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ドアを開けた途端だっただろうか。 いきなり諒馬の耳に男優の喘ぎ声が入って来る。
たったドア一枚でこんなにも違うのかっていう位、今はハッキリと聞こえて来るのだ。
そこで身を固まらせている諒馬。
寧ろ誰しも今の諒馬みたいな行動をしてしまうだろう。 初めてAVでの撮影を見学しに来て男優さんの生での喘ぎ声が入って来たのだから。
すると今まで開けていたドアが音を立てて閉まってしまう。
その音に身を震わせる諒馬。 先程、携帯の着信音すら注意された位なのにドアが閉まる音が響いてしまったのだから身を震わせてしまうのは当然な事だ。
そして思わず、
「スイマセン!」
と大きな声で謝ってしまう。 いや、それが寧ろ人間としての行動だろう。
その盛大に響かせてしまった音に流石のスタッフの口からは溜め息が漏れてしまったのだから。
もう、こんな状態ではまともに顔上げる事も出来ない。 と思ってた時、諒馬の目の前に社長の足が見え、それと同時に社長が、
「大丈夫! 大丈夫! 今の音が入ってしまったけど、編集すればどうにかなるからね」
「……へ? でも……」
諒馬が何が言いたいのか分かったのか社長は、
「流石に携帯の着信音は長いから編集は難しいかもしれないけど、ドアの音は一瞬だったからね……ま、とりあえずは大丈夫かな? って所かな? それに私が君に注意しなかったのも悪いしね」
ここの社長は何処までいい人なんであろう。 でも逆にそこまで言われてしまうと申し訳ない気持ちにもなってくる訳で諒馬の方は何度も何度も頭を下げ、
「本当に申し訳ありません!」
「いい、本当にいいって……もう、今の失敗したことは気にしないで逆に静かにしていてくれていた方が助かるかな? だって、もう、ここに居たスタッフ達は気にしてないだろ? 寧ろ撮影に集中してる位だしね」
「あ……」
「本当だ」と続けようとしたのだが、もう失敗はしなくないと思ったのか諒馬は自分の口を手で押さえる。
そんな諒馬に気付いたのか社長も無言で諒馬に笑顔を向け諒馬の方はそんな社長の笑顔に肩の力が抜けたような気がした。
そして社長に手招きされると奥の部屋へと通される。
部屋に入って来た時に聞こえていた声が奥の部屋にまで来るともっとハッキリと聞こえてくる。
部屋に入るとマイク担当と証明担当とカメラマン二名位で撮影が行われていた。
そのカメラマン達はベッドを囲むようにしてカメラを撮り続けている。
そしてベッドには先程から喘ぎ声を出していた可愛い系の男性と体は細いのに筋肉がキッチリと付いた男性がいて、もう男の後ろの蕾に男のモノを挿れてるシーンだった。
タチの男性は腰を動かしネコの後ろの蕾に自分のモノの出し入れを繰り返す。 それと同時にネコは声を上げていた。
男優だからなのであろうか。 それとも本当に気持ちいいからであろうか。 そこは分からないのだけど本当に気持ち良さそうな喘ぎ声が諒馬の耳に、いや部屋内には響いている。
しかし自分の目の前で人の行為を見るというのは滅多なことではない。
しかもこういうことに関しては相手はプロだ。 誰が来てもお構いなしに行為を続けていた。
その行為を見てるだけでも若い体というのは反応してしまうという事だろう。
そう思っているとタチの男性がイったのか腰の動きを止め、今まさに白い液体を中に注いでいるのであろう。 その男優が自分のモノを抜いた後カメラマンはネコのうしの蕾部分をアップにし白い液体が出て来るシーンを撮っていた。
「はい! 終わり!」
その声と共に周りからは安堵の溜め息が漏れる。
これで撮影は終わった。
とりあえず諒馬の方も安堵の溜め息を漏らすのだ。 ここに来てから何度も失敗を繰り返して来て音を立ててしまったという事と目の前で人と人が抱き合っているシーンを見せられていたのだから、それが終わったという安堵感もある。
たったドア一枚でこんなにも違うのかっていう位、今はハッキリと聞こえて来るのだ。
そこで身を固まらせている諒馬。
寧ろ誰しも今の諒馬みたいな行動をしてしまうだろう。 初めてAVでの撮影を見学しに来て男優さんの生での喘ぎ声が入って来たのだから。
すると今まで開けていたドアが音を立てて閉まってしまう。
その音に身を震わせる諒馬。 先程、携帯の着信音すら注意された位なのにドアが閉まる音が響いてしまったのだから身を震わせてしまうのは当然な事だ。
そして思わず、
「スイマセン!」
と大きな声で謝ってしまう。 いや、それが寧ろ人間としての行動だろう。
その盛大に響かせてしまった音に流石のスタッフの口からは溜め息が漏れてしまったのだから。
もう、こんな状態ではまともに顔上げる事も出来ない。 と思ってた時、諒馬の目の前に社長の足が見え、それと同時に社長が、
「大丈夫! 大丈夫! 今の音が入ってしまったけど、編集すればどうにかなるからね」
「……へ? でも……」
諒馬が何が言いたいのか分かったのか社長は、
「流石に携帯の着信音は長いから編集は難しいかもしれないけど、ドアの音は一瞬だったからね……ま、とりあえずは大丈夫かな? って所かな? それに私が君に注意しなかったのも悪いしね」
ここの社長は何処までいい人なんであろう。 でも逆にそこまで言われてしまうと申し訳ない気持ちにもなってくる訳で諒馬の方は何度も何度も頭を下げ、
「本当に申し訳ありません!」
「いい、本当にいいって……もう、今の失敗したことは気にしないで逆に静かにしていてくれていた方が助かるかな? だって、もう、ここに居たスタッフ達は気にしてないだろ? 寧ろ撮影に集中してる位だしね」
「あ……」
「本当だ」と続けようとしたのだが、もう失敗はしなくないと思ったのか諒馬は自分の口を手で押さえる。
そんな諒馬に気付いたのか社長も無言で諒馬に笑顔を向け諒馬の方はそんな社長の笑顔に肩の力が抜けたような気がした。
そして社長に手招きされると奥の部屋へと通される。
部屋に入って来た時に聞こえていた声が奥の部屋にまで来るともっとハッキリと聞こえてくる。
部屋に入るとマイク担当と証明担当とカメラマン二名位で撮影が行われていた。
そのカメラマン達はベッドを囲むようにしてカメラを撮り続けている。
そしてベッドには先程から喘ぎ声を出していた可愛い系の男性と体は細いのに筋肉がキッチリと付いた男性がいて、もう男の後ろの蕾に男のモノを挿れてるシーンだった。
タチの男性は腰を動かしネコの後ろの蕾に自分のモノの出し入れを繰り返す。 それと同時にネコは声を上げていた。
男優だからなのであろうか。 それとも本当に気持ちいいからであろうか。 そこは分からないのだけど本当に気持ち良さそうな喘ぎ声が諒馬の耳に、いや部屋内には響いている。
しかし自分の目の前で人の行為を見るというのは滅多なことではない。
しかもこういうことに関しては相手はプロだ。 誰が来てもお構いなしに行為を続けていた。
その行為を見てるだけでも若い体というのは反応してしまうという事だろう。
そう思っているとタチの男性がイったのか腰の動きを止め、今まさに白い液体を中に注いでいるのであろう。 その男優が自分のモノを抜いた後カメラマンはネコのうしの蕾部分をアップにし白い液体が出て来るシーンを撮っていた。
「はい! 終わり!」
その声と共に周りからは安堵の溜め息が漏れる。
これで撮影は終わった。
とりあえず諒馬の方も安堵の溜め息を漏らすのだ。 ここに来てから何度も失敗を繰り返して来て音を立ててしまったという事と目の前で人と人が抱き合っているシーンを見せられていたのだから、それが終わったという安堵感もある。
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