BLR18【2】ノンケだった俺が男と初体験!ー結婚編ー

綺羅 メキ

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ー閃光ー128

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 しかし一体こういう場合、どうしたらいいんだろうか。

 一応、体とそして自分のムスコさんと火照ってきてしまっているのだから、自分でその火照ってしまっているムスコさんをどうにかしないとならないのであろう。

 本当に俺は自分でそれを慰めたことが殆ど無いに等しい。

 コレを握って、上下に動かしてみれば、とりあえずはイけると思うのだが……。

 それを数回繰り返してみたのだが、全く俺の体っていうのは、体が熱くなるだけで、イける気配っていうのは全くなかった。

 俺は数回上下へと擦っただけで、大きく息を吐く。

 ある意味、自分でヤってみてもイけないという諦めとか、色々な感情が合わさってそれがため息として出てしまったのかもしれない。

 しかしお風呂場だと段々と体温みたいなのが上昇してきているような気がする。

 疼いている体とお風呂特有の湿気と気温とで、額から全身から汗腺という汗腺から汗が吹き出して来ているくらいなのだから。

 ホント、水分をきちんと摂らないと熱中症でやられてしまいそうだ。

 だからと言って、この状態で俺がお風呂から出れる訳がない。

 自分のムスコさんが勃ったままでは、和也達にバカにされるのがオチなのだから。

 そこで今一度俺は大きな息を吐く。

 もうこの時点で、既に熱中症予備軍の仲間入りをしていたのかもしれない。

 熱中症というのは屋外で起きやすいのだが、今は室内でも起こる可能性が高くなってきている。

 室内でもエアコンが無い部屋に居れば、部屋の温度というのは上昇し、外と変わらない感じなって来るのだから。

 更にお風呂場というのは湿気があるのだから余計に危ないところなのかもしれない。

 そんな中で、体が火照って来て、自分のムスコさんまでも反応してきてしまったら、自分の体の中では本当に最悪な条件が揃ってしまっているっていうことだろう。

 恥をしのんで、お風呂から上がるか、このままお風呂で自分のを処理して出るか、しか今は選択肢がない。

 だけど今の俺っていうのは、そんな簡単なことすら考えられなくなってきてしまっているのは気のせいであろうか。

 自分の息遣いだけがお風呂場の中で響いて聞こえて来る。

 冷たいタイルが俺の背中を支える。

 気持ちいいけど、まだそれだけじゃ足りないような気がするのは気のせいであろうか。

 気付いた時には床までも冷たく感じていた。

 もしかしたらお風呂の床に思いっきり俺は座り込んでしまっているという証拠なのであろう。

 しかし視界の方も段々とボヤけて来ているような気がする。
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