271 / 877
ー鼓動ー270
しおりを挟む
「たまにはこういう所に来るのもいいのかもしれねぇな」
「まぁ、たまにはな……こうやって息抜きするのも大事やって事や」
そう言う雄介は手すりに後ろ手に手を付け外を眺めている姿なんかは何だかカッコ良く見える。
もし雄介が消防士や医者にならなかったとしたら、モデルさんにでもなっていたのかもしれない位に雄介はカッコよかった。
それは俺の恋人だからであろうか。 それとも世間一般からしてみたら雄介は普通の部類に入るのか。 っていうのは分からないのだけど。
「こっちには富士山やし、あっちには海が見えんでっ!」
そうまたはしゃぎだす雄介。
はしゃぐと言っても子供みたく大はしゃぎしてる訳ではないのだけど周りにいる人たちに比べたら十分過ぎる程はしゃいでいるように見えてしまっていると言った方が正解なのかもしれない。
俺は雄介の後をゆっくりと着いて行く。
平日の昼間だからだろうか。
それとも今はもう一つの高い塔の方に人が集まっているからであろうか。 こちらの方には人があまりいないような気がする。
ゆっくりと歩いていると周りはカップルが多い気がして仕方がない。
……ま、平日の昼間だからな。
小学生や学生は学校だろうし大人は仕事の人が多いのだからフリーターや有給でも取って来てる大人が殆どだからであろう。
最低限、男性二人でという客はいなかった。
やっと一周して、
「ほな、どないする?」
と聞いてくる雄介。
「そうだな?」
そう腕時計を見ると、まだ、お昼を回った位の時間だった。
「まだ、昼過ぎかぁ。 ホント、どうするか?」
と雄介と二人エレベーターへと乗り込むと地上へと降りて行くのだ。
「まぁ、たまにはな……こうやって息抜きするのも大事やって事や」
そう言う雄介は手すりに後ろ手に手を付け外を眺めている姿なんかは何だかカッコ良く見える。
もし雄介が消防士や医者にならなかったとしたら、モデルさんにでもなっていたのかもしれない位に雄介はカッコよかった。
それは俺の恋人だからであろうか。 それとも世間一般からしてみたら雄介は普通の部類に入るのか。 っていうのは分からないのだけど。
「こっちには富士山やし、あっちには海が見えんでっ!」
そうまたはしゃぎだす雄介。
はしゃぐと言っても子供みたく大はしゃぎしてる訳ではないのだけど周りにいる人たちに比べたら十分過ぎる程はしゃいでいるように見えてしまっていると言った方が正解なのかもしれない。
俺は雄介の後をゆっくりと着いて行く。
平日の昼間だからだろうか。
それとも今はもう一つの高い塔の方に人が集まっているからであろうか。 こちらの方には人があまりいないような気がする。
ゆっくりと歩いていると周りはカップルが多い気がして仕方がない。
……ま、平日の昼間だからな。
小学生や学生は学校だろうし大人は仕事の人が多いのだからフリーターや有給でも取って来てる大人が殆どだからであろう。
最低限、男性二人でという客はいなかった。
やっと一周して、
「ほな、どないする?」
と聞いてくる雄介。
「そうだな?」
そう腕時計を見ると、まだ、お昼を回った位の時間だった。
「まだ、昼過ぎかぁ。 ホント、どうするか?」
と雄介と二人エレベーターへと乗り込むと地上へと降りて行くのだ。
0
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる