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第2章 暗躍する組織
第2-10話 邪神教徒
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「お遊びはここまでだ。ここからは俺が相手をしてやる」
そこにいたのは、大蛇の魔物と……その頭に乗る黒いローブに身を包んだ怪しげな男だった。
胸の部分に禍々しい紋章をつけて、手には黒い杖を持っている。
本人から強者の気配のようなものは感じ取れないが、底知れない不気味な雰囲気をまとっていた。
こいつは間違いなく危険だ。
そう思わせるだけのオーラが。
「何もさせない! フレアネイル!」
真っ先にルカが動いた。
進化したことでより強力になった炎をまとい、ローブの男を切り裂こうとする。
「おっと! あの時よりもさらに速くなってるな。危ねぇ危ねぇ」
「シャギャァァッ!?」
ローブの男は大蛇の頭を蹴ってその場から離脱する。
直後、ルカの爪が大蛇の首を切り飛ばした。
大蛇が倒れ、水や泥が周囲に飛び散る。
ローブの男は少し離れた場所に着地した。
ローブの男の身体能力は、動きを見る限りだとそこまで高くはなさそうだ。
このままルカが連撃を繰り出せば、おそらく倒すことができる。
……だけど、それ以上に気になることがあった。
──あの時よりもさらに速くなってるな。
ローブの男は確かにそう言った。
「お前は俺たちのことを知っているのか?」
「もちろんテメェらのことはよぉ~く知ってるぜ? なにせ、俺たちの創ったゴブリンキングを倒してくれたんだからよぉ」
そう返ってきた。
…………ゴブリンキングを創った……?
にわかには信じられないけど、俺も【キメラ作成】という魔物を創るスキルを持っている以上、絶対にありえないと切り捨てることはできなかった。
……それに、ゴブリン集落事件は裏で暗躍している人間がいる可能性が高かったからな。
ローブの男がここにいて俺たちの邪魔をしてくるということは、少なからず今回の事件に関わっているのだろう。
ならば、ゴブリン集落事件の時に暗躍していてもおかしくはない。
「クロムお兄ちゃんは信じる?」
俺の隣に戻ってくるなり、ルカはそう聞いてきた。
「断定はできないけど、あいつが真実を言ってる可能性は高いと思う」
「ん、ルカもそう思う」
もしローブの男が俺たちのことを知っているのなら、俺たちの手の内はある程度把握して対策していると思ったほうがいい。
うかつに動けない以上、まずは情報を引き出す。
ローブの男は先ほど「俺たちの創ったゴブリンキング」と言っていた。
少なくとも、仲間がいるのは確実だろう。
まずはお前たちの正体を暴く!
「お前たちは何者なんだ?」
俺の問いに対して、ローブの男は少し考えた後。
なぜか全く関係ないことを喋り出した。
「人や魔物は、倒した魔物の魂を吸収することで強くなる。魂を吸収することで、生物としての格が上がるからだ」
「だからなんだ?」
「人や魔物は魔物の魂を吸収して強くなる。だが、人も魔物も、『人間の魂』を吸収して強くなることはない。なぜ、魔物の魂は吸収できるのに人の魂は吸収できないのか?」
確かに、魔物の魂は吸収できるのに人の魂は吸収できないというのは変だ。
俺も不思議に思って考えたことがあるし、世界中でもどうしてなのか研究されている。
だけど、明確な答えは出ていない。
『人が死んだら魂は輪廻の輪に戻るから』と『人の魂には魔物の魂とは別の使い道があるのではないか?』という二つの仮説が、現時点で最も有力だ。
「今の仮説は半分正しいが、半分間違っている。確かに人が死ねばその魂は輪廻に戻る。だが、そこに手を加えれば人の魂には使い道が生まれる」
使い道……。
どう使うのかは分からないが、そのために魔物を異常発生させたりしているのか?
