BLR18【2】ノンケだった俺が男と初体験!ー結婚編ー

綺羅 メキ

文字の大きさ
上 下
400 / 929

ー至福ー119

しおりを挟む
「え? だからさ、代理出産は可能な訳だから、俺の精子を雄介のお姉さんの中で育ててくれれば、雄介と雄介のお姉さんのDNAは似てるんだし、それなら、俺と雄介の子供って感じがしないか?」
「あ! そういう事なぁ」

 その説明で和也も裕実も納得したようだ。

「それで、もしかしたら、俺達の方はもう一回、東京に行かないとならないのかもしれないんだよな」
「え? それは、何で?」
「だからさ、そこは、雄介が言ってくれたんだけど、確かにその事について電話やメールで言うのは簡単だけど、それじゃ、気持ちが伝わらないから直接会って、雄介のお姉さんに頼んだ方がいいだろうってな」
「あ、ああ! そういう事な。 成程なぁ、望達の話はそこまで固めてたんだな。 いいんじゃねぇのかな? それはそれで……人間、人それぞれなんだから、そういう意見があれば、こういう意見もある。 意見っていうのは十人十色って言う訳だしな」
「俺も子供を望んでるけど、雄介はもっと望んでるからさ……」
「だな……」

 それはそれで和也も裕実も納得してくれているようだ。

「しかしアレだよなぁー。 まさか、世の中がこんなに変わるなんて思ってなかったよ……。 ひと昔前の俺達にこの事を教えてやりたい位だよな? 今は同性同士でも子供を持てるようになったんだよ。 ってな」
「だよなぁー。 ホント、そんな事、今まで考えた事もなかった事だしな。 じゃあ、どうするんだ? 望達はまた東京に向かうんだろ?」
「そうなのかもしれねぇけど、その前に雄介のお姉さんにまた相談してからじゃねぇといけないんじゃないのかな? だって、突然行って、『代理出産して下さい』って言えないだろ? あ! その前に婚姻届の方が先だったかな? そういや、和也はちゃんと裕実にプロポーズしたのか?」
「ああ、まぁな……確かに、昨日の夕方は簡単に裕実にプロポーズしちゃったけど、プロポーズだって、そんな安易な気持ちでっていう訳にはいかないんだよなぁ。 って改めて思ったんだよ。 だってよ、これからの人生、ずっと一緒にいる事になる相手なんだから、ちゃんと真剣に心を込めて言わないとなんだよなぁ。 って思ったんだよ。 だから、あん時、裕実は俺の事を拒否した感じになったんだよな。 って……それに人生の中で一番に近い大イベントで一生に一回位しか普通は無いもんなのだから大事にしないとなってな。 だから、俺は裕実に真剣に『結婚してくれ』って言ったよ。 それで、俺達っていうのは、プロポーズをしてOKを貰ったのだけど、婚姻届の方はまだまだ先になるのかな?」
「ホント、その婚姻届が悩ましい所なんだよなぁ。 雄介は世間では見てめられている事なんだし、気にする必要はない。 って言うんだけどさぁ」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

処理中です...