【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

女装ー65

　流石に恥ずかしいのか司の方は言葉を言い淀ませていると、

「便器に両手を付いてお尻を突き出す感じ？　それとも、壁に押し付けられて片足を上げさせられてっていう感じ？　それとも、その後ろ向きの状態？　速水先生が便器に座って、その上に司君が座る感じの？」

　未来の中で考えているのであろう。　視線を上に向けて手を顎に当てているのだから。

　その未来の言葉にさっき純一とシていた事が思い出されてしまったのか、更に顔を赤くし、

「え？　えー！　って、トイレでていうシュチュエーションってそんなにあるの！？」

　本当に司というのは、オーバーリアクションな行動をする人間なのであろう。　目を丸くしながら本当に驚いている感じで両手を広げてまでビックリしているのだから。

「って、綺麗な言葉で言うとシュチュエーションなのかもしれないけど、僕が言いたいのは体位なんだけどねぇ。　で、どの体位でヤったの？　司君が言いにくそうにしてたから、僕はそこまで言ったんだから教えてよねぇ」

　本当に未来には言葉では勝てないような気がするのは気のせいであろうか。　よく龍はこんな言葉巧みな未来に勝てるなぁ。　と司は思っているのであろう。

「あ、あー、だから……それは……立ってかな？」

　そう視線を逸らして答える司。　司からしてみたら、そんな事恥ずかしくて答えられないのに半無理矢理強制的に答えさせようとしている未来にため息が出そうだ。

「立って？」

　そう独り言のように未来は漏らすと、いきなり司の事を押し始め、壁に司の体を寄り掛からせると、司の片足を膝裏から持ち上げ、

「こんな風に？」

　と聞いて来るのだ。

　その未来の言葉に頭を二回程頷かせる司。

　一応、未来の質問には答えたのだから、これで未来からそういった話を開放してもらえるであろうと思った司は安堵のため息を吐くのだった。

　いや、未来がそれだけで、そういった話が終わる訳がないだろう。

「じゃあさ、生でシたの？　それとも、ゴムしてシたの？」

　その質問に再び吹きそうになる司。

「はぁ？　え？　あ、えーと……」

　そう直ぐに答えないでいると、

「あ、まぁ……速水先生なら生派だろうなぁ。　寧ろ、僕にしても龍にしても生の方がいいんだけどねぇ。　だって、アレを直に感じられるんだよ。　ゴムしちゃうとさぁ、何かこう機械にされてるのと変わらないっていうのかな？　でも、玩具とは違うんだよねぇ。　玩具だと暖かみがないからさ。　龍から聞いた事があるんだけど、ゴム付けてヤると、ゴム手袋して土いじりしてるのと変わらないっていうのかな？　だって、素手で土をいじったら、土のざらざらした感じとかサラサラした感じとかっていうのは感じる事が出来るけど、ゴム手袋をしたままじゃ、そのザラザラとした感じとか暖かみとかっていうのは感じられないじゃない？　だから、ゴムしない方が色々と感じる事が出来るっていうからいいって言うんだよね」