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☆16

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 体操着だけ着てるっていうのも素で結構恥ずかしいのかもしれない。

 しかも双丘を突き出しての格好で……。

 僕は顔を完全に伏せて二人が何かしてくるのを待っていた。

 だがマットの上なのにも関わらずあの独特のマットの匂いはしない。

 ま、まだ真新しいんだから当然なんだけどね。

 そして気付くと京平と諒馬君は何やら話をしていた。 というのか正確にはやり方みたいなのを説明しているようだ。

「先ずは……ココに指を入れてこの中を柔らかくしていくんだよ。 そうそう! その時にココの入口もよーく解していかないと相手が痛い思いするからね」

 と……。

 分かってる事だけど、今日はそういう設定なのだから京平はそう説明しているのであろう。

「じゃあ、先ずは私が見本を……」

 と言って、京平は僕の後ろの蕾に人差し指と中指を使って広げてくる。

「中はこんなになってるからね。 まぁ、世間ではピンク色って言うんだけど……まぁ、ちゃんとピンク色してるよね?」

 どうやら京平は先ずそこを開いて中を諒馬君に見せているようだった。

「本当だ……中はピンク色なんですね」

 その京平の説明を聞いてちゃんと諒馬君は見ているようだ。

 ……んー、何だか初心に戻ったみたいで……段々と恥ずかしくなってきた。 しかも、きっと今日は京平が諒馬君に説明しながらだから、進みが遅そうだし。

「……で、ここの入口を柔らかく解していくには、こうやって、人差し指で入口部分を上下に擦って上げるといいんだよ」

 と説明しながら京平はその後ろの蕾の入口を擦り始める。

「ん……!」

 ……それだけでも本当に気持ちいい。

 暫く京平がその部分を擦っていると、

「ぁ……やぁ……」

 と僕の方も声が出てきて、双丘をくねらせ始める。

 それを見た京平は、

「もう気持ち良くなってきたのかな? 腰が動き始めているよ……」
「え? ぁ……ぁあんっ! だって……」
「だって……なんだろう?」
「え? あ……」

 そこを突っ込まれるとは思ってなかった僕は言葉を詰まらせる。

「ちょ、辞めてぇ……恥ずかしいからっ!」
「ま、そうだよねー、初めての時はそう思うもんなんだけど……気持ちいいのが分かっちゃったら、ハマってしまうかもしれないよ」

 と京平の方はそう余裕そうにクスリとしていた。
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