266 / 929
ー鼓動ー265
しおりを挟む
その店員さんが丁寧に俺達が頼んだメニューを読み上げた後、
「ほなら、食おうか? ここはなぁ、出来立てを持って来るのが普通なんやって」
「……へ? それが普通なんじゃねぇのか?」
「他のファーストフード店ではそういうお店じゃないとこもあるみたいやしな」
「そうだったのか?」
「ん、まぁな」
「ファミレスだって出来立て持ってくるのが普通だと思ってたわぁ。 それで、島で俺に教えてくれるって事はなんだ?」
「あー、それな」
と雄介はハンバーガーを口にし飲み込むと、
「それな……虫捕まえる事やって!」
その雄介の言葉に俺は吹きそうになる。
「ちょ、ちょっと待ったー!! お前なぁ! ここは飯を食う所だぞっ! しかも食ってる時にそれを言うか?」
「……って普通なんと違うの?」
と素で言ってくる雄介本気なのであろう。
「いやいやいやー! 違うだろ」
そう俺は首と手を交互に振るのだ。
「んー、そうなんかな?」
「あー、雄介は平気なのかもしれねぇけど……少なくとも俺はダメだぞ」
「あー、そういう事やんな。 ほな、世間的にはセーフって事か?」
「いーや……それは流石に違うだろ? 虫っていう言葉で連想出来る虫は沢山いるからな……それを思い出して飯食えなくなる人だっているだろうよ」
「ま、そういう事なんか。 ま、好きな人もいれば嫌いな人もいるって訳で、そういう話は飯食った後とか飲食店以外でって事でええか?」
「え? あ、まぁそうだよな」
「ほなら、とりあえず辞めておこうか?」
「そうしてくれると助かる」
そう言うと雄介はどうにかその話をするのをやめてくれたようだ。
「そういや、どうや? ここのお店は?」
「あ、まぁ……普通に美味しいかな?」
「まぁ、最初にこのファーストフード店にしたからな……もう一個の方食ったら断然こっちの方が美味いって感じるやろな? まぁ、ファーストフード店って言うても沢山あるしな……ま、少なくとも俺は昔このチェーン店で働いておったから一番このファーストフード店の飯が一番って思うてるんやけど」
「ほなら、食おうか? ここはなぁ、出来立てを持って来るのが普通なんやって」
「……へ? それが普通なんじゃねぇのか?」
「他のファーストフード店ではそういうお店じゃないとこもあるみたいやしな」
「そうだったのか?」
「ん、まぁな」
「ファミレスだって出来立て持ってくるのが普通だと思ってたわぁ。 それで、島で俺に教えてくれるって事はなんだ?」
「あー、それな」
と雄介はハンバーガーを口にし飲み込むと、
「それな……虫捕まえる事やって!」
その雄介の言葉に俺は吹きそうになる。
「ちょ、ちょっと待ったー!! お前なぁ! ここは飯を食う所だぞっ! しかも食ってる時にそれを言うか?」
「……って普通なんと違うの?」
と素で言ってくる雄介本気なのであろう。
「いやいやいやー! 違うだろ」
そう俺は首と手を交互に振るのだ。
「んー、そうなんかな?」
「あー、雄介は平気なのかもしれねぇけど……少なくとも俺はダメだぞ」
「あー、そういう事やんな。 ほな、世間的にはセーフって事か?」
「いーや……それは流石に違うだろ? 虫っていう言葉で連想出来る虫は沢山いるからな……それを思い出して飯食えなくなる人だっているだろうよ」
「ま、そういう事なんか。 ま、好きな人もいれば嫌いな人もいるって訳で、そういう話は飯食った後とか飲食店以外でって事でええか?」
「え? あ、まぁそうだよな」
「ほなら、とりあえず辞めておこうか?」
「そうしてくれると助かる」
そう言うと雄介はどうにかその話をするのをやめてくれたようだ。
「そういや、どうや? ここのお店は?」
「あ、まぁ……普通に美味しいかな?」
「まぁ、最初にこのファーストフード店にしたからな……もう一個の方食ったら断然こっちの方が美味いって感じるやろな? まぁ、ファーストフード店って言うても沢山あるしな……ま、少なくとも俺は昔このチェーン店で働いておったから一番このファーストフード店の飯が一番って思うてるんやけど」
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説


塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる