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ー鼓動ー3
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半ば強引に家の中へと俺の事を連れて行く朔望。
「そこはもう、俺達だけのプライベートな空間な訳で……」
「うんうん! 知ってるー! でもさ、どんな家に住んでるのか? っていうのは気になるじゃなーい?」
……はぁー。
ホント、コイツの言葉にはため息しか出ない。
そう朔望と歩夢というのは本当に言葉が達者だ。
いや朔望の場合、歩夢よりも口は達者な方だという事でもある。
本当に今までアメリカに住んでたのか!? って思う程、日本語が上手いのかもしれない。
部屋に入ると、さっきまで起きてなかった和也や裕実の姿がキッチンにあった。
「あ、おはようございます」
そう相変わらずの挨拶をしてくるのは裕実だ。
「ああ、おはよう」
そう返すと、キッチンに立っていた和也が俺の方へと振り返って来て、
「珍しいなぁ、もう、望は起きて来てたのか?」
和也は俺にそう声を掛けて来てくれる。
「ああ、ちょっとな……何でか分からないんだけど、今日は早く起きちまったから、外で体伸ばしてたんだよなぁ。 そしたら、朔望が来たっていうだけなんだけどな」
俺がそう言うと、朔望は何でかにやりとしているようにも見える。
「元気にやってる? ま、一昨日はさぁ、船が転覆して大変だったけど、それ以外の事で元気にやってたかな? ってね……」
「え? あ、まぁ……色々あったけど、今のところは普通にやってるかな?」
「その普通っていうのが、気になる所なんですけどー!」
「へ? あ、ああ……まぁ、色々あり過ぎて大変な事もあったけど、本当にごくごく普通に暮らしてるって事だよ」
「もー! ホント、和也も分かってないなぁ! もう、めんどくさいからいいや」
そう朔望は言うと、いつも俺達が座ってご飯を食べているダイニングテーブルへと腰を下ろす。
「……ところで、雄兄さんは?」
「へ? あ……そう言えば、雄介が今時間になって起きて来ないのは珍しいよな?」
どうやら和也はその朔望の言葉で、雄介がここにいないという事に気付いたらしい。
「え? そういう事なのかな? そこは僕には分からないんだけどさぁ。 ただ僕からの質問っていうのは、ただ単に雄兄さんがいないって事が気になったっていうだけなんだよね」
「そこはもう、俺達だけのプライベートな空間な訳で……」
「うんうん! 知ってるー! でもさ、どんな家に住んでるのか? っていうのは気になるじゃなーい?」
……はぁー。
ホント、コイツの言葉にはため息しか出ない。
そう朔望と歩夢というのは本当に言葉が達者だ。
いや朔望の場合、歩夢よりも口は達者な方だという事でもある。
本当に今までアメリカに住んでたのか!? って思う程、日本語が上手いのかもしれない。
部屋に入ると、さっきまで起きてなかった和也や裕実の姿がキッチンにあった。
「あ、おはようございます」
そう相変わらずの挨拶をしてくるのは裕実だ。
「ああ、おはよう」
そう返すと、キッチンに立っていた和也が俺の方へと振り返って来て、
「珍しいなぁ、もう、望は起きて来てたのか?」
和也は俺にそう声を掛けて来てくれる。
「ああ、ちょっとな……何でか分からないんだけど、今日は早く起きちまったから、外で体伸ばしてたんだよなぁ。 そしたら、朔望が来たっていうだけなんだけどな」
俺がそう言うと、朔望は何でかにやりとしているようにも見える。
「元気にやってる? ま、一昨日はさぁ、船が転覆して大変だったけど、それ以外の事で元気にやってたかな? ってね……」
「え? あ、まぁ……色々あったけど、今のところは普通にやってるかな?」
「その普通っていうのが、気になる所なんですけどー!」
「へ? あ、ああ……まぁ、色々あり過ぎて大変な事もあったけど、本当にごくごく普通に暮らしてるって事だよ」
「もー! ホント、和也も分かってないなぁ! もう、めんどくさいからいいや」
そう朔望は言うと、いつも俺達が座ってご飯を食べているダイニングテーブルへと腰を下ろす。
「……ところで、雄兄さんは?」
「へ? あ……そう言えば、雄介が今時間になって起きて来ないのは珍しいよな?」
どうやら和也はその朔望の言葉で、雄介がここにいないという事に気付いたらしい。
「え? そういう事なのかな? そこは僕には分からないんだけどさぁ。 ただ僕からの質問っていうのは、ただ単に雄兄さんがいないって事が気になったっていうだけなんだよね」
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