人を殺すために……。
「ここでいったん話を変えよう。邪神を封印した英雄のお伽噺は、当然テメェも知っているはずだ」
知ってるも何も、あのお伽噺は俺の宝物だ。
俺に夢を与えてくれたのだから。
「あのお伽噺に登場する英雄たちは、実在した人間だ」
もちろん知っている。
その話は有名だ。
あのお伽噺は史実に基づいて作られたものなのだから。
「まあ、英雄たちのことはどうでもいい。英雄たちと戦った果てに封印された邪神。その存在をテメェは信じるか?」
あのお伽噺は史実に基づいている。
だが、邪神に関しては伝承がほとんど残っていない。
「それが理由で邪神の存在を信じていない人間も多い。物語を盛り上げるためにでっち上げられた存在だと一般的には思われている」
「だからどうした?」
「──実在するんだよ、邪神は」
ローブの男はハッキリとそう言い切った。
妄言を吐いてるだけ、とも思ったけど……少なくとも、ローブの男は本気で信じ込んでいるようだ。
「その邪神は今なお封印されている。さて、ここでクイズだ。邪神の封印を解くにはどうしたらいいと思う?」
そんなこと知ってるわけがないだろ、と言おうと思ったけど……。
ローブの男のこれまでの話から、なんとなく答えが見えた気がした。
「……人間の魂が関係しているのか?」
「おっ、正解だ。テメェ頭がいいな」
当たってたのはともかく、敵に褒められても嬉しくない。
ルカやミラだったらすごく嬉しいけど。
「人間の魂を生贄にすることで邪神の封印を解き、世界を造り変える。それが俺たち──“真神郷徒”の目的だ!」
高らかに宣言したローブの男に向かって、俺は静かに剣を向けた。
邪神は本当に存在するのか?
封印を解くなんてことができるのか?
なぜ真神郷徒が表に出てきたのか?
いろいろと疑問はあるけど……。
少なくとも、目の前の男は人類に仇なす存在だ。
ここで止めないと、大勢の人間が殺される。
「俺や俺たちの創った魔物共は【魂狩り】というスキルを持っている。殺した人間の魂を生贄として捧げるためのスキルだ。弱い魔物を倒すより強い魔物を倒したほうが強くなれるように、強い人間の魂は生贄としての価値が高い。お前たち全員の魂を狩らしてもらうぜ」
ローブの男が邪悪に笑う。
自分たちが敗れるとはみじんも思っていない、勝利を確信した笑いだった。
「誰もお前には殺させない。今回も俺たちが勝つ!」
「今回は勝たせねぇよ、クロム」
ローブの男が俺とルカを見る。
他の冒険者たちなど、眼中にすらない様子だった。
「ゴブリンキングはただの実験だったとはいえ、完敗したのは癪だからなぁ! あの時の借りは返させてもらうぜ!」
そこにいたのは、大蛇の魔物と……その頭に乗る黒いローブに身を包んだ怪しげな男だった。
胸の部分に禍々しい紋章をつけて、手には黒い杖を持っている。
本人から強者の気配のようなものは感じ取れないが、底知れない不気味な雰囲気をまとっていた。
こいつは間違いなく危険だ。
そう思わせるだけのオーラが。
「何もさせない! フレアネイル!」
真っ先にルカが動いた。
進化したことでより強力になった炎をまとい、ローブの男を切り裂こうとする。
「おっと! あの時よりもさらに速くなってるな。危ねぇ危ねぇ」
「シャギャァァッ!?」
ローブの男は大蛇の頭を蹴ってその場から離脱する。
直後、ルカの爪が大蛇の首を切り飛ばした。
大蛇が倒れ、水や泥が周囲に飛び散る。
ローブの男は少し離れた場所に着地した。
ローブの男の身体能力は、動きを見る限りだとそこまで高くはなさそうだ。
このままルカが連撃を繰り出せば、おそらく倒すことができる。
……だけど、それ以上に気になることがあった。
──あの時よりもさらに速くなってるな。
ローブの男は確かにそう言った。
「お前は俺たちのことを知っているのか?」
「もちろんテメェらのことはよぉ~く知ってるぜ? なにせ、俺たちの創ったゴブリンキングを倒してくれたんだからよぉ」
そう返ってきた。
…………ゴブリンキングを創った……?
にわかには信じられないけど、俺も【キメラ作成】という魔物を創るスキルを持っている以上、絶対にありえないと切り捨てることはできなかった。
……それに、ゴブリン集落事件は裏で暗躍している人間がいる可能性が高かったからな。
ローブの男がここにいて俺たちの邪魔をしてくるということは、少なからず今回の事件に関わっているのだろう。
ならば、ゴブリン集落事件の時に暗躍していてもおかしくはない。
「クロムお兄ちゃんは信じる?」
俺の隣に戻ってくるなり、ルカはそう聞いてきた。
「断定はできないけど、あいつが真実を言ってる可能性は高いと思う」
「ん、ルカもそう思う」
もしローブの男が俺たちのことを知っているのなら、俺たちの手の内はある程度把握して対策していると思ったほうがいい。
うかつに動けない以上、まずは情報を引き出す。
ローブの男は先ほど「俺たちの創ったゴブリンキング」と言っていた。
少なくとも、仲間がいるのは確実だろう。
まずはお前たちの正体を暴く!
「お前たちは何者なんだ?」
俺の問いに対して、ローブの男は少し考えた後。
なぜか全く関係ないことを喋り出した。
「人や魔物は、倒した魔物の魂を吸収することで強くなる。魂を吸収することで、生物としての格が上がるからだ」
「だからなんだ?」
「人や魔物は魔物の魂を吸収して強くなる。だが、人も魔物も、『人間の魂』を吸収して強くなることはない。なぜ、魔物の魂は吸収できるのに人の魂は吸収できないのか?」
確かに、魔物の魂は吸収できるのに人の魂は吸収できないというのは変だ。
俺も不思議に思って考えたことがあるし、世界中でもどうしてなのか研究されている。
だけど、明確な答えは出ていない。
『人が死んだら魂は輪廻の輪に戻るから』と『人の魂には魔物の魂とは別の使い道があるのではないか?』という二つの仮説が、現時点で最も有力だ。
「今の仮説は半分正しいが、半分間違っている。確かに人が死ねばその魂は輪廻に戻る。だが、そこに手を加えれば人の魂には使い道が生まれる」
使い道……。
どう使うのかは分からないが、そのために魔物を異常発生させたりしているのか?
人を殺すために……。
「ここでいったん話を変えよう。邪神を封印した英雄のお伽噺は、当然テメェも知っているはずだ」
知ってるも何も、あのお伽噺は俺の宝物だ。
俺に夢を与えてくれたのだから。
「あのお伽噺に登場する英雄たちは、実在した人間だ」
もちろん知っている。
その話は有名だ。
あのお伽噺は史実に基づいて作られたものなのだから。
「まあ、英雄たちのことはどうでもいい。英雄たちと戦った果てに封印された邪神。その存在をテメェは信じるか?」
あのお伽噺は史実に基づいている。
だが、邪神に関しては伝承がほとんど残っていない。
「それが理由で邪神の存在を信じていない人間も多い。物語を盛り上げるためにでっち上げられた存在だと一般的には思われている」
「だからどうした?」
「──実在するんだよ、邪神は」
ローブの男はハッキリとそう言い切った。
妄言を吐いてるだけ、とも思ったけど……少なくとも、ローブの男は本気で信じ込んでいるようだ。
「その邪神は今なお封印されている。さて、ここでクイズだ。邪神の封印を解くにはどうしたらいいと思う?」
そんなこと知ってるわけがないだろ、と言おうと思ったけど……。
ローブの男のこれまでの話から、なんとなく答えが見えた気がした。
「……人間の魂が関係しているのか?」
「おっ、正解だ。テメェ頭がいいな」
当たってたのはともかく、敵に褒められても嬉しくない。
ルカやミラだったらすごく嬉しいけど。
「人間の魂を生贄にすることで邪神の封印を解き、世界を造り変える。それが俺たち──“真神郷徒”の目的だ!」
高らかに宣言したローブの男に向かって、俺は静かに剣を向けた。
邪神は本当に存在するのか?
封印を解くなんてことができるのか?
なぜ真神郷徒が表に出てきたのか?
いろいろと疑問はあるけど……。
少なくとも、目の前の男は人類に仇なす存在だ。
ここで止めないと、大勢の人間が殺される。
「俺や俺たちの創った魔物共は【魂狩り】というスキルを持っている。殺した人間の魂を生贄として捧げるためのスキルだ。弱い魔物を倒すより強い魔物を倒したほうが強くなれるように、強い人間の魂は生贄としての価値が高い。お前たち全員の魂を狩らしてもらうぜ」
ローブの男が邪悪に笑う。
自分たちが敗れるとはみじんも思っていない、勝利を確信した笑いだった。
「誰もお前には殺させない。今回も俺たちが勝つ!」
「今回は勝たせねぇよ、クロム」
ローブの男が俺とルカを見る。
他の冒険者たちなど、眼中にすらない様子だった。
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