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女装ー93
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「流石は未来君が考えそうな部屋の内装だよね。 男子だってこういう所に憧れるって言ったらいいのかな?」
「そうなんですよー! やはり世の中のは女性みたいな思考の男性もいれば、男性みたいな女性の人も居るっていう事ですからね」
「そうだね。 それにしても、お城に住んでるみたいだねぇ」
きっと純一的には未来の事を褒めているのであろう。
「そうなのっ! 僕のイメージ的には、お城に住んでる気分でヤれるっていうイメージにしたかったから、純ちゃんの言う通りなんだけどー!」
その未来の言葉にクスリとする純一。
大人になるとそういう風にコンセプトみたいなのを組み、褒める事が出来るのであろう。
「ゴメンね、龍君……今日は私と未来君が話ばっかしてしまって……。 きっといつもだったら龍君と未来君が会話している所なんだろうけどね」
「別にいいですよ……。 たまには、こういうのもありだと思っているんでね」
「龍君にそう言ってもらえるのなら、私と未来君で話をしてもいいのかな?」
「俺の方もそれは構いませんよ。 誰かが決めて、先に進めればいいんじゃないんですか?」
「ありがとう……。 じゃあ、今日のところは私と未来君中心で話を進めて行くね……。 意見があれば司も龍君も入って来ていいんだから」
「はい!」
そう龍の方は返事するものの、司の方はなんの反応もないように思える。 寧ろ、この部屋をぐるりと見渡していて話も聞いてないように思えるからだ。
そんな司に、純一の方は、「ま、いいか……」という表情をすると、純一も方も再び周りへと視線を向けるのだ。
そこで見つけたのは、お風呂場だ。
当然、こういう所なのだから脱衣所というのは無い。 一応、仕切りはあるものの、それは透明なガラスで出来ていて完全に中の様子が見れるようになっていた。
「え? これも、未来君が考えたの?!」
「え? 別に、恋人同士でこの部屋にしたんだからいいんじゃないんですか? ま、寧ろ一緒にお風呂場に入ってしまうんですから透明なガラスにする必要もなかったのかもしれませんけどねぇ。 もし、別々に入るカップルが居たら、恋人がお風呂に入ってる姿って見たくありません?」
「あー、成程ねぇ」
そこは割と男性脳な考え方なのかもしれない。
いや未来だって完全な男性だ。 だからそういう時の発想というのは男性脳なのかもしれないのだから。
「これだけ、お風呂も広いんだから、四人一緒にお風呂に入るのもいいけど、もしかして、未来君の頭の通りに実行するならば、未来君と司が一緒にお風呂に入るか? カップル同士でお風呂に入るか? になるのかな?」
「そうですよねぇ。 それも、いいかもー! じゃあ……」
そこまで言うと未来はこの話を龍へと振ったようだ。
「そうなんですよー! やはり世の中のは女性みたいな思考の男性もいれば、男性みたいな女性の人も居るっていう事ですからね」
「そうだね。 それにしても、お城に住んでるみたいだねぇ」
きっと純一的には未来の事を褒めているのであろう。
「そうなのっ! 僕のイメージ的には、お城に住んでる気分でヤれるっていうイメージにしたかったから、純ちゃんの言う通りなんだけどー!」
その未来の言葉にクスリとする純一。
大人になるとそういう風にコンセプトみたいなのを組み、褒める事が出来るのであろう。
「ゴメンね、龍君……今日は私と未来君が話ばっかしてしまって……。 きっといつもだったら龍君と未来君が会話している所なんだろうけどね」
「別にいいですよ……。 たまには、こういうのもありだと思っているんでね」
「龍君にそう言ってもらえるのなら、私と未来君で話をしてもいいのかな?」
「俺の方もそれは構いませんよ。 誰かが決めて、先に進めればいいんじゃないんですか?」
「ありがとう……。 じゃあ、今日のところは私と未来君中心で話を進めて行くね……。 意見があれば司も龍君も入って来ていいんだから」
「はい!」
そう龍の方は返事するものの、司の方はなんの反応もないように思える。 寧ろ、この部屋をぐるりと見渡していて話も聞いてないように思えるからだ。
そんな司に、純一の方は、「ま、いいか……」という表情をすると、純一も方も再び周りへと視線を向けるのだ。
そこで見つけたのは、お風呂場だ。
当然、こういう所なのだから脱衣所というのは無い。 一応、仕切りはあるものの、それは透明なガラスで出来ていて完全に中の様子が見れるようになっていた。
「え? これも、未来君が考えたの?!」
「え? 別に、恋人同士でこの部屋にしたんだからいいんじゃないんですか? ま、寧ろ一緒にお風呂場に入ってしまうんですから透明なガラスにする必要もなかったのかもしれませんけどねぇ。 もし、別々に入るカップルが居たら、恋人がお風呂に入ってる姿って見たくありません?」
「あー、成程ねぇ」
そこは割と男性脳な考え方なのかもしれない。
いや未来だって完全な男性だ。 だからそういう時の発想というのは男性脳なのかもしれないのだから。
「これだけ、お風呂も広いんだから、四人一緒にお風呂に入るのもいいけど、もしかして、未来君の頭の通りに実行するならば、未来君と司が一緒にお風呂に入るか? カップル同士でお風呂に入るか? になるのかな?」
「そうですよねぇ。 それも、いいかもー! じゃあ……」
そこまで言うと未来はこの話を龍へと振ったようだ。
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