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ー未知ー167

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 しかし雄介がこんなにも激しくするのは、きっと明日美里と真剣な話し合いをするからなのであろう。 今はそのことさえも忘れようとわざと激しく動いているのかもしれない。 そんな雰囲気がひしひしと俺に伝わって来ているのだから。

 だからなのか今日の俺はそんな必死の雄介に追いついて行く。

 本当に雄介の事が好きだから、俺の方も雄介を支えて上げたいと思っているからだ。

 だからなのか、いつの間にか俺の腰の動きも自然に動いていたのかもしれない。

 そして今日は自分で動いたら気付いたことがあった。

「ゆ、雄介……ほ、本当……マジで………ぁあん! はぁあああん! ヤバいからぁああ!」

 さっきから俺の中にある気持ちいいポイントに雄介のモノが当たりまくってて、本当に今日の俺は気持ちい思いしかしていない。

 自分で動くっていうのは、ここまで気持ちいいことなんだって初めて気付いたのかもしれない。

 まぁ、今まで自分から動いたことがないのだから余計になのであろう。

 自分で動くと自分の思い通りに動かすことが出来るのだから、自分が気持ちいポイントへと簡単に当てることが出来る。 だからいつも以上に気持ちがいいのであろう。

「ヤバいって! ぁあん! だめぇええ!」

 体の中からぞくりとするような快感が体中を巡る。

 だけど俺だけではイきたくはない。 そして雄介にも気持ち良くなって欲しいからなのか、雄介がイきたいというまで俺の方は腰を動かし続けるのだ。

「望……ホンマ、今日はアカンって……今までなぁ、はぁ……我慢……っ……はぁ、はぁ……しておったけど……もう、我慢、出来へんって!」

 本当に雄介の方も我慢が出来ないのであろう。 更にさっき以上に息遣いも荒くなってきているのだから。

「ぁ、っ……! もう! 無理やってっ! イくっ! 望の中で、イかせてぇっ!」

 こう今の言葉が甘くそして切なく聞こえて来たのは気のせいであろうか。 だが人間の性っていうのは、止まれない。 そう言われている。 いや寧ろ俺達の場合のは、今は止まらなくてもいいのだから、止める必要なんてない。 だから俺の方は先程よりももっと激しく腰を動かすのだった。

 それから数回腰を動かしたところで、

「あっ……スマン……も、イく……」

 と今まで以上に甘い声で、そう言った瞬間だっただろうか、急に、雄介の動きが止まったかと思った瞬間、俺の中の奥の方で、何かこうじわりと温かいものを感じたのだから。

 それと同時に俺の方もモノの先端部分から白い液体をじわりと出すのだった。

 本当に今日は激しかったからなのか、俺の体が動こうとしない。 もしかしたら雄介の方も今日は思いっきり何も考えずに動いていたからなのか、俺の中から未だに抜けようとしない。
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