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56話 ラスト
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一瞬、玲音はイった勢いで、体から力が抜けてしまい、そのままベッドへと落ちそうになっていたのを京平が押さえる。
「よっと……玲音ちゃん、今危なかったよ……」
「え? あ……きょ、京平……?」
京平は玲音に笑顔を向け、小さな声で、
「もう撮影は終わりだから、最後まで頑張って……」
「でも、京平があんなに激しくするからでしょー」
そう頬膨らませて抗議する玲音。
「でも、実際、気持ち良かった訳なんでしょう?」
「え? あ、まぁ……そうだけど……」
と玲音の方は半分は納得してないように思える。
「とりあえず、撮影終わらせようか? それと、私達がアイドルやる事も告知しないとね」
京平の方は玲音に向かってウインクをし、玲音の方も仕方がないような表情になり、カメラの方へと視線を向けると、
「今日はご視聴ありがとうございました! これから、僕達三人はアイドルとしても活躍していく予定なので、イベント等の告知は無料の動画サイトで行うからねぇー。 それと、今日、僕達が着ていた衣装はそのアイドル用の衣装となりまーす」
今まで京平と玲音が喧嘩していた筈なのに、いざとなると玲音は切り替えが早いようだ。
しかも告知を殆ど一人で言ってしまったようなもんなのだから。
告知の後にはしっかりとウインクとピースまでして視聴者に可愛くアピールしているようにも思える。
「勿論、僕達三人でアイドルをして行く予定でーす。 ゲイビ男優だけど、会いに行けるゲイビ男優って所かな? 確かに僕もだけど、諒馬君と京平との三人でやって行くから宜しくね。 僕ばかりじゃなくて、京平も諒馬君も応援してくれると僕的には嬉しいな」
最後は語尾にハートマークが付きそうな勢いで言う玲音。
「では、これからも僕達の事を応援お願いしまーす!」
最後の最後には京平も諒馬もカメラの中へと写り、手を振って今日の配信は終わりになる。
「はぁぁあああ! 今日もスッキリ!」
そう言ってベッドの上に体を伸ばす玲音。 すると京平はそんな玲音の顔を覗き込むようにして見るのだ。 それに気付いた玲音は、
「今日は、京平どうだったの? 二人も相手にして……」
「そうだねぇ? いつもと変わらないっていう感じだったかな?」
「え? 何でぇえ? だって、今日の京平は二人も相手したんだよー。 感想がたったそれだけなのー?」
「だって、私が実施にイった回数っていうのは、一回だけだからねぇ」
「あ、そう言えばそっか……。 えー、でも、二人相手にイった回数が一回って何?」
「何? ってどういう事!?」
逆に京平の方が、その玲音の質問に質問で返すのだ。
「だって、今日は、二人相手したんでしょう? それなのに、イったのはたった一回ってさ、え? もしかして、今日、京平はあんま気持ち良くなかったって事?」
「んー……そういう訳じゃないんだけどねぇ。 やっぱ、タチの立場だと、そんなにイけないっていうのかな?」
「そういうもんなの?」
「そういうもんなの」
京平のその答えに玲音は頬を膨らませ、
「じゃあ、京平は今日はまだ足りないって事なの?」
「別に足りないっていう訳じゃないのだけど……」
「じゃあ、もっ回しよ!」
「私の方はいいのだけど、玲音の方は体大丈夫なのかい?」
「大丈夫だから言ってんじゃん。 寧ろ、僕もシたい気分なんですけどー」
玲音は京平のモノを口に含むと小さな口で京平の大きなモノを口の中へと入れ舐め始めたようだ。
「クス……流石は、玲音……」
そんな玲音に京平の方は何だか嬉しそうに思える。
きっとこの二人は撮影終わった後も暫くここでもう一回体を重ねたのであろう。 しかもまだスタッフがいてお片付けをしてる中で……。
END
「よっと……玲音ちゃん、今危なかったよ……」
「え? あ……きょ、京平……?」
京平は玲音に笑顔を向け、小さな声で、
「もう撮影は終わりだから、最後まで頑張って……」
「でも、京平があんなに激しくするからでしょー」
そう頬膨らませて抗議する玲音。
「でも、実際、気持ち良かった訳なんでしょう?」
「え? あ、まぁ……そうだけど……」
と玲音の方は半分は納得してないように思える。
「とりあえず、撮影終わらせようか? それと、私達がアイドルやる事も告知しないとね」
京平の方は玲音に向かってウインクをし、玲音の方も仕方がないような表情になり、カメラの方へと視線を向けると、
「今日はご視聴ありがとうございました! これから、僕達三人はアイドルとしても活躍していく予定なので、イベント等の告知は無料の動画サイトで行うからねぇー。 それと、今日、僕達が着ていた衣装はそのアイドル用の衣装となりまーす」
今まで京平と玲音が喧嘩していた筈なのに、いざとなると玲音は切り替えが早いようだ。
しかも告知を殆ど一人で言ってしまったようなもんなのだから。
告知の後にはしっかりとウインクとピースまでして視聴者に可愛くアピールしているようにも思える。
「勿論、僕達三人でアイドルをして行く予定でーす。 ゲイビ男優だけど、会いに行けるゲイビ男優って所かな? 確かに僕もだけど、諒馬君と京平との三人でやって行くから宜しくね。 僕ばかりじゃなくて、京平も諒馬君も応援してくれると僕的には嬉しいな」
最後は語尾にハートマークが付きそうな勢いで言う玲音。
「では、これからも僕達の事を応援お願いしまーす!」
最後の最後には京平も諒馬もカメラの中へと写り、手を振って今日の配信は終わりになる。
「はぁぁあああ! 今日もスッキリ!」
そう言ってベッドの上に体を伸ばす玲音。 すると京平はそんな玲音の顔を覗き込むようにして見るのだ。 それに気付いた玲音は、
「今日は、京平どうだったの? 二人も相手にして……」
「そうだねぇ? いつもと変わらないっていう感じだったかな?」
「え? 何でぇえ? だって、今日の京平は二人も相手したんだよー。 感想がたったそれだけなのー?」
「だって、私が実施にイった回数っていうのは、一回だけだからねぇ」
「あ、そう言えばそっか……。 えー、でも、二人相手にイった回数が一回って何?」
「何? ってどういう事!?」
逆に京平の方が、その玲音の質問に質問で返すのだ。
「だって、今日は、二人相手したんでしょう? それなのに、イったのはたった一回ってさ、え? もしかして、今日、京平はあんま気持ち良くなかったって事?」
「んー……そういう訳じゃないんだけどねぇ。 やっぱ、タチの立場だと、そんなにイけないっていうのかな?」
「そういうもんなの?」
「そういうもんなの」
京平のその答えに玲音は頬を膨らませ、
「じゃあ、京平は今日はまだ足りないって事なの?」
「別に足りないっていう訳じゃないのだけど……」
「じゃあ、もっ回しよ!」
「私の方はいいのだけど、玲音の方は体大丈夫なのかい?」
「大丈夫だから言ってんじゃん。 寧ろ、僕もシたい気分なんですけどー」
玲音は京平のモノを口に含むと小さな口で京平の大きなモノを口の中へと入れ舐め始めたようだ。
「クス……流石は、玲音……」
そんな玲音に京平の方は何だか嬉しそうに思える。
きっとこの二人は撮影終わった後も暫くここでもう一回体を重ねたのであろう。 しかもまだスタッフがいてお片付けをしてる中で……。
END
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