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ー至福ー22
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……はぁ!? へ? ど、どういう事だ!? ま、朔望が電話を切ったのは良かったんだけどよ。
まだ俺の方は全くもって自分が言ってしまった事に自覚が無かったみたいだ。
「……へ? 俺、今なんか言ってたのか?」
「まだ、お前気付いてないのかよー。 ま、いいんじゃねぇ? だって、朔望の方も理解してくれたみたいなんだしさ。 とりあえず、俺と雄介でお風呂に入って来ようかなぁ? な、雄介」
「……へ? あ、ああ……ええで。 ま、今日はよく洗って来んとな」
って言っている雄介なんかもう今の俺の発言で嬉しそうにしているようにしか見えない。
普段の俺っていうのは色々な事を記憶しているつもりだ。 だけどこういう事に関してはマジで記憶にない。 ってか、無意識に言ってしまった事だから記憶に無いのは当然なのかもしれないのだけど。
一人で腕を組んで首を傾げて考えている間に和也と雄介は立ち上がり本当に二人でお風呂へと行ってしまったようだ。 しかしあの二人というのはわりと一緒にお風呂に入っているような気がする。
二人が行ってしまい裕実と俺は当然リビングへと残され俺はリビングテーブルの椅子へと腰を下ろすのだ。 すると裕実の方も俺の斜め前へと腰を下ろすのだった。
多分、裕実に悩んだ挙句そこに腰を下ろしたのであろう。
前に住んでいた所で裕実達が遊びに来ると、裕実は座る所に困っていた。 俺が言わなければきっといつまででも立っていたのかもしれなかったけど、ここでは一応みんなで住んでいる家なのだから、要は他人の家ではなく自分の家だ。 だから特に指示される事はないのだから、裕実はとりあえず俺の斜め前に座ったという所だろう。
しかし同じ家にみんなで住み始めても、こう裕実というのはまだまだ遠慮しているようにも思える。
ま、確かに名義は俺なのだから、他人の家っていう気持ちなのかもしれないが俺からしてみたら、自分の家のようにリラックスして欲しいと思っているところだ。
だから俺は、
「なぁ、裕実……なんかさぁ、まだ、裕実って遠慮しているように思えるんだけど、別にもう遠慮するって事しなくてもいいんだぜ」
「え? 別に僕の方は遠慮してるっていう感じは全然してないんですけどね」
その裕実の言葉に俺の方は目を丸くする。 だって裕実の方は遠慮してないと普通に言ってるのだからビックリするのは当然だろう。 でも俺からしてみたら遠慮しているように見えていたのだからそこは仕方がないのかもしれない。 そこはもう仕方がない所なのかもしれない。 だってここは家族ではなく、他人同士で住んでいるのだから、多少の誤解はあるのはしょうがない所なのであろう。
親友になってそこを理解してないと言われてしまえばおしまいなのだけど、そこはそこでまだ仕方がないと割り切るしかないだろう。
「そっかそっか……ゴメン。 裕実が遠慮してないって言ってるんだから遠慮なんかしてないんだもんな……そこはお前の言葉を信じるよ」
まだ俺の方は全くもって自分が言ってしまった事に自覚が無かったみたいだ。
「……へ? 俺、今なんか言ってたのか?」
「まだ、お前気付いてないのかよー。 ま、いいんじゃねぇ? だって、朔望の方も理解してくれたみたいなんだしさ。 とりあえず、俺と雄介でお風呂に入って来ようかなぁ? な、雄介」
「……へ? あ、ああ……ええで。 ま、今日はよく洗って来んとな」
って言っている雄介なんかもう今の俺の発言で嬉しそうにしているようにしか見えない。
普段の俺っていうのは色々な事を記憶しているつもりだ。 だけどこういう事に関してはマジで記憶にない。 ってか、無意識に言ってしまった事だから記憶に無いのは当然なのかもしれないのだけど。
一人で腕を組んで首を傾げて考えている間に和也と雄介は立ち上がり本当に二人でお風呂へと行ってしまったようだ。 しかしあの二人というのはわりと一緒にお風呂に入っているような気がする。
二人が行ってしまい裕実と俺は当然リビングへと残され俺はリビングテーブルの椅子へと腰を下ろすのだ。 すると裕実の方も俺の斜め前へと腰を下ろすのだった。
多分、裕実に悩んだ挙句そこに腰を下ろしたのであろう。
前に住んでいた所で裕実達が遊びに来ると、裕実は座る所に困っていた。 俺が言わなければきっといつまででも立っていたのかもしれなかったけど、ここでは一応みんなで住んでいる家なのだから、要は他人の家ではなく自分の家だ。 だから特に指示される事はないのだから、裕実はとりあえず俺の斜め前に座ったという所だろう。
しかし同じ家にみんなで住み始めても、こう裕実というのはまだまだ遠慮しているようにも思える。
ま、確かに名義は俺なのだから、他人の家っていう気持ちなのかもしれないが俺からしてみたら、自分の家のようにリラックスして欲しいと思っているところだ。
だから俺は、
「なぁ、裕実……なんかさぁ、まだ、裕実って遠慮しているように思えるんだけど、別にもう遠慮するって事しなくてもいいんだぜ」
「え? 別に僕の方は遠慮してるっていう感じは全然してないんですけどね」
その裕実の言葉に俺の方は目を丸くする。 だって裕実の方は遠慮してないと普通に言ってるのだからビックリするのは当然だろう。 でも俺からしてみたら遠慮しているように見えていたのだからそこは仕方がないのかもしれない。 そこはもう仕方がない所なのかもしれない。 だってここは家族ではなく、他人同士で住んでいるのだから、多少の誤解はあるのはしょうがない所なのであろう。
親友になってそこを理解してないと言われてしまえばおしまいなのだけど、そこはそこでまだ仕方がないと割り切るしかないだろう。
「そっかそっか……ゴメン。 裕実が遠慮してないって言ってるんだから遠慮なんかしてないんだもんな……そこはお前の言葉を信じるよ」
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