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第一章。
最悪な出会い。
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ルルノアの住む国、レヴェリア国は魔法使いが住む国だ。
13歳から男は学業を学べるが、女は勉学を学ぶべからずと言う教えがあるため、女性は家で花嫁修行をするか、刺繍を施すか、いかに自分が美しく優れているのかを競い合い、素敵な殿方の元に嫁ぐのだ。
だが、レヴェリア国には、例外もあった。
魔法使いの住む国ではあるが、その数はとても少なく、学ばなければその力を上手く使うことも出来ない。
火や水等様々な物を生み出し、癒しの魔法で傷を治す事もでき、日常生活を豊かにしてくれる魔法使いを国はとても重宝し、魔法が使える物は平民、貴族に関わらず丁重に扱われた。
魔法を使える者は皆女性男性に関わらず、黒い髪をしているため、女は勉学を学ぶべからずと言う言葉は、魔法が使える女にだけは例外であり、13歳になると同時に魔法学校に通う事になる。
国の決まりで黒髪の男女は必ず学校に通わないと行けなく、学校に通わない者とその家の者には罰が与えられるため、多くはないが13歳から18歳までが通う魔法学校には、平民も貴族も関係なくレヴェリア国の少年少女が通うのだ。
「おっ、、大きいのね。学校って。」
真っ黒な腰まで伸びた髪を両耳の横で結び、装飾品一つ付いていない真っ黒なワンピースを着た少女ルルノア・リゼッタがボソリと呟いた。
ルルノアは周りを見渡すが、知り合いは1人もいない。
それもそのはずである。
ルルノアは13歳の今日になるまで、屋敷を出たことは数える程しかなかったのだ。
話し相手と言えば、次女のラジャかたまに部屋にくる父と母、そして妹のルノルルくらいである。
ここには父も母もいなければ、父と母とお揃いの金色の髪をした妹もいない。
13年間屋敷を出た事がないルルノアは、知り合いのいる周りの子と違い、一人ぼっちであった。
だが、ルルノアはちっともそんな事は気にしていない。
それどころか、縛り付けるものがなくなり、晴れ晴れとすらしていた。
「あぁ、素敵素敵!なんて素敵なの!」
すぅっとめいいっぱい空気を吸い込むと、空気の新鮮な香りがする。
自室は湿っぽくて、埃っぽい香りがしてたが、外の空気はこんなにも美味しいのだ。
この匂いを吸い込めただけで、ルルノアは自分が黒髪でよかったと思う。
学校は、どこを歩いてもルルノアには見た事がない景色で溢れている。
今踏んでいる芝生すらも、ルルノアは生まれてこの方きちんと触ったことがなかった。
その場にしゃがみ込み芝生の草を触ると、その草はとても柔らかい、かと思えば少しチクチクとする。
不思議なその触り心地を暫く堪能していると、ルルノアから少し離れた所にある茂みの向こうから何やら声が聞こえた。
「ほら、やっぱり危ないですよそいつ!」
「ホルン、お前がそう騒ぐから暴れるんだぞ。」
「リヴェル様のお体に傷をつけたら怒られるのは僕なんですよ!!さっさと、そいつどうにかしちゃいましょう!」
聞こえてくる声からして、そこにいるのは2人だ。
何やら揉めているのだろうか?
