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第1章 英雄の卵
第28話 夢のために
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「まさか、クロムがゴブリンキングを倒しちまうとはな。成長できたようで何よりだぜ!」
ゴブリンキングを倒した数時間後。
フラメアに戻る道中で、俺の隣を歩くライナーさんが豪快に笑う。
「ライナーさんのほうこそ無事でよかったです」
「俺たちが無事だったのは、全部クロムのおかげだぜ。サンキュー」
ゴブリンキングに真っ先に襲撃されたAグループの人たちは、結果的に言うとみんな生きている。
ゴブリンキングを倒した後、死にかけていた彼らを俺が治療したのだ。
上級回復魔法のエクストラヒールで外傷を修復。
失った血液はブラッドヒールで生成、といった感じで。
「にしても、クロムの回復魔法はスゲーよ。俺たち死ぬ一歩手前だったのに、こうして元気に歩けてるんだからな」
「俺も驚いてます。上級回復魔法について知識はあったんですが、実際にケガした人に使うのは初めてだったので」
「四肢欠損や内臓グチャグチャにされてたのがあっという間に治ったからな。もはや回復魔法だけで億万長者になれるだろ」
回復魔法が使える人の中には、医院を開いて金銭を対価にケガ人の治療をするような人もいる。
上級回復魔法ともなれば、いくらでも人がやって来るだろう。
だけど──。
「だけど、クロムはそういうタイプじゃねぇだろ?」
「クロムお兄ちゃんのことよく分かってるね!」
「きゅ~」
ライナーさんがすべてを見透かしたようにそう言うと、なぜかルカとミラが鼻が高そうにしていた。
ライナーさんはそのことに苦笑しながらも、話を続ける。
「俺たちを助けてくれたのに礼はいらないって金を受け取るの辞退するくらいだもんな」
「ゴブリンキングの大剣をもらえただけで充分ですよ」
「いやいやいや、対価としては全然釣り合ってないが?」
ちなみに、件の大剣はライナーさんの【アイテムボックス】に仕舞ってある。
人間より大きな大剣をどうやって持ち運ぼうか悩んでいたところ、ライナーさんが「ギルドまでは俺が持ってってやるよ」と申し出てくれた。
「話を戻すけどよ。冒険者ってのは、魔物を倒したり薬草を採ってきたり、本質は人を助ける仕事だ」
「ええ、そのために冒険者になりましたから」
「今のクロムは、登録試験の時のような弱いクロムじゃねぇ。顔つきもオーラも、格段に良くなっている」
ルカとミラがうんうんと頷く。
俺はライナーさんにそう言ってもらえたのが嬉しかった。
「クロムたちなら、立派な冒険者になれると思うぜ!」
俺は思わずルカとミラを見る。
二人は微笑んでから、
「クロムお兄ちゃんのそばにはルカたちがいるから……みんなでなら、どこまでも行けるよ、絶対に」
「きゅー!」
ミラが俺の頭に飛び乗ってくる。
ルカは頭の後ろで腕を組みながら、屈託のない笑みを浮かべた。
「ハハハ、いい仲間を持ったな、クロム。大事にしろよ」
「ええ、もちろんです!」
「お! 話してるうちに、フラメアが見えてきたぜ!」
ようやく、俺たちはフラメアに到着した。
すぐにギルドに移動する。
ライナーさんがギルマスに報告を終えた後、俺たちはギルマスに呼び出された。
「まずはギルマスとして礼を言わせてもらう。ゴブリンキングを討伐してくれて助かった」
部屋に入るなり、ギルマスは頭を下げる。
それから、本題を切り出した。
「今回は前代未聞の事件だったわけだ。一週間で集落ができ、さらにはゴブリンキングの出現……。少しでも情報が欲しい。ゴブリンキングと戦って、何か感じたことなどはないか?」
俺は少しの間考え込む。
……感じたことか。
「……やっぱり、今回の事件は裏があるんじゃないかと思います」
「詳しく頼む」
「ゴブリンキングは再生能力を持っていました」
ギルマスの眉がピクリと動く。
「再生能力か。だが、クロムが戦ったのはゴブリンキングで間違いないのだろう?」
「ええ、ですので何か裏があるのかと」
「なるほどな。他には何かないか?」
他には……一つだけ、気になることがある。
──人間共ノ街ヲ攻メ滅ボシ魂ヲ狩ル前ノ余興トシテハ充分楽シメタ。
「ゴブリンキングはこのようなことを言ってました」
俺が気になったのは、街を攻めることではない。
その目的だ。
「ゴブリンキングたちは、住居や食料を求めて人間の街を襲うのではなく、人間を殺すことを目的としていたみたいなんです」
人や魔物は、魔物を殺すことで強くなる。
魔物の魂を取り込むことで生物としての格が上がる、というのが理由だ。
しかし、人を殺しても強くなることはない。
どういうわけか、人も魔物も、人の魂を取り込むことはできないのだ。
だからこそ、気になる。
人の魂を狩ることになんの意味があるのか? ということに。
「人間の魂を狩る、か……。確かにおかしいな」
ギルマスはしばらく考え込んでから口を開いた。
「……この件については、領主にも伝えて詳しく調べることにする」
俺としても、そうしたほうがいいと思う。
もしも……最悪な可能性だけど、もしもこの事件を引き起こしたのが人間だった場合、放っておくわけにはいかない。
ゴブリンキングのような高ランクの魔物を生み出せるのだとしたら、危険すぎる。
「ゴブリンキングについてはこれで終わりだ。最後にお前たちのランクについてだが……」
ギルマスから、予想外の言葉が告げられた。
「クロムとルカ。二人をBランク冒険者として認める」
俺とルカは思わず顔を見合わせる。
「……いいんですか?」
「昨日も言っただろう。人を見る目はある、と」
俺とルカはもう一度顔を見合わせてから、
「「ありがとうございます!!」」
ギルマスに向かって深々と頭を下げた。
その後。
使用料を払ってギルドの倉庫にゴブリンキングの大剣を預けてから、俺たちは緊急依頼の報酬をもらう。
ゴブリンキングを討伐したのもあって、報酬は高額だった。
それから宿に戻る。
……正直、もう限界だ。
回復魔法でケガは治せても、疲労までは回復させられないからな。
すぐにでもベッドに入って寝たいところだけど、その前に。
俺は改めてルカとミラに向きなおった。
「俺の夢は、お伽噺の英雄のようにたくさんの人たちを助けることのできる強い人間になることだ。夢のために、これからも二人の力を貸して欲しい」
その願いに、二人は──。
「もちろんだよ。クロムお兄ちゃんの夢が叶うのが、ルカたちの夢だから」
「きゅう!」
「だから、一緒に夢を叶えようね!」
ルカとミラが手を差し出してくる。
俺は一つ頷いてから、手を重ねた。
◇◇◇◇
クロムがゴブリンキングを倒した少し後のこと。
森の奥深くで、黒いローブを身にまとった二人の男が会話していた。
「まさかゴブリンキングが倒されるとは思いもしなかった」
「できることなら、冒険者たちをギッタギタにして街に攻め込んでほしかったんだがなぁ……。一人も殺せてねーとか、どういうことよ?」
「ゴブリンキングの奴が首を斬るなり頭を潰すなりしなかったのにも問題あるが、あの状態から助けられるとは普通思わないだろう」
「そりゃそーだが……」
二人の脳裏に浮かんだのは、黒髪の少年。
「あいつさえいなければな……。ゴブリンキング倒すわ、上級回復魔法で死にかけの人間助けちまうわ、想定外なことしやがって」
「あの少年の存在は予想外だったが、もとよりこれはただの実験なのだ。ゴブリンキングが死んだところで問題ない」
「で、肝心の実験結果はどうなんだ?」
その問いかけに対して、男は淀みなく言い切った。
「完全に把握した。次はもっと強力に【魔改造】した魔物を用意してやる」
問いかけた男は満足げに頷く。
「期待してるぜ、相棒」
「期待しておけ、相棒」
二人は小さく笑ってから、歩き出した。
「「どれだけ殺せるか、楽しみだ」」
ゴブリンキングを倒した数時間後。
フラメアに戻る道中で、俺の隣を歩くライナーさんが豪快に笑う。
「ライナーさんのほうこそ無事でよかったです」
「俺たちが無事だったのは、全部クロムのおかげだぜ。サンキュー」
ゴブリンキングに真っ先に襲撃されたAグループの人たちは、結果的に言うとみんな生きている。
ゴブリンキングを倒した後、死にかけていた彼らを俺が治療したのだ。
上級回復魔法のエクストラヒールで外傷を修復。
失った血液はブラッドヒールで生成、といった感じで。
「にしても、クロムの回復魔法はスゲーよ。俺たち死ぬ一歩手前だったのに、こうして元気に歩けてるんだからな」
「俺も驚いてます。上級回復魔法について知識はあったんですが、実際にケガした人に使うのは初めてだったので」
「四肢欠損や内臓グチャグチャにされてたのがあっという間に治ったからな。もはや回復魔法だけで億万長者になれるだろ」
回復魔法が使える人の中には、医院を開いて金銭を対価にケガ人の治療をするような人もいる。
上級回復魔法ともなれば、いくらでも人がやって来るだろう。
だけど──。
「だけど、クロムはそういうタイプじゃねぇだろ?」
「クロムお兄ちゃんのことよく分かってるね!」
「きゅ~」
ライナーさんがすべてを見透かしたようにそう言うと、なぜかルカとミラが鼻が高そうにしていた。
ライナーさんはそのことに苦笑しながらも、話を続ける。
「俺たちを助けてくれたのに礼はいらないって金を受け取るの辞退するくらいだもんな」
「ゴブリンキングの大剣をもらえただけで充分ですよ」
「いやいやいや、対価としては全然釣り合ってないが?」
ちなみに、件の大剣はライナーさんの【アイテムボックス】に仕舞ってある。
人間より大きな大剣をどうやって持ち運ぼうか悩んでいたところ、ライナーさんが「ギルドまでは俺が持ってってやるよ」と申し出てくれた。
「話を戻すけどよ。冒険者ってのは、魔物を倒したり薬草を採ってきたり、本質は人を助ける仕事だ」
「ええ、そのために冒険者になりましたから」
「今のクロムは、登録試験の時のような弱いクロムじゃねぇ。顔つきもオーラも、格段に良くなっている」
ルカとミラがうんうんと頷く。
俺はライナーさんにそう言ってもらえたのが嬉しかった。
「クロムたちなら、立派な冒険者になれると思うぜ!」
俺は思わずルカとミラを見る。
二人は微笑んでから、
「クロムお兄ちゃんのそばにはルカたちがいるから……みんなでなら、どこまでも行けるよ、絶対に」
「きゅー!」
ミラが俺の頭に飛び乗ってくる。
ルカは頭の後ろで腕を組みながら、屈託のない笑みを浮かべた。
「ハハハ、いい仲間を持ったな、クロム。大事にしろよ」
「ええ、もちろんです!」
「お! 話してるうちに、フラメアが見えてきたぜ!」
ようやく、俺たちはフラメアに到着した。
すぐにギルドに移動する。
ライナーさんがギルマスに報告を終えた後、俺たちはギルマスに呼び出された。
「まずはギルマスとして礼を言わせてもらう。ゴブリンキングを討伐してくれて助かった」
部屋に入るなり、ギルマスは頭を下げる。
それから、本題を切り出した。
「今回は前代未聞の事件だったわけだ。一週間で集落ができ、さらにはゴブリンキングの出現……。少しでも情報が欲しい。ゴブリンキングと戦って、何か感じたことなどはないか?」
俺は少しの間考え込む。
……感じたことか。
「……やっぱり、今回の事件は裏があるんじゃないかと思います」
「詳しく頼む」
「ゴブリンキングは再生能力を持っていました」
ギルマスの眉がピクリと動く。
「再生能力か。だが、クロムが戦ったのはゴブリンキングで間違いないのだろう?」
「ええ、ですので何か裏があるのかと」
「なるほどな。他には何かないか?」
他には……一つだけ、気になることがある。
──人間共ノ街ヲ攻メ滅ボシ魂ヲ狩ル前ノ余興トシテハ充分楽シメタ。
「ゴブリンキングはこのようなことを言ってました」
俺が気になったのは、街を攻めることではない。
その目的だ。
「ゴブリンキングたちは、住居や食料を求めて人間の街を襲うのではなく、人間を殺すことを目的としていたみたいなんです」
人や魔物は、魔物を殺すことで強くなる。
魔物の魂を取り込むことで生物としての格が上がる、というのが理由だ。
しかし、人を殺しても強くなることはない。
どういうわけか、人も魔物も、人の魂を取り込むことはできないのだ。
だからこそ、気になる。
人の魂を狩ることになんの意味があるのか? ということに。
「人間の魂を狩る、か……。確かにおかしいな」
ギルマスはしばらく考え込んでから口を開いた。
「……この件については、領主にも伝えて詳しく調べることにする」
俺としても、そうしたほうがいいと思う。
もしも……最悪な可能性だけど、もしもこの事件を引き起こしたのが人間だった場合、放っておくわけにはいかない。
ゴブリンキングのような高ランクの魔物を生み出せるのだとしたら、危険すぎる。
「ゴブリンキングについてはこれで終わりだ。最後にお前たちのランクについてだが……」
ギルマスから、予想外の言葉が告げられた。
「クロムとルカ。二人をBランク冒険者として認める」
俺とルカは思わず顔を見合わせる。
「……いいんですか?」
「昨日も言っただろう。人を見る目はある、と」
俺とルカはもう一度顔を見合わせてから、
「「ありがとうございます!!」」
ギルマスに向かって深々と頭を下げた。
その後。
使用料を払ってギルドの倉庫にゴブリンキングの大剣を預けてから、俺たちは緊急依頼の報酬をもらう。
ゴブリンキングを討伐したのもあって、報酬は高額だった。
それから宿に戻る。
……正直、もう限界だ。
回復魔法でケガは治せても、疲労までは回復させられないからな。
すぐにでもベッドに入って寝たいところだけど、その前に。
俺は改めてルカとミラに向きなおった。
「俺の夢は、お伽噺の英雄のようにたくさんの人たちを助けることのできる強い人間になることだ。夢のために、これからも二人の力を貸して欲しい」
その願いに、二人は──。
「もちろんだよ。クロムお兄ちゃんの夢が叶うのが、ルカたちの夢だから」
「きゅう!」
「だから、一緒に夢を叶えようね!」
ルカとミラが手を差し出してくる。
俺は一つ頷いてから、手を重ねた。
◇◇◇◇
クロムがゴブリンキングを倒した少し後のこと。
森の奥深くで、黒いローブを身にまとった二人の男が会話していた。
「まさかゴブリンキングが倒されるとは思いもしなかった」
「できることなら、冒険者たちをギッタギタにして街に攻め込んでほしかったんだがなぁ……。一人も殺せてねーとか、どういうことよ?」
「ゴブリンキングの奴が首を斬るなり頭を潰すなりしなかったのにも問題あるが、あの状態から助けられるとは普通思わないだろう」
「そりゃそーだが……」
二人の脳裏に浮かんだのは、黒髪の少年。
「あいつさえいなければな……。ゴブリンキング倒すわ、上級回復魔法で死にかけの人間助けちまうわ、想定外なことしやがって」
「あの少年の存在は予想外だったが、もとよりこれはただの実験なのだ。ゴブリンキングが死んだところで問題ない」
「で、肝心の実験結果はどうなんだ?」
その問いかけに対して、男は淀みなく言い切った。
「完全に把握した。次はもっと強力に【魔改造】した魔物を用意してやる」
問いかけた男は満足げに頷く。
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