588 / 929
ー未知ー82
しおりを挟む
「え? あ、まぁ……そうやねんけどなぁ?」
そう未だに心配そうに言っている雄介に、俺の方は、雄介の頬を両手で包むと真剣な眼差しで、
「ホント、マジでそこのところ気にすんんじゃねぇよ。 俺は女性じゃねぇ! 男だ。 痛いのなんか我慢出来るに決まってるだろ? いや、そうじゃなくてな、別に俺の方は雄介のを中に挿れたって痛くはねぇんだからよ。 寧ろ、体の方は気持ちいいって分かってることなんだから、雄介がやりたいように進めてくれたらいいんだからさ」
そう真剣に言ったなら、雄介に通じるだろう。
そういう風に言った後だったからなのか、雄介の方は俺の方に微笑み掛け、
「確かに、望の言う通りやんなぁ……。 望……ホンマにありがとうな。 望がそう言ってくれへんかったら、俺の方が、今日はもうこれ以上、出来へんかったかもしれへんかったからなぁ……」
その雄介の言葉に俺の方が目を丸くする。 いやだけどそれは一瞬だったのだけど。 そうそんな姿を雄介に見られたくなかったからなのかもしれない。
しかし雄介の優しさに圧倒される。 圧倒までとは行かないけれど、ここまで俺を優しくしてくれるとは思ってなかったからなのかもしれない。
「ってか、たまには、お前の方がわがまま言ってもいいくらいなんじゃねぇのか?」
「……へ?」
「だってさ、こういう時のお前って俺に合わせ過ぎだろ? しかも、さっき言ったばっかじゃねぇか……。 雄介が動かないんだったら、俺が動いてもいいか?」
そう言って俺の方は体を動かすと、少しだけ入っていた雄介のモノを抜きベッドの上で膝立ちをし、雄介の肩を両手で押して雄介の体をベッドの上へと寝かせるのだ。
「これで、俺から雄介のムスコさんを中に挿れたらいいんだろ?」
「え? あ、ああ……まぁ……」
どうやら俺のその行動に雄介の方は、どうしたらいいのか? っていうのが分かってないようだ。 こう気持ち的に顔を引き攣らせてしまっているようにも見えるのだから。
こういう事、俺の方はあまりやった事はないのだけど、今日の俺というのは、こうも自分から動いてみたいというのか、やはり雄介とは婚約した仲になったのだから、もう結婚するのは秒読み状態でもある。 だから俺の方が動いてみてもいいと思っているのかもしれない。
とりあえず俺の方は雄介のお腹の辺りで跨って少し腰を浮かせると、雄介のモノを手にしゆっくりと自分の中へと雄介のモノを挿れて行くのだ。
だが、こうなかなか雄介のモノが俺の中へと挿って来ない。 こう後ろの蕾付近で弾かれてしまってるみたいに、ツルッと避けられてしまっているようにも思える。
そんな状況に俺の方はハテナマーク状態だった。
そう未だに心配そうに言っている雄介に、俺の方は、雄介の頬を両手で包むと真剣な眼差しで、
「ホント、マジでそこのところ気にすんんじゃねぇよ。 俺は女性じゃねぇ! 男だ。 痛いのなんか我慢出来るに決まってるだろ? いや、そうじゃなくてな、別に俺の方は雄介のを中に挿れたって痛くはねぇんだからよ。 寧ろ、体の方は気持ちいいって分かってることなんだから、雄介がやりたいように進めてくれたらいいんだからさ」
そう真剣に言ったなら、雄介に通じるだろう。
そういう風に言った後だったからなのか、雄介の方は俺の方に微笑み掛け、
「確かに、望の言う通りやんなぁ……。 望……ホンマにありがとうな。 望がそう言ってくれへんかったら、俺の方が、今日はもうこれ以上、出来へんかったかもしれへんかったからなぁ……」
その雄介の言葉に俺の方が目を丸くする。 いやだけどそれは一瞬だったのだけど。 そうそんな姿を雄介に見られたくなかったからなのかもしれない。
しかし雄介の優しさに圧倒される。 圧倒までとは行かないけれど、ここまで俺を優しくしてくれるとは思ってなかったからなのかもしれない。
「ってか、たまには、お前の方がわがまま言ってもいいくらいなんじゃねぇのか?」
「……へ?」
「だってさ、こういう時のお前って俺に合わせ過ぎだろ? しかも、さっき言ったばっかじゃねぇか……。 雄介が動かないんだったら、俺が動いてもいいか?」
そう言って俺の方は体を動かすと、少しだけ入っていた雄介のモノを抜きベッドの上で膝立ちをし、雄介の肩を両手で押して雄介の体をベッドの上へと寝かせるのだ。
「これで、俺から雄介のムスコさんを中に挿れたらいいんだろ?」
「え? あ、ああ……まぁ……」
どうやら俺のその行動に雄介の方は、どうしたらいいのか? っていうのが分かってないようだ。 こう気持ち的に顔を引き攣らせてしまっているようにも見えるのだから。
こういう事、俺の方はあまりやった事はないのだけど、今日の俺というのは、こうも自分から動いてみたいというのか、やはり雄介とは婚約した仲になったのだから、もう結婚するのは秒読み状態でもある。 だから俺の方が動いてみてもいいと思っているのかもしれない。
とりあえず俺の方は雄介のお腹の辺りで跨って少し腰を浮かせると、雄介のモノを手にしゆっくりと自分の中へと雄介のモノを挿れて行くのだ。
だが、こうなかなか雄介のモノが俺の中へと挿って来ない。 こう後ろの蕾付近で弾かれてしまってるみたいに、ツルッと避けられてしまっているようにも思える。
そんな状況に俺の方はハテナマーク状態だった。
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる