BLR18【2】ノンケだった俺が男と初体験!ー結婚編ー

綺羅 メキ

文字の大きさ
上 下
586 / 929

ー未知ー80

しおりを挟む
 「う、ぅん……」

 さっきの雄介からの問いから少し時間が経ってしまっていたのだけど、俺の方は雄介に向かい見つめながら頷く。 すると雄介の方も俺の方に向けていつも以上に太陽みたいな笑顔を向けて来てくれるのだ。 だけど雄介だって今日は大分我慢してきたからなのか、顔の方は少し引き攣ったような表情をしていたような気がしたのだが気のせいであろうか。

 雄介が腰を動かして来て、先端部分が俺の後ろの蕾の入口部分へと触れて来る。 だけど雄介の場合には直ぐに挿れて来るという感じはなく、釣りをする時みたいにツンツンとこう何かを確認するかのようにその後ろの蕾を突いて来る。

「望……力抜いてな……」
「え? あ、ぁあ……」

 もうこういう行為に関して何回もシてきたのだから、雄介のモノを中に挿れる時、体から力を抜くことは分かっているのだけど、だけど雄介の場合には毎回確認するかのように言って来てくれる。

 本当にそれだけ雄介は俺の体を気遣ってくれているということなのであろう。

 雄介が言ってくれたのだから、俺の方はそれに従い息を吐いて力を抜いていく。

 それを確認してからなのか、雄介がチャンスとばかりに思いっきり腰を入れて来たようで、俺の中へと少しずつ雄介のモノが入って来た。

 雄介の場合には、本当に俺の中に思いっきり入って来るっていうことはしない。 息を吐きながら、リズム良く腰を引いたり中に挿れたりを繰り返し奥の方へと進ませているという感じだ。

 本当に俺の体のことを考えてくれているからこそ、ゆっくりと出したり挿れたりを繰り返しながら奥へと向かって来てくれているのであろう。

 だってさっき見ていたそういったテレビ番組では、もういきなり奥へと進ませている感じあったからだ。 そしてやはりそれでは挿れられた側が変に息を詰まらせていたのだから、絶対にキツいだろう。 と思ったくらいだ。

 「ん……ぁ……んん!」

 雄介の場合は、本当にそうやってゆっくりと腰を進ませて来るもんだから、俺の体にまったく負担が掛からないような気がする。 そして声だって甘い声で全然痛くなさそうな声をしているだろう。

「ホンマに痛くないか?」

 それでも心配なのか雄介は俺にそう問うて来てくれる。

「あ、ああ……大丈夫だから……」

 そう俺は雄介のことを見つめて言うのだ。

「ほなら、良かったわぁ……」

 俺の言葉で安心したのか、またこう本当の笑顔で言って来てくれる雄介。

 しかし人間っていうのは、心から言ってる言葉と表だけで言っている言葉では全く違うと思う。

 心から言ってる人というのは、本当に心がこもっているという感じがするのだが、心が籠ってない人の言葉というのは、心かとか気持ちが入ってないように聞こえるのだから。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

処理中です...