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ー未知ー170
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俺達は軽くシャワーを浴びると、再び地下室へと戻って行く。
今の時間は夜中の三時。
もう俺達からしてみたら、こんな時間に寝るのは当たり前でもあるし、美里が来るのは午後の一時なのだから、まだまだ俺達からしてみたら時間があるということなのかもしれない。
そうそれに今の俺たちっていうのは、フリーターと変わらない状況でもあるのだから。
それぞれに天井を見上げ、俺達は眠りにつく。
元々、二人は時間にルーズな仕事をしているからなのか、横になってから眠る時間というのは早い。
それに人生にとって睡眠時間が欠かせないものだっていうのを分かっているからこそ、余計に横になってから寝てしまうまでの時間は早いということだろう。
次の朝は九時頃に目を覚ます俺達。
どうやら先に目覚めたのは雄介の方だ。
俺が雄介の方へと視線を向けた時には、真剣な目をして天井の方へと視線を向けていたのだから。
やはり今日のことがあって雄介の方は、緊張してあまり眠れてなかったのかもしれない。 そう案外、雄介の心はそういうところでは繊細なのだから。
しかし朝からそんな表情でいられると、俺の方が声を掛けずらい。
だからなのか俺の方も天井へと視線を向ける。
だが人間っていうのは、目を覚ますと、無意識に体の一部を動かしてしまうもんだろう。 寧ろ俺の方だって動いてしまったのだから、そんな俺の行動に雄介は俺の方へと視線を向けて来る。 そしていつもの笑顔で、
「おはよ……」
と言って来る雄介。
何だかさっき俺が起きた時に見た真剣な表情ではなく、本当に満面な笑顔を向けて来た。
とりあえずここは薄暗い地下室ではあるのだけど、雰囲気というのか雄介の声質で笑顔でっていうのが分かったような気がした。
「あ、ああ……おはよ……」
俺の方も雄介にそう返す。
「な、望……」
そう言って、雄介は体ごと俺の方へと向けて来る。
「え? あ、ああ……ん? 何?」
「あのな……」
「あ、ああ……」
しかし何でそんなに言葉を切るのであろうか。
「ホンマ、今日のことは大丈夫やって……」
「……ん?」
朝起きた早々にそんなことを言い始める雄介に俺の方は寧ろハテナマーク状態だ。
きっとまだ俺の頭が回っていないからであろう。
「あー、だからやなぁ……」
そんな反応をしている俺に雄介の方は気付いたのか、そう言うと、
「姉貴のことやって……心配せんでも、俺が何とかするからな……」
「あ、あー……」
「なるほど、そういうことかっ!」と俺の方は心の中で納得するのだが、一体、どういう根拠で雄介の口からそんな言葉が出て来たのであろうか。 そこはまだ分からないところだ。
今の時間は夜中の三時。
もう俺達からしてみたら、こんな時間に寝るのは当たり前でもあるし、美里が来るのは午後の一時なのだから、まだまだ俺達からしてみたら時間があるということなのかもしれない。
そうそれに今の俺たちっていうのは、フリーターと変わらない状況でもあるのだから。
それぞれに天井を見上げ、俺達は眠りにつく。
元々、二人は時間にルーズな仕事をしているからなのか、横になってから眠る時間というのは早い。
それに人生にとって睡眠時間が欠かせないものだっていうのを分かっているからこそ、余計に横になってから寝てしまうまでの時間は早いということだろう。
次の朝は九時頃に目を覚ます俺達。
どうやら先に目覚めたのは雄介の方だ。
俺が雄介の方へと視線を向けた時には、真剣な目をして天井の方へと視線を向けていたのだから。
やはり今日のことがあって雄介の方は、緊張してあまり眠れてなかったのかもしれない。 そう案外、雄介の心はそういうところでは繊細なのだから。
しかし朝からそんな表情でいられると、俺の方が声を掛けずらい。
だからなのか俺の方も天井へと視線を向ける。
だが人間っていうのは、目を覚ますと、無意識に体の一部を動かしてしまうもんだろう。 寧ろ俺の方だって動いてしまったのだから、そんな俺の行動に雄介は俺の方へと視線を向けて来る。 そしていつもの笑顔で、
「おはよ……」
と言って来る雄介。
何だかさっき俺が起きた時に見た真剣な表情ではなく、本当に満面な笑顔を向けて来た。
とりあえずここは薄暗い地下室ではあるのだけど、雰囲気というのか雄介の声質で笑顔でっていうのが分かったような気がした。
「あ、ああ……おはよ……」
俺の方も雄介にそう返す。
「な、望……」
そう言って、雄介は体ごと俺の方へと向けて来る。
「え? あ、ああ……ん? 何?」
「あのな……」
「あ、ああ……」
しかし何でそんなに言葉を切るのであろうか。
「ホンマ、今日のことは大丈夫やって……」
「……ん?」
朝起きた早々にそんなことを言い始める雄介に俺の方は寧ろハテナマーク状態だ。
きっとまだ俺の頭が回っていないからであろう。
「あー、だからやなぁ……」
そんな反応をしている俺に雄介の方は気付いたのか、そう言うと、
「姉貴のことやって……心配せんでも、俺が何とかするからな……」
「あ、あー……」
「なるほど、そういうことかっ!」と俺の方は心の中で納得するのだが、一体、どういう根拠で雄介の口からそんな言葉が出て来たのであろうか。 そこはまだ分からないところだ。
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