BLR18【2】ノンケだった俺が男と初体験!ー結婚編ー

綺羅 メキ

文字の大きさ
上 下
573 / 929

ー未知ー67

しおりを挟む
「あぁ! ……ちょ、ま、待ったぁあ!」

 そう今にも限界そうな声で俺に静止を求めて来る雄介。

「……へ? 何でだよー……」

 せっかく今こっちまでこういうことに関して乗ってきたのに、何故そこで雄介は静止を求めてくるのであろうか。 と俺の方はそこのところは不思議でちょっと頬を膨らませてまで抗議する。

「あ、あんなぁ……望にそないなことされたら、俺の方が保たなくなってくんねんけどなぁ……」
「だって、そういうことシてるんだから、保たなくなってきて当然だろ?」

 と俺の方はさも当たり前のかのように言うのだ。 いや実際当たり前なことでもあるのだけど。

「あ、いや……そうやなくてな……なんや、こういう行為の時に男っていうのは、なんやろ? プライドみたいなもんがあるんやって……せやから、こうなぁ……」

 そこで何でか言葉を止めてしまう雄介。 そんな雄介に俺の方が何が言いたいのかが分かってしまい、続きを話してくれない雄介に笑えて来てしまうのだ。

「ん? 何だって?」

 いつもとは逆に今日は俺の方が優位な位置にいるような気がするのは気のせいであろうか。 たまにはそういうのも楽しいのかもしれない。

 そしてなかなか言葉を続けない雄介に俺の方は優位な位置に居る為か、雄介のモノを再び動かし始める。

 俺の手の中にすっぽりとおさまってしまっている雄介のモノ。 すっぽりハマってしまっているというのか俺の手からは全然オーバーしているものの拳の中ではおさまるっていうことだ。

 雄介はあまり自分のモノに俺に触れさせようとしない。 だからこうまじまじと感じるのは初めてなのかもしれない。

 それに俺達っていうのは、もう必ず結婚が決まっているのだから、俺だって流石に雄介のモノに慣れておきたいところだ。 だってこういう行為っていうのは、一人が頑張ったって仕方がないのだから。 二人で楽しんでナンボのもんなのであろう。

 それにもう雄介とは何十回と体を重ねて来たのだから、雄介のモノだって慣れて来たというもんだ。

 部屋内には、雄介の先端部分から出て来ている透明な液体が俺の手に零れ落ち、俺が雄介のモノを扱く度にそれが水音を立てるのだ。

「やぁ……望、ホンマに辞めぇ……!」

 そう雄介の方は頑張って半身を起こしてまで俺に静止を求めようとしているのだけど、全くもってその手には力が入ってないようにも思える。

 それに雄介だって流石に俺に対して本気で嫌がっている訳もないのだから、手に力がまったく籠ってなかった。

 きっと雄介の中では今葛藤が起きているのかもしれない。

 望にそんなことをさせたくないという気持ちと望に本気で抵抗してしまったら、俺に怒られてしまうかもしれない。 という気持ちで心の中で戦っているのであろう。

「なぁ、雄介……本当にいいんだって……こういう行為もさ、お前とは夫夫になるんだから、ちゃんと俺にも雄介の体に触れさせてくれよ」

 それを言った直後だろうか、完全に雄介の体からは力が抜けてしまったようで、雄介の体はシーツへと落ちていいたのだから。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

処理中です...