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ステップ56

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 そんな僕に京平の方はクスクスとしていた。

 って、事は京平の場合、分かってて言ってたって事なのかもしれない。

 やっぱ言葉って難しい。 だって相手によっては違う風に取られてしまうんだもん。 あ、いや……京平の場合は僕の事を分かっててって事だから別にいいんだろうけどね。

 僕が京平の言葉で半分呆れていると、どうやら諒馬君達もフィニッシュをむかえたようだ。

 なんかあの体位って本当に動物みたい……。

 って、この行為って色々な体位がある。 でも、それは男女との体位であって男性同士での体位っていうのは一体どれだけあるんだろうか。 こういう仕事してるんだから、全体位試してみたいっていうのある。 なら、後で京平に聞いてみよ。 って、自分で調べるのもありなのかも。 今はパソコンじゃなくてスマホで色々と調べる事が出来るんだしね。

 さてと諒馬君達も終わったんだし、後はお風呂に入ってから、ふふ……いい事思いついた! 僕達の方もお風呂に入ってない訳なんだし、こうなったら諒馬君達と一緒に入っちゃおうかな。 だから僕は京平にそれを振ってみることにした。

「ねぇ、京平……これから、僕達もお風呂に入るんでしょう? ならさ、諒馬君達と一緒にお風呂に入ってみるっていうのはどう?」

 その僕の言葉に京平はまた少し考えると、

「いいんじゃない? でも、またお風呂場でって事になっても、私は知らないけどね」

 それって、どういう意味なんだろ。 っていう意味で僕は京平の事を見上げてみる。 うん、めっちゃ……京平の事を目を見開いて見ていたと思うんだけどね。

「ん? って、あ、まぁ……成都さんや玲音がそういう気ならねって事かな? もしかしたら、そういう気分にもなっちゃうって事かな?」

 あ、まぁ……そういう気分になる可能性もあるのかもしれない。 だって、まだ、なんていうのか、やれるような体勢でもあるからだ。 ってか、今日はまだ一回しかイってないんだし、もう一回位はいいんじゃないのかな? って僕は思ってしまう。

「じゃあ、またその気になったら、それはそれでいいんじゃないの?」
「……まぁ、私的にはまだまだ全然大丈夫だけどね。 それに、ここのお風呂場にはお風呂でも出来るようにもなってたし。 まだ、お風呂場でっていうのはやった事なかったよね?」
「多分、無いんじゃないのかな? プライベートでも仕事でもね。 じゃあさ、今日は逆にどれくらいイけるのか? っていうのを試してみてもいいんじゃない? あ、でも……流石に痛いのはやだから……限界手前までっていうのはどう?」
「玲音はそれでいいの?」
「うん! それでいいんだけど……。 でも、そうやっちゃうと成都さんが一番頑張っちゃいそうだよねぇ。 負けず嫌いそうだしさ」
「まぁ、そういう競争的な事じゃなくてならいいのかもしれないのだけどね」
「そういう事にしないと、成都さんの場合には限界以上の事をしちゃいそうだしさ。 まぁ、成都さんの場合にはそういうの平気そうなんだけど」
「じゃあ、そうする事にする?」
「いいんじゃないの?」

 そう言うと京平は諒馬君達の所に行って、話してくれているようだ。

 すると直ぐの京平は僕の所に戻って来る。
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