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 それはやがて僕のお尻の穴の方まで滑り降りてきて、京平の中指がスルリと僕の後ろの蕾へと入ってく。

「……っ!」

 僕はその京平が取った行動に言葉を詰まらせるのだ。

 こういう行為に慣れている僕だって流石に後ろの蕾に指が入ってくるのは少しだけ抵抗はある。

 でも、その指が後ろの蕾に入ってしまえば気持ちいい事は知っている。

 僕の後ろの蕾に第一関節だけ入れて中でくねくねと動き回る京平の指。

「準備してきたと言っても……流石にローションまでは入れてなかったみたいだね」

 その京平の言葉に僕は京平のモノを咥えながら京平の事を見上げる。

 その僕の表情だけで京平は僕が何が言いたいのかが分かったのか、

「だって、クチュクチュって言ってないからね」

 ……あ。

 京平の言葉で理由が分かった。

 でも僕の方は京平のモノを咥えているのだから言葉にする事は出来ない。

 そんな僕に京平はクスリとする。

「さっき、私は玲音に準備してきたの? って聞いたよね? じゃあ、今日はローション無しでもいい?」
「……え? えー!? それは流石に嫌だ!!」

 僕は京平の言葉に思わず京平のモノから口を離してしまう。

 その僕の言葉に京平は首を傾げてしまっているのだが、何だか意地悪気な表情をしているのは気のせいかな?

「流石にローションがないと無理?」

 京平の言葉に僕は二回程頭を頷かせる僕。

「じゃあ、分かった」

 そう言うと京平はいきなりベッドから立ち上がって何処かに行ってしまった。

 その京平の姿を僕は視線だけで追う。

 これからっていう時に京平は何処かに行ってしまった。

 ……あ、いや……まぁ、ローションの話をしていたのだから……まぁ、ローションを取りに行ったのだと思うのだけど……。 だけど……?? ……へ?

 その京平の姿を目で追っていた僕。

 その先にいる京平は目を疑うような事をしていた。 というのか……あ……うん……そういう事!?
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