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ー至福ー102
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「いいや……。 俺の方はホンマに自分の心の中で誓ったんやからなぁ、もう、望に何があろうと望の事離さへんってな」
そう真剣に、そして俺の目を見て言ってきてくれる雄介に、また俺の方は雄介に惚れ直したのかもしれない。
本当に好きな人というのは、何回でも惚れ直させてくれるような気がする。 そして俺の方もちょっと恥ずかしかったけど、
「俺の方もだからな。 どんな雄介になったって、俺の方も雄介の事を好きでいると誓うよ……」
と宣言するのだ。
例え、雄介が記憶喪失になったとしても。
そんな俺の事を雄介はいつもの大きな腕で抱き締めて来てくれる。
何だか今日の事で更に俺達の仲というのは深くなったような気がした。
そんな話をしているうちに和也達がお風呂から上がって来たようで、廊下からリビングに通じる引き戸が開けられる。
「お先にお風呂ありがとうな。 んじゃあ、俺達の方もこれから真剣に話合ってくるからさ」
「ああ……」
その和也の言葉に俺と雄介の方は同時に返事をし、一瞬視線が合ったのだが、雄介の方はもう一度、和也達の方へと視線を向けると、
「まぁ、その事については、ホンマ、真剣に話し合いした方がええのかもな。 これからの俺等にとってはホンマに重要な事でもあるんだし……」
「ああ、分かってるって……。 じゃあ、おやすみ」
そう和也が言うと、裕実の方も俺達の方に向かって、会釈し、
「では、おやすみなさい」
と相変わらずの敬語言葉で和也と一緒に二階へと上がって行くのだ。
「じゃあ、俺達の方もお風呂に入るか?」
その俺の言葉に雄介が一瞬首を傾げたように思えたのだが、俺は全くそんな事は気にせずにソファから立ち上がると、二階に向かうのだ。 それからお風呂場へと向かう。
そこで気付いた俺。 そう雄介とお風呂に入るのは久しぶりの事で、脱衣所で洋服を脱ぐ事を俺の方は忘れていたらしい。
「あ……」
久しぶりにこう明るい場所で雄介の体を見てしまった俺。 相変わらず筋肉質で、脱ぐ姿だって画になる位なのだから。
雄介のそんな姿を見ているという事は、久しぶりに雄介の方も俺の体を見る事になるのであろう。 いや昼間久しぶりに体を重ねようとしていたのだから、雄介からしてみたら全然気にするような事ではないのかもしれない。
だけどもう気にする様な事ではないのではないだろうか。
俺はそう思うと、一気に服を脱いでお風呂場へと向かう。
俺と雄介っていうのは、結婚について昼間真剣に話をしたのだから、何かを隠す必要は無いという事だ。 それは体に至ってもそういう事なのだから。
そう真剣に、そして俺の目を見て言ってきてくれる雄介に、また俺の方は雄介に惚れ直したのかもしれない。
本当に好きな人というのは、何回でも惚れ直させてくれるような気がする。 そして俺の方もちょっと恥ずかしかったけど、
「俺の方もだからな。 どんな雄介になったって、俺の方も雄介の事を好きでいると誓うよ……」
と宣言するのだ。
例え、雄介が記憶喪失になったとしても。
そんな俺の事を雄介はいつもの大きな腕で抱き締めて来てくれる。
何だか今日の事で更に俺達の仲というのは深くなったような気がした。
そんな話をしているうちに和也達がお風呂から上がって来たようで、廊下からリビングに通じる引き戸が開けられる。
「お先にお風呂ありがとうな。 んじゃあ、俺達の方もこれから真剣に話合ってくるからさ」
「ああ……」
その和也の言葉に俺と雄介の方は同時に返事をし、一瞬視線が合ったのだが、雄介の方はもう一度、和也達の方へと視線を向けると、
「まぁ、その事については、ホンマ、真剣に話し合いした方がええのかもな。 これからの俺等にとってはホンマに重要な事でもあるんだし……」
「ああ、分かってるって……。 じゃあ、おやすみ」
そう和也が言うと、裕実の方も俺達の方に向かって、会釈し、
「では、おやすみなさい」
と相変わらずの敬語言葉で和也と一緒に二階へと上がって行くのだ。
「じゃあ、俺達の方もお風呂に入るか?」
その俺の言葉に雄介が一瞬首を傾げたように思えたのだが、俺は全くそんな事は気にせずにソファから立ち上がると、二階に向かうのだ。 それからお風呂場へと向かう。
そこで気付いた俺。 そう雄介とお風呂に入るのは久しぶりの事で、脱衣所で洋服を脱ぐ事を俺の方は忘れていたらしい。
「あ……」
久しぶりにこう明るい場所で雄介の体を見てしまった俺。 相変わらず筋肉質で、脱ぐ姿だって画になる位なのだから。
雄介のそんな姿を見ているという事は、久しぶりに雄介の方も俺の体を見る事になるのであろう。 いや昼間久しぶりに体を重ねようとしていたのだから、雄介からしてみたら全然気にするような事ではないのかもしれない。
だけどもう気にする様な事ではないのではないだろうか。
俺はそう思うと、一気に服を脱いでお風呂場へと向かう。
俺と雄介っていうのは、結婚について昼間真剣に話をしたのだから、何かを隠す必要は無いという事だ。 それは体に至ってもそういう事なのだから。
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