397 / 565
40
しおりを挟む
そして滑らすように上下にと京平の手が動いてきていた。
「ぁ……」
いつもとは違う京平の手の動きに体から力が抜けてきそうな感じになってくる。
「ちょ、きょ、京平ぇ……」
「今はマッサージ師ですよ……京平では……」
「じゃあ、なんて呼んだらいいの?」
そう僕はトロンとした表情で京平の事を見上げる。
「そこ位は名前で呼んでもいいんじゃないの?」
「まぁ、そうかな?」
「じゃあ、名前で呼ぶ? だって、今は仕事じゃないんだからさ、プライベートの時位、名前で呼ばせてよね」
「あ、うん……そうだね」
やっと京平の名前を呼べるようになった気がする。
「はぁ……やぁ……こういうの久しぶりのような気がする」
そう言うと京平はクスと笑っていた。
「こういうのって? のんびりとした感じ?」
「それもあるけど……京平と二人きりでこう恋人らしい事っていうのかな?」
「でも、私はこのままマッサージ師さんを続ける気だけど……」
「うん……いいよ……二人きりだからさ、京平がやりたいようにやって」
そう僕は甘えるように言う。
なんていうのだろう? 仕事の時はこうせかせかした感じがするのだけど、こういう時は急いでいないっていうのかなんていうのか、二人だけの空間って感じがしていつもとは違う感じがする。
しかも京平の場合こう大人な雰囲気も醸し出していて、家にいるのにどっか豪華なホテルとかにいるような感じがしてるのは気のせいであろうか。
いや、実際、京平の家はそんな感じだ。
高級マンションに住んでいるからって訳ではなく、京平からして大人な雰囲気が出ているのかもしれない。
実際、京平は大人なのだけど紳士って感じだから余計なのであろう。
部屋の中にはアロマの匂いも漂っている。
だから余計に大人な雰囲気なのかもしれない。
京平にモノを触られているのにほんわか気持ちいいって感じでいつもの激しさはない。
……ほわほわとした気持ち良さなのかな?
「ぁ……」
いつもとは違う京平の手の動きに体から力が抜けてきそうな感じになってくる。
「ちょ、きょ、京平ぇ……」
「今はマッサージ師ですよ……京平では……」
「じゃあ、なんて呼んだらいいの?」
そう僕はトロンとした表情で京平の事を見上げる。
「そこ位は名前で呼んでもいいんじゃないの?」
「まぁ、そうかな?」
「じゃあ、名前で呼ぶ? だって、今は仕事じゃないんだからさ、プライベートの時位、名前で呼ばせてよね」
「あ、うん……そうだね」
やっと京平の名前を呼べるようになった気がする。
「はぁ……やぁ……こういうの久しぶりのような気がする」
そう言うと京平はクスと笑っていた。
「こういうのって? のんびりとした感じ?」
「それもあるけど……京平と二人きりでこう恋人らしい事っていうのかな?」
「でも、私はこのままマッサージ師さんを続ける気だけど……」
「うん……いいよ……二人きりだからさ、京平がやりたいようにやって」
そう僕は甘えるように言う。
なんていうのだろう? 仕事の時はこうせかせかした感じがするのだけど、こういう時は急いでいないっていうのかなんていうのか、二人だけの空間って感じがしていつもとは違う感じがする。
しかも京平の場合こう大人な雰囲気も醸し出していて、家にいるのにどっか豪華なホテルとかにいるような感じがしてるのは気のせいであろうか。
いや、実際、京平の家はそんな感じだ。
高級マンションに住んでいるからって訳ではなく、京平からして大人な雰囲気が出ているのかもしれない。
実際、京平は大人なのだけど紳士って感じだから余計なのであろう。
部屋の中にはアロマの匂いも漂っている。
だから余計に大人な雰囲気なのかもしれない。
京平にモノを触られているのにほんわか気持ちいいって感じでいつもの激しさはない。
……ほわほわとした気持ち良さなのかな?
0
お気に入りに追加
168
あなたにおすすめの小説


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる