409 / 469
女装ー80
しおりを挟む
「ま、まぁ……大変な事だよねぇ。 僕はそこまでに今までなった事がないから分からないだけ。 とりあえず、ローションが乾いたら大変な事になるって事だからさぁ」
そうまだ怒ってる風の未来は、司に向かってフンッとするとパジャマへと着替えて布団へと潜るのだった。
司は「何怒ってんだろ?」という表情をすると未来に言われた通りにお風呂場へと向かうのだ。
しかし汗を掻いた後のシャワーというのは気持ちがいい。
司は頭からシャワーのお湯を浴びると、顔を洗い息を思いっきり吐く。
「はぁー! 気持ち良かったー!」
司は簡単に体を洗うと、お風呂場を後にする。
司がお風呂から上がると、もう既に未来の方は寝息を立てていて、寝ているのが分かったからなのか司も疲れた体を癒す為にも横になるのだ。
しかしこの学校に来てからの司というのは毎日が目まぐるしく過ぎて行くのは気のせいであろうか。
いや毎日がなにかと忙しいから目まぐるしく過ぎていってる気がしているのかもしれない。
暫く司達は文化祭の準備で忙しく衣装だって自分達で作る事にしたのだから余計になのかもしれない。
一生懸命頑張って来た文化祭の準備も文化祭前日には終わらせ、クラス一同安堵したのは言うまでもないだろう。
そして文化祭当日。
司のクラスは女装喫茶。
勿論、女装なのだから普通にメイドでも何でもオッケーという事だ。 だからなのか未来はメイド姿である。
「見て見てー。 ふふふーん、メイドさん! 僕のメイドさんの姿可愛くない? でもね、これは、龍にだけなんだからねぇ」
そういう風に自慢しつつ、未来は自分は龍のもんだってアピールしているようだ。
「あー! 司君も着がえて来たんだねぇ」
司の方もナース姿に着替えて来たのだが、流石に女装という姿には慣れてないからなのか顔を真っ赤にさせ、何故だか膝上までのスカートの裾を押さえながら恥ずかしそうにしていた。
「ちょ、スカート短くないか?」
「え? 大丈夫だよー。 寧ろ、今の子達はそれくらい短いのが主流なの!」
「だって、下がスースーってしてるじゃんかぁ。 ってか、今にも、し、下着が見えそうだし……」
「え? 男子校で男子しか殆どいないし、寧ろ男子なんだから別に下着が見えたって大丈夫じゃない?」
そこまで未来に言われてしまうと言う言葉がなくなってしまった司は、黙ってしまうのだ。
クラスの当日準備まで終わり、九時になると放送委員会が速水学園の文化祭スタートのアナウンスが告げられると、一斉に色々な人が速水学園へと入って来たようだ。
いつもは閉鎖されてしまっているような学校に近所の人達からここの生徒の親や近隣の高校生が沢山中へと入って来て、盛り上がりを見せる学校内。
そうまだ怒ってる風の未来は、司に向かってフンッとするとパジャマへと着替えて布団へと潜るのだった。
司は「何怒ってんだろ?」という表情をすると未来に言われた通りにお風呂場へと向かうのだ。
しかし汗を掻いた後のシャワーというのは気持ちがいい。
司は頭からシャワーのお湯を浴びると、顔を洗い息を思いっきり吐く。
「はぁー! 気持ち良かったー!」
司は簡単に体を洗うと、お風呂場を後にする。
司がお風呂から上がると、もう既に未来の方は寝息を立てていて、寝ているのが分かったからなのか司も疲れた体を癒す為にも横になるのだ。
しかしこの学校に来てからの司というのは毎日が目まぐるしく過ぎて行くのは気のせいであろうか。
いや毎日がなにかと忙しいから目まぐるしく過ぎていってる気がしているのかもしれない。
暫く司達は文化祭の準備で忙しく衣装だって自分達で作る事にしたのだから余計になのかもしれない。
一生懸命頑張って来た文化祭の準備も文化祭前日には終わらせ、クラス一同安堵したのは言うまでもないだろう。
そして文化祭当日。
司のクラスは女装喫茶。
勿論、女装なのだから普通にメイドでも何でもオッケーという事だ。 だからなのか未来はメイド姿である。
「見て見てー。 ふふふーん、メイドさん! 僕のメイドさんの姿可愛くない? でもね、これは、龍にだけなんだからねぇ」
そういう風に自慢しつつ、未来は自分は龍のもんだってアピールしているようだ。
「あー! 司君も着がえて来たんだねぇ」
司の方もナース姿に着替えて来たのだが、流石に女装という姿には慣れてないからなのか顔を真っ赤にさせ、何故だか膝上までのスカートの裾を押さえながら恥ずかしそうにしていた。
「ちょ、スカート短くないか?」
「え? 大丈夫だよー。 寧ろ、今の子達はそれくらい短いのが主流なの!」
「だって、下がスースーってしてるじゃんかぁ。 ってか、今にも、し、下着が見えそうだし……」
「え? 男子校で男子しか殆どいないし、寧ろ男子なんだから別に下着が見えたって大丈夫じゃない?」
そこまで未来に言われてしまうと言う言葉がなくなってしまった司は、黙ってしまうのだ。
クラスの当日準備まで終わり、九時になると放送委員会が速水学園の文化祭スタートのアナウンスが告げられると、一斉に色々な人が速水学園へと入って来たようだ。
いつもは閉鎖されてしまっているような学校に近所の人達からここの生徒の親や近隣の高校生が沢山中へと入って来て、盛り上がりを見せる学校内。
0
お気に入りに追加
155
あなたにおすすめの小説
天国地獄闇鍋番外編集
田原摩耶
BL
自創作BL小説『天国か地獄』の番外編短編集になります。
ネタバレ、if、地雷、ジャンルごちゃ混ぜになってるので本編読んだ方向けです。
本編よりも平和でわちゃわちゃしてちゃんとラブしてたりしてなかったりします。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
男女貞操逆転世界で、自己肯定感低めのお人好し男が、自分も周りも幸せにするお話
カムラ
ファンタジー
※下の方に感想を送る際の注意事項などがございます!
お気に入り登録は積極的にしていただけると嬉しいです!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あらすじ
学生時代、冤罪によってセクハラの罪を着せられ、肩身の狭い人生を送ってきた30歳の男、大野真人(おおのまさと)。
ある日仕事を終え、1人暮らしのアパートに戻り眠りについた。
そこで不思議な夢を見たと思ったら、目を覚ますと全く知らない場所だった。
混乱していると部屋の扉が開き、そこには目を見張るほどの美女がいて…!?
これは自己肯定感が低いお人好し男が、転生した男女貞操逆転世界で幸せになるお話。
※本番はまぁまぁ先ですが、#6くらいから結構Hな描写が増えます。
割とガッツリ性描写は書いてますので、苦手な方は気をつけて!
♡つきの話は性描写ありです!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
誤字報告、明らかな矛盾点、良かったよ!、続きが気になる! みたいな感想は大歓迎です!
どんどん送ってください!
逆に、否定的な感想は書かないようにお願いします。
受け取り手によって変わりそうな箇所などは報告しなくて大丈夫です!(言い回しとか、言葉の意味の違いとか)
作者のモチベを上げてくれるような感想お待ちしております!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる