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ー鼓動ー198
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俺も雄介の隣へと腰を降ろすのだった。
「本当に病院で待ってるって大変なんだな」
「え? あ、まぁな……でも、慣れみたいなもんやし、何やろ? 病院っていったらこれ位待つのは当たり前やしな。 やっぱ、大きいとこやとそれなりに患者さんおる訳やし、もう、気にせぇへんっちゅうところやなぁ」
「そういうもんなんだな」
それからまたどれ位待たされたのか分からないのだけど、ようやく会計を済ませやっと病院を出る事が出来た。
外に出ると丁度夏の一番暑い時間帯だったらしく東京の蒸し暑さが俺らの体を包んでくる。
外の気温なんか冬場コートを着てる時よりも暑い。
小さい頃は最高気温でも三十二度位だった気がするのだけど今は温暖化のせいか冬から春ではなくもう夏の気温になってしまってきている位なのだから。
季節感なんてあったもんじゃない。
外に出て数分もしないうちに体中汗が噴き出して来る感じがある位だ。
いや実際にはそんなに汗は掻いてないのかもしれないのだけど本当にそれ以上の不快感を感じるという事だ。
「あー、マジ、あっちー!」
「確かにな……やっぱ、歩いてなんて帰ってる場合やないのかもしれへんな」
帽子も何も持っていない俺達。 雄介なんかは手で扇いでいるもののそれでは気持ち的にしかならないだろう。
「春坂駅まで行って、バスで帰るか? タクシーで帰るか?」
「そりゃ、もう……タクシーに決まっておるやろ?」
「だな……」
そう決めると一回春坂病院のバスから駅に向かってタクシーを使って家へと向かう。
家に帰って来てからだって部屋の中が異常に暑い。
もしかしたら外以上の気温になってるかもしれない。
家というのは風通しも悪くて熱が籠っているからだろう。
とりあえず窓を開けて風を部屋の中へと取り込んだつもりだったのだけど、これもこれで熱風しか入って来なかった。
でもテレビではいきなりエアコンを入れるのではなく、こうやって風を中に入れてからエアコンを入れた方がいいとは言っていたのだけど、もう我慢出来ずに窓を閉めエアコンを入れる事にする。
俺は帰宅してからいそいそと動いていたのだけど今日の雄介は帰宅してきてからソファへと座ってしまっていた。
いつも動いているようなイメージの雄介なのに……と思う。
「本当に病院で待ってるって大変なんだな」
「え? あ、まぁな……でも、慣れみたいなもんやし、何やろ? 病院っていったらこれ位待つのは当たり前やしな。 やっぱ、大きいとこやとそれなりに患者さんおる訳やし、もう、気にせぇへんっちゅうところやなぁ」
「そういうもんなんだな」
それからまたどれ位待たされたのか分からないのだけど、ようやく会計を済ませやっと病院を出る事が出来た。
外に出ると丁度夏の一番暑い時間帯だったらしく東京の蒸し暑さが俺らの体を包んでくる。
外の気温なんか冬場コートを着てる時よりも暑い。
小さい頃は最高気温でも三十二度位だった気がするのだけど今は温暖化のせいか冬から春ではなくもう夏の気温になってしまってきている位なのだから。
季節感なんてあったもんじゃない。
外に出て数分もしないうちに体中汗が噴き出して来る感じがある位だ。
いや実際にはそんなに汗は掻いてないのかもしれないのだけど本当にそれ以上の不快感を感じるという事だ。
「あー、マジ、あっちー!」
「確かにな……やっぱ、歩いてなんて帰ってる場合やないのかもしれへんな」
帽子も何も持っていない俺達。 雄介なんかは手で扇いでいるもののそれでは気持ち的にしかならないだろう。
「春坂駅まで行って、バスで帰るか? タクシーで帰るか?」
「そりゃ、もう……タクシーに決まっておるやろ?」
「だな……」
そう決めると一回春坂病院のバスから駅に向かってタクシーを使って家へと向かう。
家に帰って来てからだって部屋の中が異常に暑い。
もしかしたら外以上の気温になってるかもしれない。
家というのは風通しも悪くて熱が籠っているからだろう。
とりあえず窓を開けて風を部屋の中へと取り込んだつもりだったのだけど、これもこれで熱風しか入って来なかった。
でもテレビではいきなりエアコンを入れるのではなく、こうやって風を中に入れてからエアコンを入れた方がいいとは言っていたのだけど、もう我慢出来ずに窓を閉めエアコンを入れる事にする。
俺は帰宅してからいそいそと動いていたのだけど今日の雄介は帰宅してきてからソファへと座ってしまっていた。
いつも動いているようなイメージの雄介なのに……と思う。
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