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今の成都さんの言葉で何か俺の中で吹っ切れたような気がする。
だから、直ぐにお風呂場に向かう事が出来た。
でも、こういう事に関してちゃんと成都さんと話し合うべきだったと思う。
俺は玲音が待つお風呂場へと向かう。
お風呂場に入ると、もう既に京平さんと玲音は体を洗ったようで相変わらず仲良く浴槽に浸かっている姿が目に入って来るのだ。
しかも玲音は京平さんより小さいからなのか、京平さんの膝の上にに座るような感じで浴槽に浸かっている。
俺はそれを横目にシャワーで体を流し洗い始めていた。
「ねぇねぇ、諒馬君……? 諒馬君がなかなかお風呂に入って来なかったのはなんで?」
「へ?」
そう首を傾げて可愛く聞いてくる玲音。
「それは……まだ、俺は成都さんと恋人になってから、色々と話ししてなかったからね。 だから、今日の仕事を躊躇してた所」
「ん? まだ、意味が分からないんだけど?」
「え? あ、うん……。 だから、俺と成都さんは恋人になってそうまだ日が浅いから、俺がこういう仕事してるの知ってるのに……逆に他の人と俺がヤっていいのかな? って思ってたら、成都さんは気にしないって言ってくれたからさ……だから、お風呂場に来れたっていうのかな?」
「あ! そういう事! ま、そうだよね……僕達だって恋人同士なのに今は諒馬君も入っちゃってるから……その……浮気しているようなもんだしね」
……あー……浮気って言うなぁあああ。 仕事でしてるのだから仕方がないとにでもしといてくれ。 だから、俺はそこで悩んでいたんだからさ。
……だって、普通の恋人だったら、やっぱ、恋人がそんな事仕事にしていたら嫌じゃん。 あー……でも、逆に分かってるからいいのかな?
……ま、いいか……成都さんもそこは仕方がないみたいな感じで言ってくれたんだしね。
「じゃあさ、今日の撮影で成都さんも入れてみたら?」
「はぃいいい!?」
俺はその玲音の言葉に玲音の方へと目を丸くしながら視線を向ける。
「だって、そうじゃん! 僕は目の前で京平と誰かがやってたら我慢出来なくなっちゃうもん。 だから、きっと成都さんもそう思うかもしれないでしょ?」
「……あ。 そうか……も?」
その玲音の言葉に俺は考えながら納得する。
「だから、今日の撮影で成都さんも一緒にヤっちゃえばいいんじゃない?」
「え? まぁ……成都さんがいいって言えばかな?」
「いや、成都さんならきっと大丈夫だよー! 確かに初めは恥ずかしがるのかもしれないんだけど、でも、成都さんなら諒馬君とならやってくれそうだけどな。 それに、人数が増えれば増えるほど毎回同じようにはならないだろうしね。 僕の方も四人でっていうのも興味あるしー!」
だから、直ぐにお風呂場に向かう事が出来た。
でも、こういう事に関してちゃんと成都さんと話し合うべきだったと思う。
俺は玲音が待つお風呂場へと向かう。
お風呂場に入ると、もう既に京平さんと玲音は体を洗ったようで相変わらず仲良く浴槽に浸かっている姿が目に入って来るのだ。
しかも玲音は京平さんより小さいからなのか、京平さんの膝の上にに座るような感じで浴槽に浸かっている。
俺はそれを横目にシャワーで体を流し洗い始めていた。
「ねぇねぇ、諒馬君……? 諒馬君がなかなかお風呂に入って来なかったのはなんで?」
「へ?」
そう首を傾げて可愛く聞いてくる玲音。
「それは……まだ、俺は成都さんと恋人になってから、色々と話ししてなかったからね。 だから、今日の仕事を躊躇してた所」
「ん? まだ、意味が分からないんだけど?」
「え? あ、うん……。 だから、俺と成都さんは恋人になってそうまだ日が浅いから、俺がこういう仕事してるの知ってるのに……逆に他の人と俺がヤっていいのかな? って思ってたら、成都さんは気にしないって言ってくれたからさ……だから、お風呂場に来れたっていうのかな?」
「あ! そういう事! ま、そうだよね……僕達だって恋人同士なのに今は諒馬君も入っちゃってるから……その……浮気しているようなもんだしね」
……あー……浮気って言うなぁあああ。 仕事でしてるのだから仕方がないとにでもしといてくれ。 だから、俺はそこで悩んでいたんだからさ。
……だって、普通の恋人だったら、やっぱ、恋人がそんな事仕事にしていたら嫌じゃん。 あー……でも、逆に分かってるからいいのかな?
……ま、いいか……成都さんもそこは仕方がないみたいな感じで言ってくれたんだしね。
「じゃあさ、今日の撮影で成都さんも入れてみたら?」
「はぃいいい!?」
俺はその玲音の言葉に玲音の方へと目を丸くしながら視線を向ける。
「だって、そうじゃん! 僕は目の前で京平と誰かがやってたら我慢出来なくなっちゃうもん。 だから、きっと成都さんもそう思うかもしれないでしょ?」
「……あ。 そうか……も?」
その玲音の言葉に俺は考えながら納得する。
「だから、今日の撮影で成都さんも一緒にヤっちゃえばいいんじゃない?」
「え? まぁ……成都さんがいいって言えばかな?」
「いや、成都さんならきっと大丈夫だよー! 確かに初めは恥ずかしがるのかもしれないんだけど、でも、成都さんなら諒馬君とならやってくれそうだけどな。 それに、人数が増えれば増えるほど毎回同じようにはならないだろうしね。 僕の方も四人でっていうのも興味あるしー!」
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