなかった」
『覚えてやがれぇ! 次は負けないからな!!!』
邪竜ちゃんはバナナをおかわりすると、捨て台詞を吐きながら一目散に逃げていった。
……次があるのか。
もう来なくていいんだけどな。
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『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
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