640 / 929
ー未知ー134
しおりを挟む
一瞬、雄介と明日のことについて考えとか纏めようとしたのだけど、今この時の方が大事というのか、和也も雄介も今を生きる人物だったからこそ、俺にもそれが移ったのか、明日のことは明日考えればいいということにするのだった。
俺の方も落ち着いて、浴槽へと寄り掛かると天井へと視線を向ける。
すると、急に雄介が俺へと近付いて来て、俺の事を見つめると、
「あんなぁ、もう一回、今からせぇへん?」
「……はぁ!?」
流石の俺も今日はもうシたばかりで、今はそんな気になってなかったからなのか一瞬で裏声を上げるのだ。
「ん、まぁ……確かに、望やったら、そう言うと思ったわぁ……」
そう拗ねたように言いながら、雄介の方は再び浴槽へと寄り掛かってしまう。
雄介が拗ねてしまう理由は分かったような気がする。
しかし雄介から誘ってくるのは本当に珍しい。
というのか、こうドストレートにと言った方がいいのであろうか。
逆に俺の鼓動が早く波打ち始める。
そう雄介に言われて自分の方も興奮してきてしまっているからなのかもしれない。
今までの俺はそういう事に関して疎かった。 というのか全く興味がなかったのだけど、雄介と出会ってからは二人で体を重ねることが増え、それが気持ちいいことだって体が分かったからこそ自分の方も体が興奮状態になって来ているのであろう。
しかも体を重ねて気持ち良さを教えてくれたのも雄介だ。 それだけ体を重ねて来ているっていうのもある。 それにもう俺達っていうのはもう直ぐ結婚するのだから、心まで相手のことを信じているからなのかもしれない。
そこまで俺は考えると、一旦瞳を閉じて、直ぐに瞳を開けると、俺の方から浴槽へと寄り掛かって拗ねてしまっている雄介へと近付くのだ。
そして雄介の両肩を手で押さえて、真剣な瞳で俺は雄介の事を見つめる。
「なぁ、雄介……」
「ん?」
さっきは一瞬拗ねてしまったように思えた雄介なのだが、その俺の言葉の後の雄介はいつもと変わらないようにも思える。
きっと雄介のことだから、直ぐに切り替えているのであろう。
そう体だけを重ねるのが恋人ではないのだから。
寧ろ、自分の意見が通らなくて、毎回拗ねていたら、それこそ俺からしてみたらめんどくさくなってしまうのかもしれない。
「別に……俺の方は、お前となら、何回も体重ねてもいいんだけど……」
昔はこんなに素直に雄介にだって素直に言えなかった筈なのに、今ではここまで素直に言えるようになった俺。 自分自身、そこにもビックリだ。
さっき俺からのキスの時のように目を丸くしながら見つめてくる雄介。
俺の方も落ち着いて、浴槽へと寄り掛かると天井へと視線を向ける。
すると、急に雄介が俺へと近付いて来て、俺の事を見つめると、
「あんなぁ、もう一回、今からせぇへん?」
「……はぁ!?」
流石の俺も今日はもうシたばかりで、今はそんな気になってなかったからなのか一瞬で裏声を上げるのだ。
「ん、まぁ……確かに、望やったら、そう言うと思ったわぁ……」
そう拗ねたように言いながら、雄介の方は再び浴槽へと寄り掛かってしまう。
雄介が拗ねてしまう理由は分かったような気がする。
しかし雄介から誘ってくるのは本当に珍しい。
というのか、こうドストレートにと言った方がいいのであろうか。
逆に俺の鼓動が早く波打ち始める。
そう雄介に言われて自分の方も興奮してきてしまっているからなのかもしれない。
今までの俺はそういう事に関して疎かった。 というのか全く興味がなかったのだけど、雄介と出会ってからは二人で体を重ねることが増え、それが気持ちいいことだって体が分かったからこそ自分の方も体が興奮状態になって来ているのであろう。
しかも体を重ねて気持ち良さを教えてくれたのも雄介だ。 それだけ体を重ねて来ているっていうのもある。 それにもう俺達っていうのはもう直ぐ結婚するのだから、心まで相手のことを信じているからなのかもしれない。
そこまで俺は考えると、一旦瞳を閉じて、直ぐに瞳を開けると、俺の方から浴槽へと寄り掛かって拗ねてしまっている雄介へと近付くのだ。
そして雄介の両肩を手で押さえて、真剣な瞳で俺は雄介の事を見つめる。
「なぁ、雄介……」
「ん?」
さっきは一瞬拗ねてしまったように思えた雄介なのだが、その俺の言葉の後の雄介はいつもと変わらないようにも思える。
きっと雄介のことだから、直ぐに切り替えているのであろう。
そう体だけを重ねるのが恋人ではないのだから。
寧ろ、自分の意見が通らなくて、毎回拗ねていたら、それこそ俺からしてみたらめんどくさくなってしまうのかもしれない。
「別に……俺の方は、お前となら、何回も体重ねてもいいんだけど……」
昔はこんなに素直に雄介にだって素直に言えなかった筈なのに、今ではここまで素直に言えるようになった俺。 自分自身、そこにもビックリだ。
さっき俺からのキスの時のように目を丸くしながら見つめてくる雄介。
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる