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ステップ67

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 もうその後の僕は頭が真っ白になる位気持ち良かったのかもしれない。 しかも京平の場合には本当に長くこの業界にいるからなのか、義理で気持ち良くなるっていうのではなく素直に気持ち良くなれるって感じなのだから。

 ってか、あまりにも気持ち良過ぎて京平の頭を離したくなってくる。 そう気持ち良過ぎて要は逆に「止めて……」って感じだったからだ。

 あ……う……もう……イきたい……。 だって男からしてみたら、そこは絶対的に弱い所なのだから余計にだ。

 だが流石は京平っていう所なのかな? それとも一緒にイきたいからなのか、京平は僕のモノから口離してしまう。

「あ……」

 そう思わず口にしてしまった言葉に、京平は僕に向かって微笑むだけだ。

「イきたかった……?」

 京平はそう甘い声で僕に向かって言ってくる。 しかも耳側でだ。 その声にすら僕の体は反応しビクリとさせてしまっていた。 そして耳を舐めてくる京平。

「ん……ぁ……ふぅ……」

 モノを舐められている時っていうのは、大袈裟に言うと激しい気持ち良さっていう感じなんだけど、耳を舐められてるっていうのは優しい気持ち良さっていう感じだ。 だから声もそんなの激しく出ないっていう感じでもある。

 耳を舐められて、そのついでに僕の背中へと京平の腕が回ってきて、また僕の後ろの蕾の中へと京平の指が入ってきた。

「ふぅ……ん……」

 中に指を入れるっていう行動も最初のうちは慣れなくて、入れられる度に痛かったのだけど、今はもう入れる時に一瞬は違和感があるものの、もう一旦中に指が入ってしまえば気持ちいいだけでしかない。 しかも、もう既にそこはヒクヒクとしていたのだから、京平の指が中に入るって事は僕自身が期待していたっていう事だ。 だから余計に気持ち良かったのかもしれない。

 僕は京平に頭を寄りかからせながら、声を上げる。

「ふぅ……ぁ……んん……ん!」

 もっともっとと動く腰。 こうくねらせてみたり、自分のモノがムニュムニュってして来たりして、体が段々と京平のモノを中に入れたいとなってくる。 だから僕は京平の事を見上げて、

「ねぇ……もう……京平……僕の中に挿れて……」

 とたまには僕から甘えてみた。 すると京平の方は笑顔になって、

「玲音から、そう言ってくれるんだったら……もう挿れてもいいかな?」

 ってか、僕がいいって言ってるのに、また、聞いてきてくれる京平。 それは、ある意味、僕の事を大事にしてくれているから、確かめるように聞いてきてくれているんだよね……。
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