BLR18【2】ノンケだった俺が男と初体験!ー結婚編ー

綺羅 メキ

文字の大きさ
上 下
595 / 929

ー未知ー89

しおりを挟む
「あ、え? そうだったよなぁ……でもさ、その後っていうのは、和也に助けられたっていうの?」
「あ、ああ……そうやったな……。 ホンマ、和也には感謝の言葉しか無いわぁ……」
「ホント、和也には色々と世話になってるしな」

 そこは何でだかクスクスとしてしまう俺。

 とりあえず懐かしい話というのは、後にして、

「あー、えーと……こう懐かしい話っていうのは後にしてだなぁ……」

 俺の方はそこまで言うと、下の方へと視線を向け、

「とりあえず、今は、中途半端な状況だし?」

 その後は視線を宙へと浮かせ、俺からしてみたら恥ずかしい言葉を連発する事になるのかもしれないのだから、なるべくその言葉を使わないように雄介に上手く伝わるように言葉を並べるのだ。

 その言葉と視線で雄介の方は、俺が何が言いたいのかに気付くと、

「あ、ああ! そういう事な……確かに、こないな中途半端な状況じゃ、なぁー……ほなら、望は中に挿れて欲しいんか?」
「あ、あー……別に……そういう事じゃなくてだな……とりあえず、俺の方は大丈夫なんだけどよ……ゆ、雄介の方が心配になったっていうのかな?」

 やはり、そういう事に関して俺の方はこう素直に言えないようで、また言葉を選んで視線を外してまで雄介に話すのだ。

「俺の方は、ま、とりあえず、平気なんやけど……」

 そこでなぜか一旦言葉を止めてしまう雄介。

「あ、あー! そんな、話しておったら、ここの回りに付いてるローションが乾いて来てもうてるわぁ……もっ回、ローションを中に入れてからの方がええのかもしれへんねぇ……」

 その雄介の言葉で俺の方は雄介の事を気持ち的に睨み上げるのだ。 だってそうだろう。 なかなか中に雄介が挿れなかったのだからソコが乾いてしまったのだから。

「ホンマ、スマンな……」

 そう言って雄介の方は、一旦ベッドから離れて行ってしまう。

 しかし今日という日は、本当に時間を掛けてというのか、こう色々な話をしながらだからだったのか本当に時間が掛かってしまっているようにも思える。

 いや久しぶりに時間をかける事が出来るからこそ、のんびりとゆっくりとシてるのであろう。

 暫くして雄介が今さっき雄介が居た場所へと戻って来ると、手にはローションが握られていた。

 今回、俺達が利用しているローションというのは、先が少し細くなっている物だ。 だからある意味、直接その細くなっている部分を後ろの蕾から中に入れるだけで中へと液体を注入出来る物でもある。

「ほな、入れて行くな……」

 その雄介の掛け声で中へとローションが入って来るのだ。

 しかし未だにこのローションの気持ち悪さには慣れない。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

処理中です...