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ステップ52

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「あ、ふぅ……んん! やぁあん! も、きょ、京平……ぁあ!」

 流石は京平っていう所かな? しかも何だかいつもより腰の動きが激しいような気がする。

 ん……でも、それはそれで気持ちいいから……ま、いっか……。

 それからの僕達というのは京平が動く事によって、いつもと変わらない感じになっていた。

 だけど今日はいつもと体位が違うし、この体位だと京平の顔が目の前にあるっていうのかな? しかし、こういう時に男性の表情ってなんかこう色っぽく見えるっていうのか……やっぱ、こういう事をしているのだから、フェロモンみたいなのが出ているから、そういう風に見えてしまうのかな?

 京平は額から汗を滲ませて、それが玉になってシーツや自分の体、または僕のお腹を濡らす。 こういう行為をしていると本当に全身へと汗が流れるもんだし、こう異常に汗が吹き出してる。 頭部の方も汗掻いているようで京平の髪の毛が濡れてきていた。 だけど京平の場合にはそれさえ色っぽく見えてしまうっていうのかな? って、僕が京平の事をそういう色眼鏡で見てるから京平は何をやっても似合うっていうのか色っぽく見えているのかもしれないけど。

 僕の方だってこういう行為をしているのだから例外ではない。 普段はそんなに汗を掻くような僕ではないのだけど、僕の方も京平、同様に体から頭まで全身ビショビショの状態だった。

 当然、声も上げているのだから僕の喉っていうのは渇いてしまっていた。

「ぁああん! はぁああん! やぁああん!」

 京平の腰が激しく動く度に上がる僕の声。 もう、さっきのように京平の方も余裕がなくなってしまったのか、キスで僕の口を塞ぐ事はしなくなってしまったようだ。 マジで京平の方も余裕が無いという事なんであろう。

「っ……んん……ぁ……くっ!」

 あ、京平の方も色っぽく声が出てきたのかも……。 京平の方も本当にそろそろ限界って感じなのかな? 寧ろ京平の場合には本当にそうなんだよね。

「きょ、京平……」

 そう僕は京平の名前を呼んでみて、何も言わずに何かを要求してみた。

 その僕からの要求に京平は気付いたのか、僕の唇へと唇を重ねて来るのだ。

 そこは流石は京平って感じなのかな?

 そんな京平に僕の方は京平向かって微笑むと、京平の方はそれが合図とばかりに本気で腰を動かし始めたようだ。

「やぁん! ぁああん!」

 本当に気持ちいい。
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