5 / 18
ツンデレ君とラブラブ
5
しおりを挟む
やはり雨とは憂鬱な気分になる。 ヤル気も起きなくなるような感じになるのはなんでだろうか。
政人は寝ると決めるとトコトン寝続ける。
そして政人が思った通りに六時間目はバスケットになった。
嫌いじゃないが、やはり水泳が良かったと思う政人。
そんなことより、今政人が考えることは傘をどうするかではないであろうか。
六時間目が終わりSHRを終えると政人は昇降口へと向かうのだ。
未だに降り続けている雨。 おまけに雷も鳴り始めた。
それでも早く帰らないと家事やら何やらをやるのが遅くなって、瑞樹とイチャイチャ出来る時間が無くなる。
今はそっちの方が大事だ。
政人は雨に濡れる覚悟で靴に履き変え頭には何も入っていない鞄を乗せると、校庭の砂いや今は泥化した上をパシャパシャという音を立て走り抜ける。
そして校庭を抜け校門まで行くと見慣れた顔が見え走っていた足を止める政人。
「あれ? 何で瑞樹がここに!?」
「別に……」
そう言って瑞樹は先に歩き始める。
そして瑞樹は鞄をゴソゴソとすると政人に折り畳み傘を無言で渡すのだ。
「……へ? 傘……?」
「朝、持って行かなかっただろ?」
「まぁ、しかも、俺のじゃねぇかぁ! まさか、わざわざオレの傘を瑞樹が持っていたのか?」
「まぁな」
そう答える瑞樹。
そこで政人は不思議に思う。 確かに瑞樹に傘を持って来てくれたのは嬉しいのだけど今日は瑞樹も授業が六時間目まであった筈なのに政人より先に瑞樹が通う高校の校門の前で待っていたという事だ。
政人は寝ると決めるとトコトン寝続ける。
そして政人が思った通りに六時間目はバスケットになった。
嫌いじゃないが、やはり水泳が良かったと思う政人。
そんなことより、今政人が考えることは傘をどうするかではないであろうか。
六時間目が終わりSHRを終えると政人は昇降口へと向かうのだ。
未だに降り続けている雨。 おまけに雷も鳴り始めた。
それでも早く帰らないと家事やら何やらをやるのが遅くなって、瑞樹とイチャイチャ出来る時間が無くなる。
今はそっちの方が大事だ。
政人は雨に濡れる覚悟で靴に履き変え頭には何も入っていない鞄を乗せると、校庭の砂いや今は泥化した上をパシャパシャという音を立て走り抜ける。
そして校庭を抜け校門まで行くと見慣れた顔が見え走っていた足を止める政人。
「あれ? 何で瑞樹がここに!?」
「別に……」
そう言って瑞樹は先に歩き始める。
そして瑞樹は鞄をゴソゴソとすると政人に折り畳み傘を無言で渡すのだ。
「……へ? 傘……?」
「朝、持って行かなかっただろ?」
「まぁ、しかも、俺のじゃねぇかぁ! まさか、わざわざオレの傘を瑞樹が持っていたのか?」
「まぁな」
そう答える瑞樹。
そこで政人は不思議に思う。 確かに瑞樹に傘を持って来てくれたのは嬉しいのだけど今日は瑞樹も授業が六時間目まであった筈なのに政人より先に瑞樹が通う高校の校門の前で待っていたという事だ。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
保育士だっておしっこするもん!
こじらせた処女
BL
男性保育士さんが漏らしている話。ただただ頭悪い小説です。
保育士の道に進み、とある保育園に勤めている尾北和樹は、新人で戸惑いながらも、やりがいを感じながら仕事をこなしていた。
しかし、男性保育士というものはまだまだ珍しく浸透していない。それでも和樹が通う園にはもう一人、男性保育士がいた。名前は多田木遼、2つ年上。
園児と一緒に用を足すな。ある日の朝礼で受けた注意は、尾北和樹に向けられたものだった。他の女性職員の前で言われて顔を真っ赤にする和樹に、気にしないように、と多田木はいうが、保護者からのクレームだ。信用問題に関わり、同性職員の多田木にも迷惑をかけてしまう、そう思い、その日から3階の隅にある職員トイレを使うようになった。
しかし、尾北は一日中トイレに行かなくても平気な多田木とは違い、3時間に一回行かないと限界を迎えてしまう体質。加えて激務だ。園児と一緒に済ませるから、今までなんとかやってこれたのだ。それからというものの、限界ギリギリで間に合う、なんて危ない状況が何度か見受けられた。
ある日の紅葉が色づく頃、事件は起こる。その日は何かとタイミングが掴めなくて、いつもよりさらに忙しかった。やっとトイレにいける、そう思ったところで、前を押さえた幼児に捕まってしまい…?
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
【完結】女装ロリィタ、職場バレしました
若目
BL
ふわふわ揺れるリボン、フリル、レース。
キラキラ輝くビジューやパール。
かぼちゃの馬車やガラスの靴、白馬の王子様に毒リンゴ、ハートの女王やトランプの兵隊。
ケーキにマカロン、アイシングクッキーにキャンディ。
蔦薔薇に囲まれたお城や猫脚の家具、花かんむりにピンクのドレス。
ロココにヴィクトリアン、アールデコ……
身長180センチ体重80キロの伊伏光史郎は、そのたくましい見かけとは裏腹に、子どもの頃から「女の子らしくてかわいいもの」が大好きな25歳。
少女趣味が高じて、今となってはロリィタファッションにのめり込み、週末になると大好きなロリィタ服を着て出かけるのが習慣となっていた。
ある日、お気に入りのロリィタ服を着て友人と出かけていたところ、職場の同僚の小山直也と出くわし、声をかけられた。
自分とは体格も性格もまるっきり違う小山を苦手としている光史郎は困惑するが……
小柄な陽キャ男子×大柄な女装男子のBLです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる