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ー至福ー47
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「そこは別にいいじゃねぇかー、減るもんじゃねぇしなぁ」
はて和也はいつの時代の言葉を使っているのだか分からないのだけど、そんな事まで言って聞いてくれているようだ。
「まぁ、今の質問っていうのは流石に大雑把過ぎるかな? じゃ、好きな動物っていうのはどうだ?」
「……へ? あ、好きな動物か……」
その和也からの質問に視線を天井に向けてまで考えてくれる雄介。
「あー、好きな動物なぁ?」
……へ? 何でだ? 何で、そこ簡単に出て来ないんだろ?
そこは何でか疑問に思う所だ。
「一つにしなきゃダメなんか?」
……へ? 子供じゃあるまいし、まさか雄介の場合のは選べないって言うんじゃねぇだろうなぁ?
「まぁ、普通、そういう質問されたら答えは一つだろ?」
「んー……そやなぁ?」
って今度は腕を組んでまで考えてしまっている雄介。
……ホント、そこ、そんなに悩む所なのか?
「んじゃ、和也はどんな動物が好きなんだ?」
俺は疑問に思ったからなのか和也に聞いてみた。 すると和也は即答してくれたのだ。
「俺が好きな動物は、ライオンかな? なんかこういざ聞かれると案外スルっとは出て来ないもんなんだな。 だけど雄介みたく悩む程ではないような気がする」
和也の方はそう俺が思っていた通りの完璧な答えを出してくれたようにも思える。 そう俺が急に和也に振ったのは、そういう事だ。 確かに即答はしないかもしれないのだけど、ちょっと悩めば出てくる。 というのを知りたかったからだ。 実際、俺だって、「犬」と答えられるのだから。
「じゃ、裕実は?」
そう今度は裕実にその質問を振ってみる。 だけど裕実の方はその質問をされるのだと思っていたのか、
「僕はパンダですねー」
「え? そうだったのかー、まぁ、そこは裕実らしいと言えば裕実らしい所だよなぁ。 ライオンとパンダってどっちが強いんだろうなぁ?」
なんて笑いながら子供じみた事を言う和也に、「和也って子供なんだなぁ」と思ってしまう俺。 だけどまだこの質問に雄介は悩んでいるようだった。
「……って、雄介ー、そんなにこの質問悩むもんなのか?」
「へ? だってな。 一つって言われたらなぁ、悩むっていうんかな?」
「じゃ、一つじゃないって言ったら、どう答えるんだ?」
「……そりゃー、全部や全部……。 なんていうんかな? みんな好きやから選べないっていうんかなぁ? こう選んでまったら、他の動物が可哀想やんか」
その答えに和也は吹きそうになっていた。
「……へ? 雄介って、けっこー、可愛いとこあんのなぁ」
「あ、いやな……俺的にはただ単に差別したくないだけなんやって、動物だってそれぞれの可愛さカッコ良さみたいなのがある訳やろ?」
はて和也はいつの時代の言葉を使っているのだか分からないのだけど、そんな事まで言って聞いてくれているようだ。
「まぁ、今の質問っていうのは流石に大雑把過ぎるかな? じゃ、好きな動物っていうのはどうだ?」
「……へ? あ、好きな動物か……」
その和也からの質問に視線を天井に向けてまで考えてくれる雄介。
「あー、好きな動物なぁ?」
……へ? 何でだ? 何で、そこ簡単に出て来ないんだろ?
そこは何でか疑問に思う所だ。
「一つにしなきゃダメなんか?」
……へ? 子供じゃあるまいし、まさか雄介の場合のは選べないって言うんじゃねぇだろうなぁ?
「まぁ、普通、そういう質問されたら答えは一つだろ?」
「んー……そやなぁ?」
って今度は腕を組んでまで考えてしまっている雄介。
……ホント、そこ、そんなに悩む所なのか?
「んじゃ、和也はどんな動物が好きなんだ?」
俺は疑問に思ったからなのか和也に聞いてみた。 すると和也は即答してくれたのだ。
「俺が好きな動物は、ライオンかな? なんかこういざ聞かれると案外スルっとは出て来ないもんなんだな。 だけど雄介みたく悩む程ではないような気がする」
和也の方はそう俺が思っていた通りの完璧な答えを出してくれたようにも思える。 そう俺が急に和也に振ったのは、そういう事だ。 確かに即答はしないかもしれないのだけど、ちょっと悩めば出てくる。 というのを知りたかったからだ。 実際、俺だって、「犬」と答えられるのだから。
「じゃ、裕実は?」
そう今度は裕実にその質問を振ってみる。 だけど裕実の方はその質問をされるのだと思っていたのか、
「僕はパンダですねー」
「え? そうだったのかー、まぁ、そこは裕実らしいと言えば裕実らしい所だよなぁ。 ライオンとパンダってどっちが強いんだろうなぁ?」
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「……って、雄介ー、そんなにこの質問悩むもんなのか?」
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その答えに和也は吹きそうになっていた。
「……へ? 雄介って、けっこー、可愛いとこあんのなぁ」
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