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ー鼓動ー26
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「なんかなぁ、初めて望が手術した時の動画なんだってさ」
……はぁ!? ちょ、はい!? 和也、それをマジで言ってるのか? って、それを雄介に話すなってーの! 俺からしてみたら、一番見せたくねぇ動画で一番見せたくない奴なんだからな。
折角、朔望の事を抑える事が出来ても和也が雄介にバラしちゃったんじゃあ、今までの俺の行動が水の泡になってしまったような気がする。
「へ? そうなん? ちょ、俺的にはその望の動画見てみたいんやけどっ!」
……はぁ。 やっぱり、そうなっちまうんだよなぁ。
もうこうなったら朔望を抑え込んでしまっている意味さえも無くなってしまう。
仕方が無いから俺は朔望から離れるのだ。
「雄兄さんもこの動画気になるよね? でもね、兄さんは見たくないんだって!」
「へ? 何でなん?」
「普通はそう思うよね? 兄さんはそれが恥ずかしいんだって」
「……へ? 恥ずかしい!?」
その朔望の言葉で雄介は何か考えてくれているようだ。 腕を組んで宙に瞳を浮かせているのだから。
「あ、ほなら、ええわぁ」
「え? そうなの!?」
「だって、望はその動画を恥ずかしくて見せたくないって言うねんやろ? それなら見なくてもええって」
「ぇえ!? でも何で?」
「何でもクソもあらへんやろ? 俺だって、昔、自分が手術した時の動画なんかあったら、見てられへんもん」
「あ……」
俺はその雄介の言葉に思わず声と顔を上げてしまっていた。
……そうだ。 雄介っていう奴はそういう奴だったんだ。 そう俺の事を考えてくれる本当に優しい奴だったんだっけな。 だから、断る事が出来たんだよな。
「ちぇっ! 折角、このサイト僕が作ったのにな。 誰も見てくれないんじゃ意味無いし! そいじゃあ、ネットは閉じとこ!」
その朔望の行動に俺の方はクスクスとしていた。
……俺は別に朔望の行動に笑っていた訳じゃない。 雄介が俺の事を守ってくれたっていう事が嬉しかったからだ。 それと、あの朔望に勝てたって事かな?
……はぁ!? ちょ、はい!? 和也、それをマジで言ってるのか? って、それを雄介に話すなってーの! 俺からしてみたら、一番見せたくねぇ動画で一番見せたくない奴なんだからな。
折角、朔望の事を抑える事が出来ても和也が雄介にバラしちゃったんじゃあ、今までの俺の行動が水の泡になってしまったような気がする。
「へ? そうなん? ちょ、俺的にはその望の動画見てみたいんやけどっ!」
……はぁ。 やっぱり、そうなっちまうんだよなぁ。
もうこうなったら朔望を抑え込んでしまっている意味さえも無くなってしまう。
仕方が無いから俺は朔望から離れるのだ。
「雄兄さんもこの動画気になるよね? でもね、兄さんは見たくないんだって!」
「へ? 何でなん?」
「普通はそう思うよね? 兄さんはそれが恥ずかしいんだって」
「……へ? 恥ずかしい!?」
その朔望の言葉で雄介は何か考えてくれているようだ。 腕を組んで宙に瞳を浮かせているのだから。
「あ、ほなら、ええわぁ」
「え? そうなの!?」
「だって、望はその動画を恥ずかしくて見せたくないって言うねんやろ? それなら見なくてもええって」
「ぇえ!? でも何で?」
「何でもクソもあらへんやろ? 俺だって、昔、自分が手術した時の動画なんかあったら、見てられへんもん」
「あ……」
俺はその雄介の言葉に思わず声と顔を上げてしまっていた。
……そうだ。 雄介っていう奴はそういう奴だったんだ。 そう俺の事を考えてくれる本当に優しい奴だったんだっけな。 だから、断る事が出来たんだよな。
「ちぇっ! 折角、このサイト僕が作ったのにな。 誰も見てくれないんじゃ意味無いし! そいじゃあ、ネットは閉じとこ!」
その朔望の行動に俺の方はクスクスとしていた。
……俺は別に朔望の行動に笑っていた訳じゃない。 雄介が俺の事を守ってくれたっていう事が嬉しかったからだ。 それと、あの朔望に勝てたって事かな?
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