315 / 929
ー至福ー34
しおりを挟む
「な、雄介……好き……」
完全にこの行為で酔ってしまっている俺っていうのは、普段はあまり言わないような言葉さえも、こうもスラスラと言ってしまっていた。 ホント吐息混じりで言うもんだから今日の俺っていうのは色っぽいだけなのかもしれない。
その俺の言葉で雄介は一瞬目を丸くしたのだけど、次の瞬間には微笑んでくれて、
「もう、今日の望には負けたわぁ……俺の方も今日の望にドキドキってしてきたしな。 でも、どないするん? 今日は望が動いてくれるんか?」
その男らしい声に、頭だけを頷かせる俺。
もしかしたら今日の俺というのは話さえも上の空で聞いているのかもしれない。 その問いでさえも聞こえているようで聞こえていなかったのかもしれないのだから。
「ほな、俺はどうしたらええ?」
そう俺の方を見上げて優しく問うて来てくれる雄介。 俺が雄介のお腹の上に跨って座っているという事は若干ではあるのだが雄介よりも高い位置にいるからだ。 普段立っている時というのは、雄介の方が背が高いのだから俺が雄介の事を見上げる事が多いのだけど今の体勢では違う。 そう俺が雄介の事を見下ろす感じだ。 普段見上げてばっかりだから何だか気持ち的には優越感だ。 でも逆に言えば色んな俺の表情を見られてしまうっていう事になってしまうのかもしれない。
雄介の方はその体勢が疲れて来てしまったのか、それともやはり雄介の方が動きたくなったのかっていうのは分からないのだけど、俺の体をほんの少しずらして雄介の足の付け根辺りへと移動させてきた。
「……へ? 何で?」
そう小さな声で突っ込む俺。
「今まで俺の方が気持ち良くならせてもらったんやから、今度は望が気持ち良くなる番と違うの?」
そう言うと雄介は、丁度いい位置にある胸の突起へと俺が着ているパジャマの裾を捲って舌を這わせて来るのだ。
もう何回もそこは雄介には吸われたり這わせられたりしているせいか、そこは雄介の舌というのは分かっているようで、雄介の舌先が胸の突起へと触れただけで体中に電流みたいなものが走り始める。
本当に俺からしてみたら、そんな事気持ちいいに決まっている。 いや今日の俺というのはこういう行為を自分からしてみたかったからなんであろうか、いつも以上に体がビクビクとしてしまっているようにも思える。
自分がシたいと思っている時にスるのは、こんなにも気持ちいい行為だとは思ってもみなかった事なのかもしれない。
いつも以上に高鳴る鼓動。
目の前には本当に心から好きになった雄介。
しかも今日はこういう行為をしているから余計に鼓動というのは早く波打っているという事だろう。
完全にこの行為で酔ってしまっている俺っていうのは、普段はあまり言わないような言葉さえも、こうもスラスラと言ってしまっていた。 ホント吐息混じりで言うもんだから今日の俺っていうのは色っぽいだけなのかもしれない。
その俺の言葉で雄介は一瞬目を丸くしたのだけど、次の瞬間には微笑んでくれて、
「もう、今日の望には負けたわぁ……俺の方も今日の望にドキドキってしてきたしな。 でも、どないするん? 今日は望が動いてくれるんか?」
その男らしい声に、頭だけを頷かせる俺。
もしかしたら今日の俺というのは話さえも上の空で聞いているのかもしれない。 その問いでさえも聞こえているようで聞こえていなかったのかもしれないのだから。
「ほな、俺はどうしたらええ?」
そう俺の方を見上げて優しく問うて来てくれる雄介。 俺が雄介のお腹の上に跨って座っているという事は若干ではあるのだが雄介よりも高い位置にいるからだ。 普段立っている時というのは、雄介の方が背が高いのだから俺が雄介の事を見上げる事が多いのだけど今の体勢では違う。 そう俺が雄介の事を見下ろす感じだ。 普段見上げてばっかりだから何だか気持ち的には優越感だ。 でも逆に言えば色んな俺の表情を見られてしまうっていう事になってしまうのかもしれない。
雄介の方はその体勢が疲れて来てしまったのか、それともやはり雄介の方が動きたくなったのかっていうのは分からないのだけど、俺の体をほんの少しずらして雄介の足の付け根辺りへと移動させてきた。
「……へ? 何で?」
そう小さな声で突っ込む俺。
「今まで俺の方が気持ち良くならせてもらったんやから、今度は望が気持ち良くなる番と違うの?」
そう言うと雄介は、丁度いい位置にある胸の突起へと俺が着ているパジャマの裾を捲って舌を這わせて来るのだ。
もう何回もそこは雄介には吸われたり這わせられたりしているせいか、そこは雄介の舌というのは分かっているようで、雄介の舌先が胸の突起へと触れただけで体中に電流みたいなものが走り始める。
本当に俺からしてみたら、そんな事気持ちいいに決まっている。 いや今日の俺というのはこういう行為を自分からしてみたかったからなんであろうか、いつも以上に体がビクビクとしてしまっているようにも思える。
自分がシたいと思っている時にスるのは、こんなにも気持ちいい行為だとは思ってもみなかった事なのかもしれない。
いつも以上に高鳴る鼓動。
目の前には本当に心から好きになった雄介。
しかも今日はこういう行為をしているから余計に鼓動というのは早く波打っているという事だろう。
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる