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ー鼓動ー227

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 その俺の言葉に目を丸くしたのは雄介の方だ。

「……へ? ホンマにそれでええの?」

 そう俺の瞳を見つめてそう聞いてくる。

 きっと俺が本気かどうかを確かめているのであろう。

「え? あ、まぁ……そうだな。 雄介は俺の事、本気好きなのは伝わってきてるし、俺だって、お前の事本気で好きだって事をたまには示したいしな」

 そう俺の方も雄介にちゃんと伝わるように言うのだ。 そんなセリフ今までの俺っていうのは逃げてしまっていたのだけど、自分も本気で雄介の事が好きだったら言って上げた方が雄介に伝わるからと思ったからなのかもしれない。

「あー、望がそう言ってくれるんやったらええのかな?」

 そうまだ雄介の方はまだ不安そうだ。

「そういう事……たまにはやらせろよ……それに、俺が雄介の事を求めるって事少ないだろ? なら、その勢いのままって事でさ」
「え? あ、うん……」

 自分で言っておいて、どうやらまだまだ本気にしてないのであろうか?

 ……もう、いい!!

 今日の俺は何かが吹っ切れたのかもしれない。

 そう思うと雄介の事をベッドの上へと押し倒す。

 そういう時というのは力が入ってないからなのか、この俺でさえ簡単に雄介の事を押し倒す事が出来た。 それとも気が緩んでた? 俺が本気で雄介の事を押し倒すなんて事思ってもみなかったのか?

「ちょ、ちょー、待ちや……。 あのな……最後にもう一個質問があんねんけど?」

 その雄介の言葉に俺は首を傾げる。

「あのな……望が俺中に挿れるって事はないよな?」
「もう……そんな事はしないから安心しろ……」

 俺はそう本気な目で雄介の事を見つめるのだ。

「それなら……」

 そう急に言葉を詰まらせる雄介。

 きっと「ええよ……」と言葉を繋ぎたかったのかもしれないのだけど、そこはまだ雄介の悪い所で積極性に欠けている部分なのかもしれない。

「今日は俺が雄介の上に乗っかったらいいんだろ? それで、今日は俺が動いたらいいんだろ? なら……」

 そう言うと俺はいきなり雄介のモノを口へと含むのだ。

 いきなりの事で心も体も準備が出来ていなかったのであろうか? 俺が雄介のモノを口に含んだだけで体をビクリとさせる雄介。
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