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ー閃光ー160
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「あ、ああ……アイツなぁ……?」
和也にそんなことをいきなり振られて、視線を天井へと向ける。
特に今の俺は気にしていなかったことだったのだから、なんかちょっと拍子抜けというのか、急に振られたっていうのもあるのだが、俺からしてみたら、ただの仕事でのパートナーってくらいにしか思っていなかったからなのかもしれない。
「ああ……別に……大した奴ではねぇよ……」
そう言って俺はソファから立ち上がる。
「ふーん……そうなんだ……。望がそう言うんだったら、使えねぇってことか……?」
俺は本当に何も和也には今の仕事でのパートナーである美潮のことを言っていないのにも関わらず、俺のその一言で、そういう風に返す和也が、やはり凄いと思う。
「ん……まぁ、そういうことだから、もう、マジで寝てもいいか?」
「あ、ああ! そうだったなっ! んじゃ、おやすみー!」
「あ、ああ……おう……」
まだ何か言いたそうな和也のことがちょっと気になりながらも、俺は雄介が寝ているベッドへと向かう。
昨日から雄介と一緒のベッドで寝始めた俺。
雄介が記憶喪失になってから、全くもって雄介とは一緒に寝ていなかったのだけど、昨日は和也と朔望達がいたのだから寝るところがなく、一緒に寝たのだが、今日は朔望達は春坂にある自分の家に行っているのだから、俺は別に昨日朔望達が使っていた部屋にある布団で寝ればいいものの、何でか自分のベッドへと来ていた。
きっともう記憶の無い雄介が誘ってくるとは思わなくなったからなのかもしれない。
とりあえずはそのことについては、朔望も和也も裕実も雄介のことを説得してくれたからなのかもしれない。
雄介の隣へと横になる。
さすがに未だに一緒の布団を掛けて寝るっていうことまでは出来ない俺なのだから、自分の布団を掛けたのだけど。
普通、夫夫なら一緒の布団で寝て、掛け布団まで共有するのかもしれないのだけど、俺的にはまだそこまで雄介のことを許したわけではないのだから。
雄介はベッドのサイドにある電気を点けながら、俺とは反対側を向いて少し丸くなって猫のように寝ていた。
確かに今は記憶の無い雄介だけど、そうやって寝息を立てて寝ている姿を見ると、気持ち的に安心する。
だってそこは記憶の無い雄介も記憶のある雄介も一緒なのだから。
今は少し雄介の中身が違うだけで、見た目は一緒だ。
後はそこに俺が慣れるのか、慣れないだけなのかになってきているだけなのであろう。
俺は雄介を見つめながら、膝を抱える。
和也にそんなことをいきなり振られて、視線を天井へと向ける。
特に今の俺は気にしていなかったことだったのだから、なんかちょっと拍子抜けというのか、急に振られたっていうのもあるのだが、俺からしてみたら、ただの仕事でのパートナーってくらいにしか思っていなかったからなのかもしれない。
「ああ……別に……大した奴ではねぇよ……」
そう言って俺はソファから立ち上がる。
「ふーん……そうなんだ……。望がそう言うんだったら、使えねぇってことか……?」
俺は本当に何も和也には今の仕事でのパートナーである美潮のことを言っていないのにも関わらず、俺のその一言で、そういう風に返す和也が、やはり凄いと思う。
「ん……まぁ、そういうことだから、もう、マジで寝てもいいか?」
「あ、ああ! そうだったなっ! んじゃ、おやすみー!」
「あ、ああ……おう……」
まだ何か言いたそうな和也のことがちょっと気になりながらも、俺は雄介が寝ているベッドへと向かう。
昨日から雄介と一緒のベッドで寝始めた俺。
雄介が記憶喪失になってから、全くもって雄介とは一緒に寝ていなかったのだけど、昨日は和也と朔望達がいたのだから寝るところがなく、一緒に寝たのだが、今日は朔望達は春坂にある自分の家に行っているのだから、俺は別に昨日朔望達が使っていた部屋にある布団で寝ればいいものの、何でか自分のベッドへと来ていた。
きっともう記憶の無い雄介が誘ってくるとは思わなくなったからなのかもしれない。
とりあえずはそのことについては、朔望も和也も裕実も雄介のことを説得してくれたからなのかもしれない。
雄介の隣へと横になる。
さすがに未だに一緒の布団を掛けて寝るっていうことまでは出来ない俺なのだから、自分の布団を掛けたのだけど。
普通、夫夫なら一緒の布団で寝て、掛け布団まで共有するのかもしれないのだけど、俺的にはまだそこまで雄介のことを許したわけではないのだから。
雄介はベッドのサイドにある電気を点けながら、俺とは反対側を向いて少し丸くなって猫のように寝ていた。
確かに今は記憶の無い雄介だけど、そうやって寝息を立てて寝ている姿を見ると、気持ち的に安心する。
だってそこは記憶の無い雄介も記憶のある雄介も一緒なのだから。
今は少し雄介の中身が違うだけで、見た目は一緒だ。
後はそこに俺が慣れるのか、慣れないだけなのかになってきているだけなのであろう。
俺は雄介を見つめながら、膝を抱える。
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