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「ぁ……ちょ! いきなりっ!」

 そう玲音は声を上げそうになった所を京平は玲音の口を手で押さえ、

「声なんか出したらまずいんじゃない? こういう行為誰にも見られたくないでしょ?」

 それと同時に玲音は頭を二回程頷かせる。 きっと玲音もこの状況を分かっているという事だろう。

 そして京平は俺に向かい目で合図を送ってきた。 その合図というのはきっと次は俺がやれという事なんだろう。

 今日の玲音はいつものように男性だ。 前回は女性だったのだが、もう、それはすっかり元に戻っている。

 俺は玲音の前に回りズボンの上から玲音の太股を撫で上げる。 俺自身こんな事をやった事がないのだからある意味手探り状態でとりあえずって事で服の上から玲音の太腿を触ってみた。

 京平は玲音の服の中に手を入れどうやら胸の辺りを触っている。

「ぁあ! やぁ……」

 相変わらず玲音はいい声をしていた。 本当に玲音の声というのは甘くてその声だけでも俺のムスコさんがムズムズと勃ってくる。

 それと普通にこういう事は出来ないのだから、そこにも俺自身興奮しているのかもしれない。

 玲音の太股を撫でていた俺だったのだけど、ゆっくりと手を滑らせてズボンの上から玲音のモノを撫で始めた。

 すると、もう玲音の方も興奮しているのかズボンの中で熱く勃ち始めてきている。 それを感じる限り玲音も相当興奮しているのか、それとも玲音の場合にはやはりMという事だろう。 演技でやってるとも思えないからだ。

「フフ……二人にやられていることに興奮してきちゃったのかな?」

 俺もいう時は言う。 今日は俺と京平は玲音を襲うっていう設定なのだから色々と思ってる事は言ったもん勝ちとでも言うのであろうか。

「気づいてる!? 君のココ……凄く勃ってるんだけど……」
「ぁう……ん……でも……いやぁ……」
「だよねぇ。 知らない人にこうやられるのは流石に嫌? じゃあ、早く自分の家に帰って一人でヤる?」

 その俺の言葉に何故か玲音は首を横に振っていた。

 ……それは一体、どういうことなんだろ? とりあえず玲音に合わせて言葉を探す。

「じゃあ、俺達にヤられたいの?」

 そう言うと玲音は今度頭を頷かせる。

「クス……じゃあ、そういうことなんだ。 俺達にヤられてもいいってことだよね?」

 そう言うと玲音は二回程、頭を頷かせた。

 ……って、そういうことってあり!?

 俺は頭の中で自問自答する。 だって普通襲われているのにやっていいって……ないでしょ。 ま、玲音の中でも何かこのことについてストーリーが出来ているのであろうから。 とりあえず芝居を続けながら事を進めることにした。
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