ルルノアは気になり、そっと茂みの中を覗いた。
そして、茂みの中にいた人を見てルルノアは驚く事になる。
初めに言ったように、魔法を使える者は決まって黒髪だ。
だが、今茂みの中にいる人は1人は黒髪だが、もう1人何かを抱えた少年は柔らかそうなサラサラの栗色の髪をしていた。
「何をしてるの???」
静かに覗き見するだけのつもりであったのに、その髪色が気になったルルノアは思わず声をかけてしまっていた。
ルルノアの声に気づいた2人が、ルルノアの方を見るとルルノアは栗色の髪をした少年と目があう。
触らなくてもわかる、サラサラの栗色の髪、切長の目に宝石のようにキラキラ光る青い瞳、ルルノアより何歳か年上なのか、整った顔をしたその少年はとても大人びた顔立ちをしている。
こんなに整った顔をした人、ルルノアは知らない。
王子様みたい、、、と思ったのは一瞬である。
ルルノアは少年の腕の中を見て、怒りをあらわにした。
「貴方達!!!最低ね!寄ってたかって、そんなに小さな子をいじめて、惨めだとは思わないの!?」
少年の腕の中にはブルブルと怯えて震える小さな子猫がいた。
そして、その子の足からは血が出ている。
ホルンと呼ばれた少年は木を持っており、それで猫を虐めたのが見てとれた。
「はぁっ!?お前!この方をどなただと思ってんだ?あぁ??」
ルルノアより小さな体をしたホルンがルルノアに啖呵を切る。
残念だが、全くもって怖くない。
「この学校では、平民も貴族も誰だって平等よ!しかも偉いのは貴方達のお父様やお母様よ?貴方達ではないわ。」
ルルノアが言い返すとホルンが顔を真っ赤に染め、拳をブルブルと震わせている。
この国は男が強い社会だ。
女に言い返されるのは、屈辱以外の何ものでもないのだろう。
それ以上言い返してこなくなった少年をよそ目に、ルルノアは栗色の髪をした少年の元に近づいた。
そして、そっと腕の中の猫に触れると小さく言葉を紡ぐ。
「癒したまえ。我に力を与えたまえ。安らぎをあたえたまえ。。。」
何度かその言葉を繰り返すと猫は「ニャァッ」っと
鳴くと、少年の腕から飛び降り、ルルノアの足元に擦り付いてきた。
足にあった怪我は消えており、猫はとても元気になった。
「驚いた、、君治癒の魔法をもう使えるのかい?」
目を見開けてルルノアをみる少年は、ルルノア好みのイケメンだ。
でも、自分よりか弱い物を虐める人なんて、大嫌いである。
「べぇだ!!!!!。」
ルルノアは少年に向けて舌をだしてやった。
「こいつ!リヴェル様に向かって!」
その態度に怒りを覚えたホルンがルルノアに向かって走ってきたが、「力を与えたまえ、、風よふきたまえ。」と風の力をかりホルンを風で転ばせてやった。
「凄いね、君は風の力ももう使えるのかい!?」と嬉々として言うリヴェルの声も無視し、ルルノアはその場を後にするのだった。
13歳から男は学業を学べるが、女は勉学を学ぶべからずと言う教えがあるため、女性は家で花嫁修行をするか、刺繍を施すか、いかに自分が美しく優れているのかを競い合い、素敵な殿方の元に嫁ぐのだ。
だが、レヴェリア国には、例外もあった。
魔法使いの住む国ではあるが、その数はとても少なく、学ばなければその力を上手く使うことも出来ない。
火や水等様々な物を生み出し、癒しの魔法で傷を治す事もでき、日常生活を豊かにしてくれる魔法使いを国はとても重宝し、魔法が使える物は平民、貴族に関わらず丁重に扱われた。
魔法を使える者は皆女性男性に関わらず、黒い髪をしているため、女は勉学を学ぶべからずと言う言葉は、魔法が使える女にだけは例外であり、13歳になると同時に魔法学校に通う事になる。
国の決まりで黒髪の男女は必ず学校に通わないと行けなく、学校に通わない者とその家の者には罰が与えられるため、多くはないが13歳から18歳までが通う魔法学校には、平民も貴族も関係なくレヴェリア国の少年少女が通うのだ。
「おっ、、大きいのね。学校って。」
真っ黒な腰まで伸びた髪を両耳の横で結び、装飾品一つ付いていない真っ黒なワンピースを着た少女ルルノア・リゼッタがボソリと呟いた。
ルルノアは周りを見渡すが、知り合いは1人もいない。
それもそのはずである。
ルルノアは13歳の今日になるまで、屋敷を出たことは数える程しかなかったのだ。
話し相手と言えば、次女のラジャかたまに部屋にくる父と母、そして妹のルノルルくらいである。
ここには父も母もいなければ、父と母とお揃いの金色の髪をした妹もいない。
13年間屋敷を出た事がないルルノアは、知り合いのいる周りの子と違い、一人ぼっちであった。
だが、ルルノアはちっともそんな事は気にしていない。
それどころか、縛り付けるものがなくなり、晴れ晴れとすらしていた。
「あぁ、素敵素敵!なんて素敵なの!」
すぅっとめいいっぱい空気を吸い込むと、空気の新鮮な香りがする。
自室は湿っぽくて、埃っぽい香りがしてたが、外の空気はこんなにも美味しいのだ。
この匂いを吸い込めただけで、ルルノアは自分が黒髪でよかったと思う。
学校は、どこを歩いてもルルノアには見た事がない景色で溢れている。
今踏んでいる芝生すらも、ルルノアは生まれてこの方きちんと触ったことがなかった。
その場にしゃがみ込み芝生の草を触ると、その草はとても柔らかい、かと思えば少しチクチクとする。
不思議なその触り心地を暫く堪能していると、ルルノアから少し離れた所にある茂みの向こうから何やら声が聞こえた。
「ほら、やっぱり危ないですよそいつ!」
「ホルン、お前がそう騒ぐから暴れるんだぞ。」
「リヴェル様のお体に傷をつけたら怒られるのは僕なんですよ!!さっさと、そいつどうにかしちゃいましょう!」
聞こえてくる声からして、そこにいるのは2人だ。
何やら揉めているのだろうか?
