BLR18【2】ノンケだった俺が男と初体験!ー結婚編ー

綺羅 メキ

文字の大きさ
上 下
664 / 929

ー未知ー158

しおりを挟む
『あー、なるほどねぇ。 そんなの棚いっぱいにローションから玩具までいっぱいあったっていう訳だ。 んじゃさ、試しにロープ兄さんの事縛っちゃう?』

 「はぁあああ!?」と俺の心の中ではそう叫んでしまっていた。 本当に朔望という人間は容赦がないのかもしれない。 そこに再び呆れてしまう俺。

「あんなぁ……俺には、そういう趣味はないのー。 それに、縛ってもうて、お互いに抱き締められないのは嫌やんかぁ……」

 「流石は雄介……ナイスフォロー」と心の中で思うと、今度は朔望の方が、呆れたかのように、

『ふーん……やっぱり、雄兄さんってば、面白くないねぇ。 だってさ、相手を縛っちゃって、動けなくなって、悶える姿って良くない?』
「いいや……流石に俺の中では、そういうの有り得んなぁ……」
『そうなんだ……。 やっぱ、そこは、雄兄さんらしいけど……。 じゃあ、縛らなければいいんでしょう? なら、玩具ならいいって事だよね?』

 本当に朔望の方は何かしら俺に試してみたいようだ。

「そやな。 玩具やったら、まぁ、俺の方も色々と試してみたいと思っておったから、ま、そこはええかな?」

 とそう答える雄介。

 ま、そこは俺の方もいいと思えるのだから。

「あ! そや! さっきな、面白い玩具あったんやで……望の中の奥の方にまで見れる玩具兼カメラがな」
『ぉおお! 何それ!? 見てみたい! もう一回、それ、使ってみてよー!』
「え? ええねんけど……これ、ある意味、腸内検査に使われているような物やで……だけど、玩具のようになっとるから、振動出来るようになっておるんやけどな」
『マジ!? そういうの興味あるんだけどー!』

 といつの間にか、会話は雄介と朔望になってしまったようだ。

「だけどなぁ、流石に望の中は見せられへんって……」
『兄さんの裸は僕達に見せられるのに?』
「流石に、裸と中は違うやろぉお? あ! そや! いい事思い付いたわぁ……」

 最後の方はもしかしたら雄介の独り言だったのかもしれない。

「ほな、また、今度なぁー!」

 そう言って雄介の方は突然通話を切ってしまうのだった。 逆にその雄介の姿に目をパチクリとさせたのは俺の方だ。

「え? どうして?」

 このまま朔望達と電話でスるっていう訳ではなかったのではないだろうか。 そこは別に俺からしてみたら、アイツらと付き合っていると当たり前に思えていたのだからいいのだけど。

 すると雄介は突然、俺の上へと来て、きっと少し雄介が上に見えたところからすると四つん這いの状態になって、俺に向けて真剣な瞳で見つめて来る雄介。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

処理中です...