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ステップ68

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 やっぱ、そんな京平が僕は好き。 優しくて男らしくて爽やかで……もう! 僕からしてみたら京平っていうのは完全な理想なタイプって感じだもんね。

「じゃあ……本当に大丈夫?」

 そうもう一回聞いてくる京平に、僕は京平に向かって笑顔を向けながら頭を頷かせるのだ。 そんな僕に笑顔を見せてくれる京平。 すると京平は僕の事を抱き締めて来て、一旦抱っこされたと思ったら、どうやら今度は京平が浴槽の縁に腰を下ろしたようだ。

 そんな京平にキョトンとしたような目で見ている僕。 だって何で急に逆になったんだろ? って思ったんだもん。

 そんな僕の様子に京平は気付いたみたいで、

「ん? 私が座って、その上に玲音が座ったって事が不思議なの?」

 その京平の言葉に二度ほど頭を頷かせる僕。

「だって、さっきの体勢からでは君のに私のを挿れる事は出来ないでしょー?」
「あー」

 確かにそう言われてみればそうなのかも……って、今更気付く僕。

「そういう事だよ」
「あ……うん」
「それに、この体勢からなら、キスする事も出来るしね」

 そう言うと京平は僕の唇に唇を重ねてくるのだ。 何度も何度も唇を重ね合う僕達。 その間も京平は僕の蕾の入口を擦り続ける。

「ん……ふぅ……ん……」

 と僕は甘い声なのか口から漏れる声なのか分からないような声を上げる。 しかし、もう何回も何十回もと回数を重ねてきた体というのは本当に快感には正直なようで無意識のうちに僕は自分のモノを京平へと擦り付け、きっと後ろの蕾の方もヒクヒクとさせてしまってるのかもしれない。

 もう本当に我慢出来ないかも。

 と思っていると京平が、

「もう挿れるよ……私の方も……挿れたいから……」

 そう京平はこう低く男らしい色っぽい声で言って来て、僕からしてももう京平の方も限界なんだっていうのが伝わってくる。

 そして僕の体が一瞬浮遊間に襲われた時にはもう僕の中に京平のモノがゆっくりとだけど入ってきていた。 要は座りながらの体勢っていう事になるのであろう。 まぁ、僕からしてみたら京平がベッドの上に仰向けの状態になって僕がそこに乗っかるって感じなんだよね。

 京平が僕の脇の下を掴んでゆっくりと京平モノに僕の体を落として中に挿れてくっていう感じだ。

 あ……京平のが僕の中に……。

 温かくて本当に京平のは気持ちいい。 玩具もいいんだけど、やっぱ人間のはこう温かみがあって気持ちいいんだよね。 もしかして玩具ももう少し温かみがある感じにしたらいいんじゃないのかな? って思う。 あ、今度、京平に提案してみようかな? そしたらウチの会社系列の玩具開発会社の人に話がいってくれるかもしれないしね。 まぁ、僕が直接社長に言ってもいいんだけどね。
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