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ー至福ー101
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再び雄介が吹きそうになっていた。
きっと俺が記憶喪失になった頃の事を色々と思い出してくれているのであろう。
「あ、いやなぁ……? 望に何回か言うたやんかぁ……。 とりあえず、俺が印象に残っておるのは……まぁ、いつもは素直じゃなかったんだけどな、記憶喪失のお前っていうのは、なんていうんかぁ……こう積極的だったっていうんかな?」
「あー、そういうやぁ、そんな事言ってたな。 で、そんな積極的な俺っていうのは、どうだったんだよー」
「へ? え? それ、言ってもいいもんなんかぁ?」
その言葉に驚きながらも雄介は、言っていいのか? っていうのを迷っているようだ。 だから俺は、
「そういうのって、言っていい言葉なんじゃねぇのか? だって、俺から聞いているんだからさぁ」
「ま、そうなんやけど……。 でも、なんていうんかぁ……」
何だか、雄介の方はまだ言いづらそうにしている。
「俺は自分から聞いている事に関しては怒らねぇよ。 そう言ったら言ってくれるのか?」
「あ、まぁ……そりゃな……」
だけど本当にそう言っても雄介の方は言いにくそうにしているような気がする。 だけど雄介の方は言うと決めたのか、両手を膝に付けると、気合いを入れて、
「積極的な望っていうのはなぁ、まぁ、体重ねる時だって、ホンマに積極的やったっていうんかな?」
「体を重ねる時も積極的だった!?」
俺の方は雄介のその言葉をおうむ返しのように聞くのだ。
「ホンマ、そうやったんだって……」
雄介はその時の事を思い出してくれているのか、気持ち的に顔をにやにやとさせながら言っていた。 そして雄介立て続けに、
「俺の体の上に乗っかって来てな……『今日は俺の事、抱かないのかよ』とかっていうのも言ってたような気がしたなぁ」
その言葉に俺の方は顔が真っ赤になる。
確かに、雄介が言いにくそうにいていた理由が分かったような気がした。 だけど俺の方は怒らないと約束しているのだから、そこはもう黙って聞いているしかなかったようだ。
もしかしたら雄介の方は俺の様子を伺っているのかもしれない。 何処まで言って大丈夫なのかを。 それに俺の方だって約束はした。 だからそこは怒らない約束なのだから。
「俺が、記憶喪失の時っていうのは、そんな事してたんだなぁ? なんだ? 雄介、実は俺にそんな事をして欲しいと思っていたのか?」
雄介がそう言うのなら、俺の方は試しに乗っかってみようと思ったのか、そう言うのだ。
「あ、えー……」
そこの所はちゃんと考えてくれているのか、雄介は天井の方に視線を向けていた。
きっと俺が記憶喪失になった頃の事を色々と思い出してくれているのであろう。
「あ、いやなぁ……? 望に何回か言うたやんかぁ……。 とりあえず、俺が印象に残っておるのは……まぁ、いつもは素直じゃなかったんだけどな、記憶喪失のお前っていうのは、なんていうんかぁ……こう積極的だったっていうんかな?」
「あー、そういうやぁ、そんな事言ってたな。 で、そんな積極的な俺っていうのは、どうだったんだよー」
「へ? え? それ、言ってもいいもんなんかぁ?」
その言葉に驚きながらも雄介は、言っていいのか? っていうのを迷っているようだ。 だから俺は、
「そういうのって、言っていい言葉なんじゃねぇのか? だって、俺から聞いているんだからさぁ」
「ま、そうなんやけど……。 でも、なんていうんかぁ……」
何だか、雄介の方はまだ言いづらそうにしている。
「俺は自分から聞いている事に関しては怒らねぇよ。 そう言ったら言ってくれるのか?」
「あ、まぁ……そりゃな……」
だけど本当にそう言っても雄介の方は言いにくそうにしているような気がする。 だけど雄介の方は言うと決めたのか、両手を膝に付けると、気合いを入れて、
「積極的な望っていうのはなぁ、まぁ、体重ねる時だって、ホンマに積極的やったっていうんかな?」
「体を重ねる時も積極的だった!?」
俺の方は雄介のその言葉をおうむ返しのように聞くのだ。
「ホンマ、そうやったんだって……」
雄介はその時の事を思い出してくれているのか、気持ち的に顔をにやにやとさせながら言っていた。 そして雄介立て続けに、
「俺の体の上に乗っかって来てな……『今日は俺の事、抱かないのかよ』とかっていうのも言ってたような気がしたなぁ」
その言葉に俺の方は顔が真っ赤になる。
確かに、雄介が言いにくそうにいていた理由が分かったような気がした。 だけど俺の方は怒らないと約束しているのだから、そこはもう黙って聞いているしかなかったようだ。
もしかしたら雄介の方は俺の様子を伺っているのかもしれない。 何処まで言って大丈夫なのかを。 それに俺の方だって約束はした。 だからそこは怒らない約束なのだから。
「俺が、記憶喪失の時っていうのは、そんな事してたんだなぁ? なんだ? 雄介、実は俺にそんな事をして欲しいと思っていたのか?」
雄介がそう言うのなら、俺の方は試しに乗っかってみようと思ったのか、そう言うのだ。
「あ、えー……」
そこの所はちゃんと考えてくれているのか、雄介は天井の方に視線を向けていた。
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