ルルノアは気になり、そっと茂みの中を覗いた。
そして、茂みの中にいた人を見てルルノアは驚く事になる。
初めに言ったように、魔法を使える者は決まって黒髪だ。
だが、今茂みの中にいる人は1人は黒髪だが、もう1人何かを抱えた少年は柔らかそうなサラサラの栗色の髪をしていた。
「何をしてるの???」
静かに覗き見するだけのつもりであったのに、その髪色が気になったルルノアは思わず声をかけてしまっていた。
ルルノアの声に気づいた2人が、ルルノアの方を見るとルルノアは栗色の髪をした少年と目があう。
触らなくてもわかる、サラサラの栗色の髪、切長の目に宝石のようにキラキラ光る青い瞳、ルルノアより何歳か年上なのか、整った顔をしたその少年はとても大人びた顔立ちをしている。
こんなに整った顔をした人、ルルノアは知らない。
王子様みたい、、、と思ったのは一瞬である。
ルルノアは少年の腕の中を見て、怒りをあらわにした。
「貴方達!!!最低ね!寄ってたかって、そんなに小さな子をいじめて、惨めだとは思わないの!?」
少年の腕の中にはブルブルと怯えて震える小さな子猫がいた。
そして、その子の足からは血が出ている。
ホルンと呼ばれた少年は木を持っており、それで猫を虐めたのが見てとれた。
「はぁっ!?お前!この方をどなただと思ってんだ?あぁ??」
ルルノアより小さな体をしたホルンがルルノアに啖呵を切る。
残念だが、全くもって怖くない。
「この学校では、平民も貴族も誰だって平等よ!しかも偉いのは貴方達のお父様やお母様よ?貴方達ではないわ。」
ルルノアが言い返すとホルンが顔を真っ赤に染め、拳をブルブルと震わせている。
この国は男が強い社会だ。
女に言い返されるのは、屈辱以外の何ものでもないのだろう。
それ以上言い返してこなくなった少年をよそ目に、ルルノアは栗色の髪をした少年の元に近づいた。
そして、そっと腕の中の猫に触れると小さく言葉を紡ぐ。
「癒したまえ。我に力を与えたまえ。安らぎをあたえたまえ。。。」
何度かその言葉を繰り返すと猫は「ニャァッ」っと
鳴くと、少年の腕から飛び降り、ルルノアの足元に擦り付いてきた。
足にあった怪我は消えており、猫はとても元気になった。
「驚いた、、君治癒の魔法をもう使えるのかい?」
目を見開けてルルノアをみる少年は、ルルノア好みのイケメンだ。
でも、自分よりか弱い物を虐める人なんて、大嫌いである。
「べぇだ!!!!!。」
ルルノアは少年に向けて舌をだしてやった。
「こいつ!リヴェル様に向かって!」
その態度に怒りを覚えたホルンがルルノアに向かって走ってきたが、「力を与えたまえ、、風よふきたまえ。」と風の力をかりホルンを風で転ばせてやった。
「凄いね、君は風の力ももう使えるのかい!?」と嬉々として言うリヴェルの声も無視し、ルルノアはその場を後にするのだった。
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